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2018年2月

2018/02/25

フキノトウが上がってきた

今シーズンの冬は気温が低めで,そのためにいろいろな植物の春の兆しが遅れています.それでもウメは本格的に咲き始めましたし,我が家の庭ではフキノトウが先週末から上がりだし,完全に薹(とう)が立ってしまったものもあります.こうなるともう食べられないので,地面からわずかに顔を出したばかりものを物色する必要があります.この辺りはタケノコ掘りと似ていますね.

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春が近づいてきた明確な証拠は,冬型の気圧配置が長続きせず,天気が周期的に変化するようになったことです.しかし関東地方ではこのために日射量が減って,かえって寒い日が多くなるという逆説的な効果もあり,なかなか難しいところです.今日はまさにそのようなお天気.

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2018/02/17

寒肥やり

春節が始まり,今年も寒肥やりの季節がやってきました.まだまだ寒さが続いていますが,今の時期に元肥とか,寒肥とか言われる遅効性の肥料を花木に与えておくと,成長を促進し,花の付きも良くなると言われているので,ほぼ毎年(サボる年もありますが)欠かさずこの時期に寒肥を庭木に施しています.

昨年の寒肥やりは2月12日でブログの記事はこちら,一昨年は2月21日でブログの記事はこちらです.今日の午後は,日差しは大変強かったものの,寒気の流入で風が強く,にわか雨が降ったりしたのですが,日差しを浴びながら,スコップを地面に突き刺しては肥料を落とし込んで地面を叩くことを繰り返していると,さすがに汗ばんできます.

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真冬に日なたで肉体労働をして汗をかくという,この行為が何とも気持ちが良くて,そのためにわざわざ重たい肥料を買ってきては土と戯れることを続けています.

以前は,私が土を掘り返していると必ずと言っていいほど,♀のジョウビタキがやってきては虫を物色していた(*1 *2 *3 *4)のですが,このジョウビタキも昨年からは見られなくなりました.おそらく寿命が尽きたのだと思いますが,それにしても5年以上も続けてやって来たことになります.同じ個体だと証明することはできないのですが,私は同じ♀だったと信じており,彼女の魂が安らかに眠らんことを祈ります.

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2018/02/12

やっと梅が開花したものの

今年の冬は寒気の流入が激しく,12月後半から2月前半にかけて2か月余りも寒い日々が続いています.シベリアや北米でも寒気の流入が激しいらしく,この冬は極渦 Polar Vortex が活発に活動しているようです.

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そういうわけで野菜が育たず価格が高騰してますが,ほかの植物にも顕著に影響を与えており,例年だともう十分に開花しているはずのウメが,当地ではようやくほころびかけてきたところです.本日,団地の中の公園に行ってみましたが,梅の木一本につき,ようやく一輪咲いているかどうかといったところです.蕾はたくさん付いており,膨らんで色づいてきてはいるので,もう2週間ほどすればだいぶ目立ってくるのではないかと思います.この調子では,今年のサクラの開花はかなり遅いのではないでしょうか?ちょっと心配ではあります.

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寒さが続くからでしょうか,庭木の中ではロウバイがまだまだ咲いていて,強い香りを漂わせていました.ミツマタもつぼみが膨らんできたので,これからが楽しみ.

一方,田んぼでは二番穂を鋤き込む作業が終わり,水路の補修やアシ原の野焼きをやっています.こちらはカレンダー通り着実に歳時記をこなしているところ.あとひと月もすれば,本格的に春めいてくると思われますが,それまではもう少し辛抱が必要なようです.

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Refsort/Ruby 2.91 Released

つい1週間ほど前に,辞書参照型ソーティングフィルターをスクリプト言語 Ruby で実装した Refsort/Ruby新版の v2.90 をリリースしたばかりなのですが(過去リリースは新しいほうから順に *1 *2 *3 *4 *5 *6 *7 *8 *9 *10),いろいろなケースで実行させてみると,バグとは言えないまでも動作を改善したほうが良い点が見つかり,またエラーメッセージや警告メッセージを充実させたり,コードの最適化を行ったりしたので,最新版として v2.91 をリリースすることにしました.これでしばらくは落ち着くと思います.

今回の改訂でのユーザーにとっての変化点は,インデント付きのマイルストーンを出力する際のレコードの通し番号の位置です.これまでは,通し番号は実質名の左側に空白を1個置いて6桁の幅で出力していました.しかし,インデントが深くなってくると,マイルストーンの階層の中に数字が混在して見にくくなってしまうため,今回の版から書式を改め,通し番号はインデントの深さによらず左端に6桁の幅で寄せて出力することとしました.これにより,通し番号と実質名の間が広く空く場合もありますが,このほうがかえって見やすくなると思いますので,当面はこの書式で試用したいと思います.

また,エラーや警告のメッセージを充実させたり,コーディングを最適化したりして,スクリプトの細かな改善を行っています.

ユーザーズガイドもこれに合わせて改訂しましたので,同時にアップロードします.ユーザーズガイドの今回の目玉は,Windows に Ruby をインストールする手順を巻末の付録で詳しく図解したことです.操作途中のデスクトップの画面のスクリーンショットをたくさん載せました.これにより Ruby を使う敷居がぐっと低くなることを期待しています.

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2018/02/03

Refsort/Ruby 2.90 Released

辞書参照型ソーティングフィルターをスクリプト言語 Ruby で実装した Refsort/Ruby の開発を10年以上続けています(例えば新しいほうから順に *1 *2 *3 *4 *5 *6 *7 *8 *9 *10.もう仕様は落ち着いていて機能の追加をするつもりは(ほとんど)なく,細々とバグのメンテナンスを行っている状態です.

前回のリリースは2017年10月21日でしたが,このたび Refsort/Ruby の改訂版である v2.90 をリリースしました.

今回は前回の改訂で積み残しになっていた例外処理の整理整頓と,自前クラスだった埋め込みマイルストーンを,より軽量と思える Struct で実装し直したものです.また辞書ファイル読み込み時の別名の処理を大幅に合理化しました.これらの改善により,前回改訂時に 15% ほど実行速度を低下させていたものを,20% ほどの改善を得ることができて,これまでで最も高速の実装を実現することができました.ぜひこのスピードをお楽しみください.数万レコードの辞書参照型ソーティングが 1-2 秒で完了するのはなかなか快感です.

また今回は実装を見送りましたが,埋め込みマイルストーンの書式の次回での改訂を見込んでいます.それはマイルストーンのレベルを表す記号や数字の後には必ず 1 個以上の空白を置くようにしたい,というものです.現時点ではこの空白がなくてもエラーにはならず,それなりに解釈されますが,次回からはこの空白がないとエラーにする予定です.このような仕様にしたほうが書式の規則が厳密になって,エラーを検出しやすくするのが目的です.

ユーザーズガイドを近日中に改訂してアップロードする予定です.

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IOC List v8.1 Released

IOC World Bird List v8.1 が2018年1月25日にリリースされました.これは昨年秋に改訂周期が6か月に変更されて初めてのリリースです.前回 v7.3 のリリースが2017年7月31日だったので,今回は6か月弱の更新間隔を守ったリリースとなっています.このあたりの締め切りの守り方は過去から実に見事で,多くのソフトウェア開発のロードマップがだらだらと遅れることが普通であることを知っていると,驚異的にロードマップが順守されていることが分かります.

今回収録されたのはが 40,が 247,が 2,312,現生種が 10,699,絶滅が 158,亜種が 20,074 です.全体としては分類の粒度がわずかに細かくなり,属の数が若干増えています.また,前回同様,上目 (Superorder) の PALEOGNATHAE(古顎類)NEOGNATHAE(新顎類)や,系統群であるNEOAVES がリストの最上位の階層にこっそりと載っています.

今回は日本のバーダーにとっては注目すべき変更はありません.唯一気になったのは,日本鳥類目録に載っている亜種コガモ Anas crecca crecca が削除されてしまったことです.これは兄弟亜種の亜種オオコガモ Anas crecca nimia が削除されてしまったことにより,基亜種である亜種コガモも自動的に削除されたことに拠っています.これによりコガモは単型 monotypic となりました.これを読んで亜種アメリカコガモ A. c. carolinensis があるではないか?と疑問をお持ちの方は,IOC List では A. c. carolinensis は当初から種 A. carolinensis として扱われていたことを知っておくべきでしょう.この辺りの考え方の差異は非常に微妙.分類や種の実在性というものの意味を深く考えるきっかけになればよいと思います.

そのほか,ニュウナイスズメ Passer rutilans の種小名が rutilans から cinnamomeus に変更されています.これに伴い,日本鳥類目録に載っている亜種ニュウナイスズメ P. rutilans rutilans の学名も P. cinnamomeus rutilans に変わりましたので,今回の Refsort/Ruby の辞書ファイルではこの変更を取り込んでいます.

日本鳥類目録とは無縁ですが,今回はアリドリ科が大異動しています.中南米の鳥なので私など全く知らない分類群なのですが,科全体の内容が大幅に並べ替えられています.またムジヒタキ属 Pseudalethe の属名が Chamaetylas に変更,また従来 Incertae sedis #2 として所属不明だった種の所属がいくつか決まりました.

新世界ホオジロ類 (American Sparrows) が 26 の属を引き連れて新しい科 Passerellidae に異動し,旧世界ホオジロ類 (Buntings) の Emberizidae と分離されました.これは非常に大きな異動ですが,地理的に分離された科だと思えば自然とも言えます.

この異動に伴い,ホオジロ類の科と属の順番が大幅に変更になりました.IOC List v7.3 までは,リストの末尾はショウジョウコウカンチョウ科 Cardinalidaeルリノジコ属 Passerina で,最後の種はキバラルリノジコ P. leclancherii, Orange-breasted Bunting だったのですが,v8.1 のリストの末尾は,フウキンチョウ科 Thraupidae キガタイカル属 Parkerthraustes の P. humeralis, Yellow-shouldered Grosbeak, キガタイカルです.これまでキバラルリノジコを見慣れていた眼には,ん?という感じです.


IOC 本家の Master List を編集して,Refsort/Ruby 用の辞書ファイルを作りましたので,このブログサイトと,Microsoft One Drive 上に設けた “IOC List Archive„ にアップロードしました.

今回もこの辞書ファイルの正式なエンコーディングは UTF-8 です.従って,Linux 上で使う分には問題は生じませんが,Windows 上で使う際には,入力ファイルは UTF-8 でエンコードされ(辞書ファイルと入力ファイルのエンコーディングを揃える),かつ最初の行に

#!E -*- coding: UTF-8 -*-

というおまじないを書いておかないとエンコーディングの解釈がうまくいきませんのでご注意ください.

しかし,Windows 上でのデフォルトのエンコーディングである US-ASCIIWindows-31J でも手間なく使えるように,エンコーディング指定なしの汎用 US-ASCII 版もアップしておきます.これはどのようなプラットフォームであっても,そのプラットフォームのデフォルトの Locale が無条件で US-ASCII を解釈できることを利用したものです.ただし,欧文のアクセントウムラウトを含む文字は,それらを含まない最も近い文字に置き換えられています.正版はあくまで UTF-8 なので,特に人名を含む種や,種の Authority を見るときにはご注意ください.


このオリジナル英語版の辞書ファイルに続いて,和名追加版2種と,IOC Master List の Excel ファイルに和名を追加したものも同時にリリースしました.和名追加版の辞書ファイルについても,UTF-8 でエンコードしてあるものが正版ですが,Windows などでの使い勝手を考慮して Windows-31J でエンコードしたものも同時にアップしてあります.ただし人名や地名のアクセントやウムラウトなどは,それらを含まない最も近い文字に置き換えてありますのでご注意ください.

和名追加版の辞書ファイルのうち,UTF-8 でエンコードしてある ioclist_v81jp1u.ref は,Linux などで UTF-8 でエンコードした入力ファイルをソートするときに使うことを想定しています.Linux 上で使う際には,入力ファイルの最初の行に上記のようなエンコーディング指定を書く必要はありませんが,Windows 上で使う場合には,入力ファイルは UTF-8 でエンコードされ(辞書ファイルと入力ファイルのエンコーディングを揃える),かつ入力ファイルの最初の行に

#!E -*- coding: UTF-8 -*-

というエンコーディングを指定しておく必要があります.

逆に,Windows 上で Shift-JIS や Windows-31J でエンコードされた入力ファイルを,Windows-31J でエンコードされた辞書ファイル ioclist_v81jp1w.ref を用いてソートする際には,入力ファイルの冒頭にエンコーディングの指定は必要ありませんが,この辞書ファイルを Linux 上で使う場合には,入力ファイルは Windows-31J でエンコードされ(辞書ファイルと入力ファイルのエンコーディングを揃える),かつ入力ファイルの冒頭に

#!E -*- coding: Windows-31J -*-

とエンコーディングを指定しておく必要があります.要するに,どのような場合でも辞書ファイルと入力ファイルのエンコーディングを揃え,かつそれぞれの入力ファイルのエンコーディング指定を冒頭に書いておくのが無難です.

これらのファイルをダウンロードするには,従来通りこのブログの右側のコラムで “自作ソフト„ の中から個々のファイルをクリックしても良いのですが,前述のとおり,Microsoft One Drive 上に設けた IOC List 専用のフォルダからもダウンロードできます.それには,このブログ右側のコラムの最上段の “Archive„ の中の “IOC List Archive„ をクリックしてください.そうすると One Drive のフォルダに入ることができますので,あとは適当に選んでダウンロードしてください.今後は One Drive のみに集約していく予定です.


I am pleased to announce that I have posted reference files for Refsort/Ruby compiled directly from the latest IOC World Bird List v8.1. It contains 10,699 extant species, 158 extinct species and 20,074 subspecies, respectively. Please try it out, and enjoy its capability and speed.

Note that the reference file "ioclist_v81u.ref" is encoded in UTF-8 in order to retain all European accents and umlauts with complete fidelity as they are in the IOC Master List. Therefore, your input file should be encoded in UTF-8 as well, and should contain a magic comment on the top of the file such as;

#!E -*- coding: UTF-8 -*-

For those who want to use Refsort/Ruby in universal ASCII environments, I have posted another reference file "ioclist_v81a.ref" encoded in pure US-ASCII. Note that characters with accents and umlauts have been simplified to their nearest neighbors. So please be careful in particular when you refer to authorities of species.

I have also posted two reference files (encoded in UTF-8 and Windows-31J, respectively) which include Japanese names. If you want to refer to Japanese names, please see those files. In order to sort a list properly using these reference files, you need to align the encoding of the input file to that of the reference file, and you should add a magic comment specifying the encoding of the input file in the first line of the file, such as UTF-8, US-ASCII or Windows-31J.

A master list in Excel format containing a column of Japanese names has been posted as well. This would be more convenient.

You can download an appropriate file by clicking a link listed on the right column of this page, but you can also access files and folders built in my area of Microsoft One Drive by clicking “IOC List Archive„.

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