Windows のファイル履歴がようやく稼働
今年3月末に,HDD 2台を増設して “記憶域プール” を作成してミラーリング機能を持った仮想ディスクを作り,それをターゲットにして “ファイル履歴” を取るという記事をアップしました.
その後,Windows 10 に移行後もファイル履歴の試行を続けてきました.私自身のファイルは問題なく履歴が取れていることが確認できていたのですが,家人のファイルがどうしてもエラーとなって履歴が取れないという状態が続いていました.従って, “まるで使い物にならない!” と捨て台詞をはいてほかのバックアップソフトに走ることも何度か考えました.
この週末,少し時間に余裕が取れたので,家人のファイル・ツリーのどのフォルダ,どのファイルが悪さをしているのか,徹底的に調べてみることにしました.ファイル履歴がコケる原因はいくつか特定されており,それを知るとマイクロソフトともあろう大企業を何やら非常に情けなく感じてしまうのですが,ひらがな,全角カタカナ,半角カタカナで同一の名前のファイルを含むフォルダは履歴を取れない,同様に,全角英数字と半角英数字で同一の名前があっても同様にエラーとなる,などという症状がわかっています.
これを手掛かりに,ファイル履歴の対象からまず全てのフォルダを除外しておき,フォルダを一つずつ対象に入れてエラーが出ないか確認するという地道な作業を繰り返していきます.数時間はかかりましたが,ようやく,前記の通りの全角と半角で同一の名前のファイルがいくつかのフォルダで見つかりました.これらのファイル名を修正すると,すべてのフォルダでファイル履歴が問題なく取れることが確認できました.
これで Mac OS の Time Machineとほぼ同等の機能が Windows でも使用できることになりました.履歴を取得する間隔はデフォルトで 1 時間に設定されているので,ちょっとした作業をしてファイルを更新したとしても,その前後の履歴が取れる可能性は十分高いと言えます.
おりしも,Windows 10 リリース一周年の大型アップデート “Redstone 1” が 8 月 2 日にリリースを予定されています.このアップデートでファイル履歴が改善されるという事前予想はないのですが,たとえ無くても今のままで運用していけるはずです.
そしてもちろん,このシステムお任せのファイル履歴以外に,タスクスケジューラを用いた定期バックアップを毎日,さらに週次で手動によるオフライン完全バックアップも取っており,データの保全については何とかこれで合格点かなと思っています.
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