DSMのdockerでUbuntuをインストール
このところ,太平洋高気圧が日本の東南海上に後退しているせいで,その縁を回り込むように湿度の高い空気が関東地方に流れ込んでいます.そのため毎日じめじめした暑さに見舞われており,不快なことこの上ありません.
さて昨日の記事の続きです.今朝の涼しいうちに,Synology NAS の OS である DiskStation Manager (DSM) 上に docker を導入し,docker コンテナのレポジトリの中から Linux のディストリビューションの一つである Ubuntu そのものの最新版を選択してインストール・起動してみました.
恐る恐るだったのですが,これがあっけないくらいに簡単.Ubuntu があっという間に起動できたのにはあきれてしまいました.しかしコンテナのダウンロード時間が妙に短いなと思った通り,この Ubuntu は minimize されたもので,インタラクティブな操作を行うには unminimize が必要とコンソールに表示されました.そこで実際に実行してみると,たくさんのファイルがダウンロードされ,インストールされていき,Perl も Python も Ruby もインストールされていくではありませんか!
再起動して,使いやすいとは言えないコンソールから自作の Ruby スクリプトを走らせてみると,当然のことのように完璧に走ります.へぇー,docker ってこんなものなのかという良い勉強になりました.しかしこの Ubuntu をワークステーション代わりに日常的に使うのは非力過ぎますし,I/O の扱いや X Window System を走らせるのも面倒くさそうなので,今日のところはこれで終了.これまでよく理解できていなかった docker のことが少しわかったような気がしました.TeX サーバにできるといいなと思いますが,誰かコンテナを作ってくれないかなぁ?
メールサーバやブログサーバを立ち上げることもできるはずなので,これからのお楽しみです.NAS とは言っても,Intel Celeron 4コア (J3455) と 16 GB のメモリを持っていると,できることの幅がぐっと広がります.
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コメント
ちょっと調べてみると,TeXLive のコンテナイメージはたくさん登録されているのですね.でも想定されている使い方は,ホストマシンに docker 環境を構築し,そのホストマシンの中からコマンドを投げるものが多いようです.NAS 上に構築されたコンテナだと,telnet で NAS 入って操作することになるのでしょうか?あまりスマートではないように思います.
投稿: 俊(とし) | 2018/08/14 10:49