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2016年4月

2016/04/30

IOC List v6.2 改訂の特徴

つい先ほど IOC List v6.2 を基にした Refsort/Ruby の辞書ファイルをアップロードしました.今回の改訂版には,科が 241,属が 2,289,種が 10,791,そして亜種が 20,490 含まれています.

前回 v6.1 では,科が 241,属が 2,284,種が 10,769,亜種が 20,601 含まれていました.これらの数字の比較から明らかなのですが,今回の改訂では,亜種が 110 亜種ほど削減されています.前回 v6.1 から亜種の整理が始まっていますが,削除すべき亜種の数が多いため,一度の改訂で全てを見直すことはできず,数回に分けて改訂時ごとに亜種を減らしていく方針のようですから,IOC List v6 系列は,亜種に関しては改訂時ごとに注意を払う必要があります.

それ以外の改訂は軽微なものですが,日本産鳥類に関しては,チュウサギ (Egretta intermedia) が,コサギ属 (Egretta) からアオサギ属 (Ardea) に移されたことが目立ちます.日本鳥学会の日本鳥類目録改訂第7版では,コサギ属ですので,当分は食い違いが生じることになります.

全体を俯瞰するにはやはり Excel で作られた Master List を眺めるのが良いと思います.和名を追加した Master List をいつものように Microsoft One Drive 上に作った Archive にアップロードしてありますので,どうぞご利用ください.

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IOC List v6.2 Released

IOC World Bird List v6.2 が2016年4月20日にリリースされました.前回 v6.1 のリリースが2016年1月26日だったのですが,今回もそれから3か月ほどで新しい版 v6.2 が出てきました.相変わらず順調な更新を続けています.

今回収録されたのは,科が 241,属が 2,289,種が 10,791,亜種が 20,490 です.IOC 本家の Master List を編集して,Refsort/Ruby 用の辞書ファイルを作りましたので,このブログサイトと,Microsoft One Drive 上に設けた “IOC List Archive„ にアップロードしておきます.

今回もこの辞書ファイルの正式なエンコーディングは UTF-8 です.従って,Linux 上で使う分には問題は生じませんが,Windows 上で使う際には,入力ファイルは UTF-8 でエンコードされ,かつ最初の行に

#!E -*- coding: UTF-8 -*-

というおまじないを書いておかないとエンコーディングの解釈がうまくいきませんのでご注意ください.

しかし,Windows 上でのデフォルトのエンコーディングである US-ASCIIWindows-31J でも手間なく使えるように,エンコーディング指定なしの汎用 US-ASCII 版もアップしておきます.これはどのようなプラットフォームであっても,そのプラットフォームのデフォルトの Locale が US-ASCII を解釈できることを利用したものです.ただし,欧文のアクセントウムラウトを含む文字は,それらを含まない最も近い文字に置き換えられています.正版はあくまで UTF-8 なので,特に人名を含む種や,種の Authority を見るときにはご注意ください.

このオリジナル英語版の辞書ファイルに続いて,和名追加版と,IOC Master List の Excel ファイルに和名を追加したものも同時にリリースしました.和名追加版の辞書ファイルは,UTF-8 でエンコードしてあるものが正版ですが,Windows などでの使い勝手を考慮して Windows-31J でエンコードしたものも同時にアップしてあります.ただし人名や地名のアクセントやウムラウトなどは,それらを含まない最も近い文字に置き換えてありますのでご注意ください.

これらのファイルをダウンロードするには,従来通りこのブログの右側のコラムで “自作ソフト„ の中から個々のファイルをクリックしても良いのですが,前述のとおり,Microsoft One Drive 上に設けた IOC List 専用のフォルダからもダウンロードできます.それには,このブログ右側のコラムの最上段の “Archive„ の中の “IOC List Archive„ をクリックしてください.そうすると One Drive のフォルダに入ることができますので,あとは適当に選んでダウンロードしてください.今後は One Drive のみに集約していく予定です.


I am pleased to announce that I have posted reference files for Refsort/Ruby compiled directly from the latest IOC World Bird List v6.2. It contains 10,791 species and 20,490 subspecies, respectively. Please try it out, and enjoy its capability and speed.

Note that the reference file "ioclist_v62u.ref" is encoded in UTF-8 in order to retain all European accents and umlauts with complete fidelity as they are in the IOC Master List. Therefore, your input file should be encoded in UTF-8 as well, and should contain a line of text below on the top of the file.

#!E -*- coding: UTF-8 -*-

For those who want to use Refsort/Ruby in the ASCII environment, I have posted another reference file "ioclist_v62a.ref" encoded in pure ASCII. Note that characters with accents and umlauts have been simplified to their nearest neighbors. So please be careful in particular when you refer to authorities of species.

I have also posted two reference files (encoded in UTF-8 and Windows-31J, respectively) which include Japanese names. If you want to refer to Japanese names, please see those files. A master list in Excel format containing a column of Japanese names has been also posted as well. This would be more convenient.

You can download an appropriate file by clicking a link listed on the right column of this page, but you can also access files and folders built in my area of One Drive by clicking "IOC List Archive" on the right column.

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2016/04/17

ムスカリにハナグモが・・・

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昨日,薄日が差す中で撮った写真です.我が家の庭ではムスカリが満開になっていますが,よく見るとハナクモが取り付いていますね.これは蜜を吸いに来た昆虫を狩るために待ち伏せしているのだと思いますが,どのような昆虫を餌にしているのでしょう?正式な分類名ではカニグモ科に属するクモのようです.

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2016/04/16

ドウダンツツジ開花

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ようやくソメイヨシノの花が終わり,これからはヤマザクラが咲き始めるなぁと思っていたら,いつの間にか庭のドウダンツツジが咲いていました.生垣にしているお宅も多いこの植物は,可憐な花がびっしりとたたわに咲く今頃の時期と,小さな葉が真っ赤に紅葉する晩秋の二度の楽しみが味わえる人気の庭木です.

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一方,熊本では激しい地震活動が続いています.あのあたりから九州山地の断層帯(日奈久断層帯と呼ばれることを初めて知りました.しかもこの断層は正断層!)の岩石は,層状の節理が激しく,また砕けやすく非常にもろいのが特徴です.いわゆるザレやすいので,山の斜面を歩くと足元から斜面がザレていくのがわかるほどです.いわゆる破砕帯の一種と言ってもよいと思います.

今回の地震が,東北太平洋沖地震に始まるプレート間にかかる力の変化の一環だとすると,これからほかの地方でも地震活動が活発化してくるのではないかと思えて,非常に暗澹たる気分になります.

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2016/04/10

緑英童子って誰?

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これも同じお寺の境内に置かれている童子の像.“緑英童子” とはっきりと書かれている碑文が目立ちますが,これがどのような童子なのかよくわかりません.

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日付は寛政十二年庚申夏五(?)月二十一日と読めるので,西暦ではちょうど1,800年のこと.江戸も後期で,実はこの年に伊能忠敬蝦夷地を初めて測量しています.へぇ,そのころの石像ですか?今から200年以上も前に作られたものです.

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天和二年の菩薩像

先週末に花見のついでに撮った写真がピンボケばかりだったので,今週はは気合を入れて撮りなおしました.先週のリベンジです.まずはお寺の境内に置かれているこの観音像.如意輪観音かと思いきや,そうではなくて,弥勒菩薩の半跏思惟像というのでしょうか?立膝で頬に手を当てて首を傾げている姿は優雅です.

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碑文はかなり読みにくいのですが,読めるところだけを書き連ねると “天和二年■戌天四月六日” と読めます.天和二年は西暦1682年のことで,干支は壬戌(みずのえいぬ).従って,碑文の読みづらい部分はおそらく壬ではないかと想像していますが,どうでしょうか?

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今から330年以上も前のころで,江戸も中期に差し掛かり,時の将軍は徳川綱吉.この年の旧暦12月には “お七火事” と呼ばれる天和の大火が江戸の町を襲っています.八百屋の娘お七はこの火事で焼け出され,避難先で寺の小姓と恋仲になります.店が再建されて家に戻るのですが,再び小姓と会えるようにと自宅に放火してその咎で火あぶりの刑になる,というお話です.こう考えていくと,この古い石像一つを見ているだけで,いろいろな思いが頭を巡ってきます.

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2016/04/09

オオシマザクラ開花

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私がソメイヨシノよりも好きなオオシマザクラが開花しました.例年ソメイヨシノよりもやや遅れて開花するのですが,この木は花と葉が同時に出てくるのがソメイヨシノとの最大の違いです.日本固有の野生種の一つ.花の色は純白で,新緑と良く似合います.

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ソメイヨシノの掛け合わせの元となった種の一つですので,花の姿かたちは非常によく似ています.

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満開過ぎのサクラ

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先週末に曇り空の下で三分咲きのサクラを見てきたのですが,今年は花の持ちがよく,この週末でもようやく満開を過ぎたサクラがたっぷりと残っていて,サクラ吹雪の中で花見を楽しむことができました.

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今朝は朝から晴天に恵まれたので,先週よりも多くの人が,といってもパラパラと見かける程度なのですが,桜並木を見に来ていました.

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テレビのニュースで気になることを聞きました.サクラの花芽は,冬に低温に曝されないと開花のスイッチが入らず,冬の気温が高すぎるとかえって開花が遅れ,さらに温暖化か進むと,九州南部などでは桜が満開になることがなくなる,というのです.これは一大事.寒い冬をしっかり越さないと豊かな春がやってこないというのは,なかなか意味深で人生にも通じそうな話です.

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2016/04/05

ノウサギ通勤

都心を遠く離れた農住混交地域に住んでいると,ちょっとしたことで自然とのふれあいを楽しむことができます.今朝の通勤途中の驚きは,なんとノウサギに出会えたこと.毎朝歩いて駅に向かう途中で,田んぼの縁を通っていく箇所があるのですが,今朝そのあたりに差し掛かると,突然,農道をジャンプしながら猛スピードで走っていく動物が見えます.色は茶色,体長は猫くらいですがもう少し横幅があります.素晴らしい跳躍力でどんどん遠ざかっていきます.

ということでこれはノウサギ.直進した後で直角に曲がって畦道にそれ,畦道の途中で走るの止めて座り込み,私のいる方を見ています.私も駅へと急ぐ途中なので,歩くのは止めずに後ろを振り返りながら確認.しばらく畦道に座っていました.

実は,我が家の居間の窓から2, 3mほど離れた土手の草むらの中を歩くノウサギを見たことはありますし,近所の畑の土の上にはごく普通にノウサギの足跡はついているので,このあたりに住んでいることは以前からわかっていたのです.しかし今朝のように開けた場所であのようにジャンプして走る姿を見るのは初めてです.

この通勤路では,冬の日の出前の薄暗い時間帯にハクビシンが足元を通り過ぎる経験を何度もしているのですが,ノウサギは初めてです.冬の寒い時期にはキジツグミシロハラなどを見ながら歩いていたのですが,5月になると今度はホトトギスオオヨシキリを聞きながらの通勤になります.

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2016/04/04

スミレが咲き始めた

題名のスミレとは総称としてのスミレのことで,スミレ属スミレ (Viola Mandshurica) のことではありません.そして,もう2週間ほど前からタチツボスミレが咲き始めています.スミレは種類が多く,また場所や株によって色合いが微妙に異なったりするのですが,この写真のスミレは最もありふれたタチツボスミレ.これから春が深まるにつれて,あちこちの林床や道端でスミレの株を見ることが多くなります.

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Wikipediaのスミレ属の記事によれば,スミレ属では現在盛んに種分化が進行中とのことですが,亜種や変種が非常に多いスミレのこととして,うなづける話です.

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2016/04/03

よく見ると古かった観音像

サクラを見たついでにすぐ近くにあるお寺とお稲荷さんを訪ねます.ここにあるのは古い石像.一つは観音様と思われるもの.ちょうど2年前にも紹介した稲荷神社なのですが,今回は観音像のほうを紹介します.碑文を見てみると “延宝六” と読めます.これは西暦に直すと1678年のことなので,江戸時代の前半.今から340年ほど前のものであると推定されます.これは,このあたりに残っている石像の大部分が江戸後期から幕末にかけてのものであることを考えると,かなり古い部類に属すると言えます.この石像のすぐ隣に置いてあるお地蔵さんの碑文が文政四年(1821年)であったことを考えると,その間に140年ほどの時間差があることになりますが,パッと見にはどちらが古いものやら,見分けることは困難です.

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このような石像を撮るときに限ってなのですが,マニュアルで焦点を合わせこんだつもりでも,出てきた絵を見ると前ピンになっていることが非常に多いのです.老眼が進んできたとはいえ,ファインダーのディオプトリは合わせていますし,マニュアルとはいえ,合焦した際にはファインダー内にオーバーレイで合焦した箇所がわかるようになっているので,その時には確かに焦点はあっているのだと信じたいです.しかしレリーズする瞬間に,体がわずかに後ろにずれているのか,出てくる絵は前ピンがほとんど.これが不可解ですし,なによりも悔しい.

いずれ決着をつけるために,三脚持参でこれら石像の方々と対峙したいと思っています.

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サクラ三分咲き

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東京都心は先週末にソメイヨシノの満開が宣言されましたが,北関東の南部に位置する当地では,日曜日の今日になってもまだ二分から三分咲きといったところです.しかもお天気は曇りがちで,時々雲の切れ目から薄日が差す程度.写真を撮るにしても下から仰ぎ見る形での撮影になるので,どうしても光の加減がよくありません.また今日は南西の風が大変強く,枝が揺れるので撮影には苦労します.おかげで写真の合焦率は大幅に低下し,撮った写真のうち満足にピントの合ったものは半分以下でした.

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桜並木の近くのお寺の境内には,この時期になると毎年ミツマタの花が満開になります.こちらも今年は光が良くなくて,あまり良い写真が撮れなかったことが心残り.ちなみに,Wikipediaの記事によれば,ミツマタの古名が姓の三枝(さえぐさ)の起源だとか.

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