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2018/05/18

(続) Ubuntu 18.04 のインストールに手こずる

昨日の記事で Ubuntu 18.04 のインストールに手こずったことをお伝えしましたが,やはり Evince の件はどうにも納得しがたく,また Web にもそのような不具合の報告が無かったため,時間があるのをよいことに,再インストールを敢行しました.

まずは純正のソフトのみを導入していくと,日本語入力の不便さは相変わらずながらも,どれも問題なく動作します.昨日の不調は何だったんだろうと思えるほど,Evince もサクサクと動くではありませんか?

それでは,ということで,昨日何も考えずに導入した PPA をインストールしてみると,Evince が起動しない不具合が再発しました.これは,システムの標準フォントが変更されたことに伴い,一部のアプリケーションで文字がはみ出て読めなくなってしまうという不具合を改善するためのものです.原因はコイツだ!ということで,この PPA をアンインストールすると,Evince は何事もなかったかのように完璧に動きます.ということで,この PPA はボツにせざるを得ません.まあ,PPA というのは悪く言えば「野良レポジトリ」なので,よく注意して使いましょうという教訓です.もちろん大変有用なものもあり,公式レポジトリを補完する役割も果たしているので,一概に悪いと決めつけるつもりは毛頭ありません.

これ以外では,Ruby のビルド後のテストで,標準時を Locale によって切り替える際の不具合は相変わらず発生しています.太平洋の真ん中あたり,日付変更線ギリギリのタイムゾーン,具体的には UTC+14 というキリバス共和国の Locale がうまくいかないようです.これは Ubuntu の本家システムか,日本語 Remix の設定のいずれかにバグがあるのでしょう.今のところ実害はないので放置しますが,あまり気持ちの良いものではありません.

昨日書いた通り,これらの不具合は時間を経るうちに徐々に改善されていくものと思いますが,早く正常化されるにこしたことはありません.まあ,私としては LaTeX による執筆作業が最優先なので,エディタである VS code,LaTeX 本体や各種ユーティリティが動くことはすでに確認しており,あとは海路の日和を待つだけです.

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コメント

文字列のはみ出しを解消するPPAに関しては,その作者のブログにコメントを書き込んだところ,非常に迅速に原因究明と修正版のリリースが行われ,修正版が期待通り動作することを確認しました.素晴らしい対応で感激しました.

投稿: 俊(とし) | 2018/05/18 19:24

じつは,この記事を書いた後でさらなる災難が降りかかってきました.ユーザ領域に割り当てていたハードディスクに不良セクターが発生し,それが fsck に引っかかってブートしなくなってしまったのです.

うーむ,私のスキルでは不良セクターを手動で切り離し修復するのは難しいので,再フォーマットせざるを得ません.ということは,結局は再インストールです.インストール時にパーティションエディタを起動することができるので,そこでいちいち指示を設定します.

これで何度目のインストールかなぁ?でも,その後は落ち着きを取り戻しています.ブートログを見ても今のところトラブルはみられません.やれやれ.

投稿: 俊(とし) | 2018/05/22 15:57

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