寒気が入って?波状の雲
先週末に散歩をした時のスナップの続きです.空を見上げると非常に高いところに波状雲が連なっているなぁと思っていたのですが,数分後に再び見上げると,波の波長が非常に長い波上雲が発達していました.よく見ると,大きなスケールの波の中にさらに小さなスケールの波が発達していて,大変興味深いです.小さなスケールの波はおそらくケルビン・ヘルムホルツ型不安定性によるものだと思います.さほど珍しくはなく,このブログでも過去に何度か紹介したこと(*1 *2)があります.
一方,波長が長いものは,ケルビン・ヘルムホルツ不安定にしては波長が長すぎるように思います.これはひょっとして内部重力波ではないでしょうか?しかしこの雲は数分後には崩れてしまいました.大陸から強い寒気が流入してきて1日程度経っていますので,寒気の吹き込みそのものによるものではないと思いますが,上空の成層の具合やシアーによってたまたまできたのでしょうか?山脈のようなものがなくても,内部重力波が励起されるのかなぁ?
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