最後の最後に
今日は朝から快晴で,しかも昨日からの風も収まり,まさに穏やかな年の瀬になりました.風がないので午前中に外を歩いても日向ではポカポカと暖かく,久しぶりに我が家で迎える大晦日とお正月を思うと,寒空に忙しくしていた例年の年末が嘘のようです.
さらに,ちょうど昨日が新月だったので,今日は非常に細い月が夕方の空にかかりました.宵の明星が離れた位置にありますが,これは明日1月1日はもっと近づくはずで,明日はこの写真を狙うことにしましょう.
今日の夕方感じたことですが,先週の冬至の頃に比べると,ほんの僅かながら日の入りの時刻が遅くなったように感じます.これは気分の問題ではなく,日本では日の出が最も遅いのは冬至の約半月後,日の入りが最も早いのは冬至の約半月前だそうで,従って冬至から1週間経過した大晦日では,日の入りがそれだけ遅くなっているということです.
年の始まりをいつの時点にするのか,古代文明ではいろいろ考えたことだろうと思いますが,最も単純で実際多かったのは冬至を新年とする暦だったと思います.しかし,今日っ使用されているグレゴリオ暦はそうなっていません.これは,復活祭を春分の日に合わせることから来ているようです.
しかし,宗教的な要素を取り除いて考えたとしても,昼間の長さが最も短い日から起算するよりは,ほんの僅かではあるものの,一日の長さが長くなり始めた冬至から1週間ほど経った今頃を新年とするほうが,新たな年を迎える気分になれたのではないでしょうか?
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