冬の旅人を見に
はや2月4日の立春を過ぎて季節はもう春.うかうかしていると,冬の渡り鳥が北帰行で去ってしまいそうなので,たまたま好天に恵まれた本日,近場のポイントに行ってきました.
ここはシベリア方面からヒシクイ (Anser fabalis)の一亜種である亜種オオヒシクイ (A. f. middendorffii) がやってくるところ.干拓地に作られた農地です.しばらく前までは50-60羽程度の数が続いていたのですが,昨年は120羽を超え,今年は何と135羽もの亜種オオヒシクイがやってきています.下の写真で冬枯れの田んぼの中にぽつぽつと見えるのが彼らです.
大型の鳥なので見応えがありますが,人間との距離を取る鳥なので,近づくのは難しく,またこのような保護地区ではある程度以上近づくことはご法度.近づきすぎると群れ全体が飛び立ってしまいます.また保護のボランティアをしている人の話によれば,軽飛行機やヘリコプターなどにも敏感に反応して飛び立つことが多いそうです.実際,今日も軽飛行機が上空を通過しただけで群れ全体が飛び立ってしまいました.
田んぼのすぐ後ろの水路では淡水真珠の養殖がおこなわれているらしいのですが,そこには1,000羽を超えるカモ類が羽根を休めています.ほとんどはオナガガモ.中には土手の上に上がり込んで日向ぼっこをしている連中もいます.人間が2, 3mの距離に来ても逃げたりせず,かなり人馴れしている様子でした.
彼らもいずれは北へと帰っていきます.今年は暖冬なので,北帰行も早いのではないかと思います.
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