タンポポの秋
昨日あたりから本格的に気温が上がり始め,今週は夏日になるところも多いそうですが,当地はそこまでは上がらず,朝はストーブが欲しいくらいの気温が続いています.しかし季節は確実に回っており,木々の緑は濃くなり,いろいろな種類の花が順繰りに咲いていきます.
すでに咲き終わった花は種を飛ばす季節に入っており,タンポポはその代表格でしょう.川べりの群落では黄色い花は珍しくなり,あちこちで白いぼんぼりが見られるようになりました.タンポポの秋です.
タンポポの正確な種類まではよくわかりません.分類が複雑で交雑も多いので,素人目にはセイヨウタンポポに見えるものが多いのですが,実際のところは不確かです.
Wikipedia の記事によれば,在来種のタンポポは外来種のタンポポとは異なり,今ごろ種が散布されても秋になってからしか発芽しないようになっているそうです.また株自体も夏の間は葉を枯らして根だけの状態で夏眠状態に入り,秋になると再び葉を広げて冬越しをするそうで,これらは夏草が生い茂る前に種を散布して,競争が厳しい時期は寝て過ごすという生存戦略を進化させてきたというのですから,恐れ入ります.
タンポポの英名は Dandelion ですが,これはフランス語の “Dent-de-Lion”(ライオン (Lion) の歯 (Dent))に由来するそうで,フランス語の発音をそのまま英語に移して Dent が Dan になったものと考えられます.深い鋸歯があるタンポポの葉をライオンの歯に見立てたものです.
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