Windows10をクリーンインストール
フラッシュメモリの在庫がだぶついてきたことから,M.2 タイプの SSD が安くなってきました.昨年末ころから物色していたのですが,ここへきてお目当ての NVM Express 準拠のものが 2万円を切ってきたので先月初めに購入しておいたのです.しばらく放っておいたのですが,先月中旬に Windows10 が 1903 にアップデートされたのを機に,久しぶりに OS をクリーンインストールしてシステムボリュームに長年たまったゴミを一掃しようと思い立ちました.
クリーンインストールには周到な準備が必要です.現状のユーザーファイルやアプリケーションの設定をできる限り完全にバックアップし,OS のインストール直後に何をどのような手順で再インストールしていくのか,その手順書作りから始めなければなりません.
特に昨今サブスクリプション方式のアプリケーションが増えたので,それらについてはライセンスの移動をどうやって行うのか,一つ一つ確認を取りながらの作業になります.
これらの手順をメモに書き留めて印刷し,最終的なバックアップを取り,ライセンス移動のための手続きを終えたら,いよいよ開始です.
まずはハードウェア.久しぶりに PC のケースを開け,積もったほこりを取り除き,不要になった ドライブを取り外し,新しい SSD を M.2 ソケットに取り付け,さらに SATA ケーブルの付け外しを行ってケースのふたを閉めます.
電源を入れ,BIOS のセットアップで HDD 関連のパラメータを修正しますが,BIOS 上で NVMe ドライブが見えません.困ったなと思ったのですが,こんな時のために準備してある Gparted というパーティション・エディタで覗いてみるとちゃんと認識されているので安心してインストール開始です.
インストール用の DVD からブートすると 20 分ほどでまずは立ち上がるようになります.Windows 自体のライセンスとユーザーアカウントがちゃんと移行していることを確認し,セキュリティソフトなどの重要度の高いものから再インストールしていきます.単にインストールするだけではなく,各種設定も復元しなければならないので,骨の折れる仕事です.これを延々と続けて,ようやく元の環境に近づいていきます.アプリケーションは,インストールした後で実際に立ち上げてファイルを読み書きしてみる必要もあるので,いきおい時間がかかります.
午後1時ころから作業を始めて夜10時ころにようやくひとまず完了です.今回は Microsoft Office を 64bit にしてみました.Microsoft はこれまで長い間 32bit 版を推奨してきたのですが,私は特に巷のライブラリやマクロを使っているわけでもないので,しばらくこれを使ってみるつもりです.
いろいろなゴミファイルが無くなり,心なしか Windows のブートやアプリケーションの起動も早くなったような気がするのですが,きっと気のせいでしょう.しかしそれでも,システムをゼロから新しくするのは気持ちの良いものです.
| 固定リンク | 0
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- Windows11 24H2 にアップデート(2024.10.05)
- WSL2 をインストールして使っています(2024.06.19)
- Windows 再インストール時に VMD でハマる(2024.04.13)
- Microsoft Teamsの複雑な仕様がやっとわかった(2023.08.20)
- Xeonマシンを組みたくなった(2023.05.21)
「IT関連情報」カテゴリの記事
- IOC List v15.1 Released(2025.03.12)
- 日本鳥類目録第8版に準拠したRefsort/Ruby用辞書ファイル(2024.10.13)
- Windows11 24H2 にアップデート(2024.10.05)
- IOC List v14.2 Released(2024.08.27)
- Ruby を自力ビルドしてみた(2024.07.25)
コメント