初冬の森歩き
冬型の気圧配置で絶好の好天に恵まれたため,風が強かったものの近場の森の中を散歩してきました.
ちょうど秋の終わり,冬の始まりという時期なので,いろいろと過渡期の自然を見ることができました.落葉樹の林はすでにほとんどの葉が落ちており,明るい日差しが降り注いでいます.落葉樹は春の準備をしたうえで葉を能動的に落としているのですが,例えばこのニワトコを見るとそれがよくわかります.もう冬芽がしっかりとついています.
これはかろうじて残っているカラスウリの実.当地では今年は全体にカラスウリが不作だったので,貴重な生き残りと言ってよいと思います.
クヌギは大量の葉をすべて林床に落とし,冬支度を整えていました.樹皮の深い切れ込みが印象的です.
一方,これはシダの仲間のマメヅタの一種だと思われます.葉には二種類あって,丸い栄養葉が幹の表面をびっしりと覆っていますが,一方で胞子葉は幹から直角方向に細い葉を伸ばし,そこには胞子嚢があって茶色の胞子がびっしりとついています.これが木枯らしに乗って周囲に拡散するのでしょうか?非常に興味深いです.
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