IPv6による接続を開始しました
先月,アクセス回線を高速化したことを報告しましたが,実はまだやるべきことが残っていました.インターネット・アクセスを IPv6 でおこなうための設定を済ませていなかったのです.従来のインターネット・プロトコルである IPv4 は使用できるアドレスの数に低いレベルで限りがあり,すでにアジア太平洋地域ではレジストリレベルでの IPv4 アドレスの在庫は枯渇した状態になっています.
この問題を解決するために IPv6 という新しいプロトコルが開発され,もう10年ほど前から試用が始まっているのですが,現状の IPv4 とも併用しなければならないため,設定が面倒だったり,どちらを優先するかで速度の低下が生じたり,そもそも私のような非専門家には理解できない概念や用語で解説されているために,結局何をどうしたらよいのかわからない,という状態が長く続いてきました.このような場合に取るべき態度は,とにかく保守的に,わからないことには手を出さない,うまくいっているうちは何の変更も加えない,というものです.
しかし今回はアクセス回線を更新し,IPv6 の使用がデフォルトで可能になっているようなので,おそるおそる ISP に IPv6 の使用開始を申請し,本日から IPv6 によるアクセスを開始してみました.これは,おそらく,IPv6 IPoE とよばれる接続方式だと思います.
結果は実にあっけないもので,これまで IPv4 でしかアクセスできなかった Web サイトに,すんなりと IPv6 でアクセスできることが確認できました.また,Windows の設定画面を開いてみると,これまでは単なるお飾りの表示だった IPv6 アクセスが,ちゃんと開通していることが示されています.
でも,ひょっとしてどこかに落とし穴があったり,地雷が埋まっているかもしれないので,いろいろな Web サイトを慎重に歩き回ってみるつもりです.
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