WiMAXの通信量制限で苦しむ
先週から訳あって自宅以外のところで生活しているのですが,困ったのはインターネットへのアクセス.選択肢はほとんどないため,以前も利用したことがある WiMAX モデムのレンタルを契約しました.プロバイダーは KDDI の子会社のUQ コミュニケーションズで,UQ WiMAX というサービスにつながり,パソコンとは Wi-Fi だけでなく有線ケーブルでも接続できるモデムが宅急便で送られてきて,電源を入れるだけで即利用可能という触れ込みです.
ただし通信量には上限があって,それを超えると低速でのアクセスしかできなくなる条件付きです.この制限が実にややこしく,WiMAX 2+ のみを使う分には 10GB/3日間,WiMAX 2+ と 4G LTE を併用する場合には 7GB/月という決まりです.特に後者の制限に抵触すると,4G LTE だけではなく WiMAX 2+ も月末まで 128kB/s という超低速でしかアクセスできなくなるという,非常に邪悪な制限がかかっています.これはひどい.こんな SLA があるのか?
最初の数日間は何も考えずに使い続け,1時間ほどの Skype 会議も行い,ふとモデムの管理画面にアクセスしてみると,7GB/月の通信料の上限まであとわずかになっているではありませんか?良く調べてみると,私が使用していたのは WiMAX 2+ と 4G LTE の併用モードだったのです.アンテナピクトが 4/4 も立って喜んでいたのですが,これは 4G LTE の電波強度でした.
これはまずいと思い,WiMAX 2+ 限定のモードに切り替えてみると,電波強度が弱くてほとんど使い物になりません.これはまずいと思ってモデムを持って家中ウロウロして電波強度が強いところを探します.ようやくアンテナピクトが 3/4 の窓際の位置を発見.ここにモデムを置き,パソコンとは Wi-Fi で接続することにしました.それ以来通信量をモニターしていますが,4G LTE の通信量は一切増えず,WiMAX 2+ の通信量は 10GB/3日間の上限値をやや下回るあたりでウロウロしています.
すんでのところで難を逃れたわけですが,これは非常にわかりにくいサービス規約です.価格.com を覗いてみると,やはりこの罠に引っかかった人たちがいることがわかりました.お気の毒です.UQ は早急にこのようなわかりにくいサービスを改善してもらいたいと思います.
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