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2018年10月

2018/10/31

いづこも同じとは限らない秋の夕暮れ

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関東地方では秋から冬は夕暮れが早く,午後3時には早くも日が傾きだして光は黄色からオレンジ色となり,4時過ぎには地平線近くの雲や山の端に太陽が隠されて日没となるというパターンになります.従って午後の散歩は3時台に終えるのがお勧め.しかし3時台に歩き始めると,日中の気温によってはまだ汗ばむほどなので,衣服の調節をこまめに行うことが必要になります.

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秋の夕暮れはいづこも同じと誰かが歌に詠んだようですが,そのようなことはありません.秋の夕暮れ時,私のように歌の作者に同調して寂寥感を探しながら散歩しているおじさんもいれば,騒ぎながら集団下校している小学生もいれば,日課として犬の散歩をしている人もいます.土手の草刈り作業をしている人たちとも出会いました.みなそれぞれに人生があり,それぞれの夕暮れがあり,今日一日がどういう日であったか,どういう風に今日を終えたいか,考えながら生きているのだろうと思います.

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しかし,夕日に染まる風景は確かに同じように見えるものですね.

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カキノキのリベンジ果たす

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ちょうど一週間前のこのブログで,当てにしていたカキノキの実が収穫されてしまって写真に撮れなかったと報告しました.昨日,同じあたりをウロウロしていると,民家の庭先に見事なカキの木を発見.日没直前の夕日を浴びて,オレンジ色に輝いています.これでようやく先日のリベンジを果たすことができました.

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2018/10/30

二番穂が育つ秋の田んぼ

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まもなく11月となり,冬がもうすぐそこまでやってきていますが,このところは日中の気温が20度以上の日が続き,日向を歩くと汗ばむほどです.9月初めに稲刈りを終えた田んぼでは,二番穂がすくすくと育ち,すでにほとんどが穂を出して実をつけています.これが初冬の鳥たちのえさになるのですが,今年は実の入りが良いのではないかと思います.

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ほとんどの田んぼは二番穂をつけたまま放置してあるのですが,中には二番穂を刈り取ったり鋤き込んだりして,地力の減退を防いでいるところもあります.専業農家なのか余力があるのか,あるいは何か方針があるのか,そこまではわかりません.田んぼの際では,セイタカアワダチソウオギが最盛期を迎えています.霜が降り,これらが枯れるといよいよ冬がやってきます.

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2018/10/27

秋のお散歩で見かけたもの

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こちらは二日ほど前に近隣の自然公園を散歩した時のスナップ.やはりここも台風で木々の葉が痛んでおり,今年は紅葉を楽しめそうもありません.それでも確実に季節は進んでおり,ところどころに秋の印が刻まれていました.

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2018/10/25

Refsort/Ruby v2.95 & Refsort on Excel v1.60

ここ1か月ほど集中的に開発を行って(古いほうから *1 *2 *3 *4 *5)ようやく形になってきた Refsort/Ruby の Excel インターフェースプログラム “Refsort on Excel” は,ようやくこれで落ち着けるのではないかと思います.

今週初め,Refsort の専用バージョン “refsort_ex.rb” こと Refsort v2.94ex を使った版 Refsort on Excel v1.50 をアップしました.そのときに書いたように,この Refsort v2.94ex とオリジナルの v2.94 との差異はわずかなものなので,これならばいっそのこと統合してしまえばよいとすぐに思いつきます.ただしそのためには新たなオプションを設けなければならないので多少の躊躇はありました.しかし,専用版などというものを別途管理するのも大変なので敢行することにして,そうやって生まれたのが Refsort v2.95 です.

Control_panel

Refsort on Excel で使うためには新たなオプション “--excelmode” または “-x” を指示することにして,これを Refsort on Excel の VBA で自動的に付加するようにしました.それ以外は Refsort 自体に何の変更も加えていませんので,コマンドラインからは従来と全く同様に使うことができます.

Pasted_result

この Refsort v2.95 を前提として作成したのが Refsort on Excel v1.60 です.仕様としては v1.50 と同一ですが,統合版の Refsort を呼び出す点だけが異なります.いろいろな例をテストしているのですが,今のところ破綻らしきものは見当たらず,しばらくはこの版で試験運転をしてみようと思います.念のため繰り返しますが,必ず Refsort v2.95 以降と Refsort on Excel v1.60 以降の組合せで使ってください.古い版だとうまく動作しません.

Edited_output

例によって,このブログの右側のカラム “自作コンテンツ” の内容を更新するとともに, “Archive” の中の “Refsort/Ruby Archive” の内容も更新しておきますので,適当にダウンロードしてお使いください.

それでは,この新しいインターフェースが皆様の作業の生産性を大幅に向上させてくれることをお祈りします.

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2018/10/24

今年はカキノキの当たり年

今年はカキノキの当たり年のようで,車を走らせているとあちこちにたわわに実ったカキの実を見ることができます.それではというので,私が気に入っている近所の畑に立っているカキノキを見に行ったのですが,何ということでしょう,実が1個もついていません.ということは,これは持ち主が全て収穫して持ち去ったと考えざるを得ません.昨年までは晩秋になっても収穫することなく,熟し柿が沢山ぶら下がっていたのが嘘のようです.来年はもっと早く写真を撮りに行かねば.

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結局,自宅すぐ近くの他家の庭先に実をつけていたカキノキを撮らせていただきました

自宅周辺を散歩していて気が付きましたが,オギも今が最も見ごろではないかと思います.

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2018/10/22

秋晴れの下でお散歩

昨夜遅く,家族の一員を失って意気消沈していたのですが,あまりにもお天気が良いので気分転換に近場の森林公園に散歩に出かけることにしました.今朝はこの秋一番の冷え込みとなり,我が家ではストーブをつけたくらいだったのですが,日中はたっぷりの日差しで気温が上がり,日向を歩くと汗ばむほどになりました.

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今年は台風が大量の海水の飛沫を内陸部にまでもたらしたため,当地での紅葉はほとんど期待できないことを再確認しました.森の中には倒木も多く見られました.さらにソメイヨシノなどは花芽が上がってきており,狂い咲きするのではないかと気をもんでいます.しかしそのような中でも,ごく少数ながら美しく紅葉した落ち葉に出会うことができて幸運でした.

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川沿いではオギが穂を出しており,秋晴れの青空によく映えていました.森の中はコガネグモの巣が至る所にあり,冬支度で皆忙しいのだろうと思わずにはいられませんでした.

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2018/10/21

Refsort on Excel v1.50

先週 v1.40 をリリースしたものの,いくつかの制約(フィールド内にカンマを含むことができない,辞書ファイルのコメントを出力できない,インデント付きのラベルを出力できない)を含む仕様だったので,これを何とか解消しようと開発を継続してきました.いろいろなテクニックを仕入れては試してみたのですが,どうにも出力の場合分けが複雑になってしまい,どうしたものかと悩んでいました.

しかし天啓がひらめき,というよりも開き直りが先に出て,いっそのこと Refsort の特別版を作り,これとうまく役割分担して VBA の負担を減らしてはどうか?と思いつき,やってみたら非常にすんなりとやりたいことが実現してしまいました.

Control_panel

まず Refsort の特別版ですが,“refsort_ex.rb” という名前にしました.これは Refsort v2.94 の派生版で,出力の書式を少々修正し,通し番号や辞書ファイルのコメントを含めてすべてのフィールドをタブで区切って出力することにしました.こうすることで,VBA のほうではほとんどすることが無くなります.しかも Refsort の修正箇所はわずか10行程度です.元のスクリプトが汎用性を考慮して作ってあったので,こういうことができたのです.われながら感心しました.

Excel の VBA のほうは,入力を Refsort に渡すときに,フィールドをタブで区切った文字列で渡すことに統一し,また出力のフィールド区切りはタブに固定するようコマンドラインオプションで指示する,インデント付きラベルの指定を許可するなどの修正を加えました.プログラム自身は,Refsort の出力ファイルを処理する部分が大幅に簡略化され,使いにくい VBA の正規表現は全く使っていませんし,スピードも十分に出ているので大変満足しています.

Ref_comm_added

これを v1.50 としてリリースすることにします.Excel のブックと Refsort のスクリプトが同梱されたパッケージになっています.これで仕様は落ち着くと思いますので,今後は細かなバグの潰し込みに注力していくつもりです.使用方法は改訂してアップする予定の Refsort/Ruby ユーザーズガイドをご覧ください.

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2018/10/16

Refsort on Excel v1.40

新しく開発しているソフトウェアにはどうしても想定不足が付きまといます.これでもう十分にテストしたと思っていても,非常に意地悪な入力やオプションの設定を与えると破綻してしまうことが多々あります.この Refsort on Excel もご多分に漏れず,毎日バグとの戦いが続いています.

出力の再構成に異常に長い時間がかかることは v1.30 で解決したのですが,その再構成のプログラミングのときに,出力の多様な書式を十分に処理しきれていないことが発覚.VBA の Like 演算子ではどうしても役不足だったので,処理時間を犠牲にして VBScript正規表現を使うことにしました.ところが VBScript の正規表現たるや Ruby の正規表現を使い慣れた者にとっては非常に貧弱で,一度では一意的な切り分けができず,仕方がないので複数の正規表現の評価順序に気を遣いながら場合分けを行わなければなりませんでした.それでも何とか正しい場合分けができて,今の想定範囲ではかなり意地悪なオプションでも破綻せずに走ります.幸いなことに速度の低下はわずかです.

Refsort_excel_v140

これを v1.40 としてリリースすることにします.スピードは十分なので今後はバグの潰し込みに注力していくつもりです.それにしても便利ですよ.使用方法は改訂済みのユーザーズガイドをご覧ください.

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2018/10/13

Refsort on Excel をリリースしました

このブログで先々週,そして今週と前振りしてきた Refsort/Ruby の Excel Interface である Refsort on Excel をついにリリースします.今週後半に開発を集中して行い,ようやくリリースできるレベルに仕上げることができました.

そもそも,VBAはほとんど触ったことが無いため,基本的な考え方も,制御構造も,構文も良くわからないまま,WebでQ&Aを検索しながらの開発だったので,だいぶ遠回りをしてしまいました.特に,ベータ版としていたものでもイベントドリブンの考え方に不十分なところがあり,それがようやく解決したのが一昨日のことです.しかし,わかってしまえば非常に単純で便利な仕組みがあらかじめ用意されていたのです.

スクリーンショットを下に示しますが,これまでフラフラとさまよっていたユーザインターフェースはコントロールパネルに統一し,さらにこのコントロールパネルをワークシート上に常駐させて完全なイベントドリブンでプログラムが走るように実装することができました.我ながらなかなか快適です.自画自賛ですがミニコンソールもよくできています.

Execute_sort

このリリースに合わせて付録を追加した新しいユーザーズガイドもリリースします.使い方や制約事項,注意点などはこのユーザーズガイドの付録をご覧ください.Rubyのインストールは相変わらず必要なのですが,コマンドコンソールを開いてコマンドを打ち込むという古典的なユーザーインターフェースはもう必要ありません.この新しいユーザーインターフェースによって,Refsort/Ruby の敷居がぐっと下がり,生産性が劇的に向上することを期待しています.

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2018/10/09

Refsort on Excel ベータ版

このブログの9月末のこの記事で,長年の懸案だった Refsort/Ruby を Excel 上で利用するインターフェースを開発していることをお知らせしました.この時はまだアルファ版とでも言うべき状態で,使い勝手が良いとはお世辞にも言えなかったのですが,その後開発を続けた結果,ベータ版と言っても良さそうなものが完成しました.

以下に画面キャプチャを示しますが,まず,このマクロを搭載したブックを開きます.Sheet1 には左上にボタンが付いており,このボタンをクリックするとマクロが動き始めるようになっています.まず並べ替えの対象としたい領域をマウスで選択しておいて,このボタンをクリックします.するとコントロールパネルというダイアログボックスが現れます.(下図)

Select_and_activate

ここで,各種ファイルの同定とオプションの指定を行い,Start と書かれたボタンを押すと,Refsort/Ruby が背後で動き,エラーや参考情報などのメッセージなどを表示した後で,並べ替えた結果がシステムのクリップボードに保存されます.クリップボードの内容を貼り付けたい領域の左上端のセルをマウスでクリックし,Ctrl-V をタイプすると出力が得られます(下図).出力内容はクリップボードに保存されているので,他のワークシートや,エディタなどにも簡単に貼り付けることができるようになっています.

Result_pasted

また,コントロールパネルの設定情報は実行の度ごとに保存され,次回立ち上げたときに初期値として読み込まれるようになっています.

Refsort/Ruby はフラットなテキストファイル,主として CSV を想定してフィールド分割などのアルゴリズムを構成していますが,それを表計算のワークシート上で無理やり使うために,いくつかの機能が制限を受けます.例えば,辞書ファイルのコメントを -o オプションで指定して出力することはできません.また,入力ファイル中のコメントは独立したセルに入力しておくことが推奨されます.制限しないと動作がおかしくなる点はすべてつぶしたつもりですが,まだバグが残っている可能性があるため,ベータ版としています.

近日中に簡単なドキュメントを添えて公開するつもりです.これで Refsort/Ruby を利用する敷居の高さがぐっと低くなることを期待しています.

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2018/10/04

神宿る巨木

昨日の記事の続きです.筑波山神社拝殿からちょっと下ったあたりで,斜面が切り開かれて,建物の基礎工事が行われていました.表示を見ると,護国寺の別院(大御堂)の本堂を建て替えているようです.筑波山の3合目当たりの南側が開けた斜面なので眺望は大変良く,完成したら人気が出るお寺になりそうです.その周囲に,何本かの巨大な樹木が立っていました.

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その中にひときわ目を引く一本がありました.どうやらスダジイの巨木のようです.しめ縄だったと思しき縄が巻き付けてありますので,ご神木の一種なのかもしれません.とにかく大きくて節くれだっていて力強く,まるでジブリのアニメに出てくる巨木のようです.何かの精霊が宿っていると思わずにはいられません.光の条件は悪かったものの,つい何枚も写真を撮ってしまいました.背景右側の白い石垣のようなものが,護国寺別院の擁壁ですので,そのすぐわきに立っていることになります.

この辺りは一昔前に比べると民家がなくなって駐車場になったりして,開発が進んでいる様子が気がかり.まさかこれらの巨木たちを切ることはないと思いますが.

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2018/10/03

筑波山神社拝殿

昨日,10月2日は朝から快晴に恵まれました.気温は高めながら湿度は低く,これならちょっと遠出をするには絶好のお天気と思いたち,まだ行ったことが無かった筑波山神社に参拝してきました.

筑波山の3合目くらいに位置するこの神社は,大変立派な山門と,これまた立派な本殿からなっていますが,実はご神体は筑波山本体.筑波山は双耳峰で,男体山,女体山のそれぞれの山頂に小さな本殿があり,これらはすでに何度もお参りしていたのですが,俗に筑波山神社と呼ばれる麓の拝殿にはこれまで一度もお参りしたことが無かったのでした.

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山体自身がご神体というのは富士山と同じで,日本の山岳信仰ではごく当たり前の建付けなのですが,奈良時代からの歴史のある信仰なので,男体山,女体山の使い分けや,男女川(みなのがわ),さらに歌垣など,この山にはいろいろと特異な歴史があります.

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拝殿の周囲にはスギスダジイの巨木が多く,歴史ある神社の風格を作り出しています.拝殿そのものも千木がなかなか良くて立派なのですが,目立つのは拝殿正面にぶら下がっている巨大な鈴.これはどうやって鳴らすのか,綱はつながっていないのでわからないのですが,下から見上げると鈴の中にはちゃんと玉があったので,鳴らそうと思えば鳴るのでしょう.

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おや?と思ったのは,「魚がし」と書かれ大きな賽銭箱.築地の魚市場の関係者が奉納したものでしょうか?青銅張り?なのでしょうか,大変立派なものがデーンと置かれていました.

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