Refsort/Ruby v3.20 Released
このところ頻度高く改訂を続けていた Refsort/Ruby(新しいほうから *1 *2 *3 *4 *5)ですが,今回のリリースを以て改訂はしばらくお休みさせていただくつもりです.
今回の改訂版 v3.20 の変更点は以下の通りです.
- 辞書ファイルを参照して入力レコードを解釈し,出力フィールドの編集までは行うものの,編集後の内容を並べ替えずに出力する新しいオプション --dryrun / -F を導入しました.
- 出力を指定する -o オプションに,入力ファイルの行番号,照合された辞書ファイルの行番号を追記する引数 "il" と "rl" を加えました.
- いくつかのエラーメッセージの書式や文言を小修正しました.
変更点のうち 1 と 2 は通常の用途では必要のない機能だと思われますが,出力を後続の並べ替えのために再利用したい,あるいは既存の辞書ファイルを元にして新しい辞書ファイルを作るときに役に立つ機能です.ここ数回の改訂では,並べ替え出力を次の並べ替えの入力として再利用しやすいような工夫を重ねてきましたが,今回もその一環と考えていただければ結構です.
現在,思い付いたアイデアで簡単に実装できるものはやり尽くしたと思いますので,これで改訂はしばらくお休みさせていただきたいと思います.
またこの改定に合わせて,Excel とのインターフェースである Refsort on Excel も v2.10 に改訂しました.コントロールパネルに上記改定内容のうち 1 の機能を指示するチェックボックスを設けたのが見かけ上の差異ですが,もちろん内部の VBA のコードは修正されています.
Refsort/Ruby とそれに関するソフトウェアのアーカイブを Microsoft One Drive に置いています.画面右側コラムの "Archive" の中の "Refsort/Ruby Archive" をクリックしていただくと,私の OneDrive 上に設けたライブラリが開きますので,そこから過去分も含めてファイルをダウンロードすることができます.Refsort 本体の "refsort.rb" は "refsort_v320.rb" というファイル名でアップロードされていますので,ダウンロード後に適宜 "refsort.rb" に変更するとよいでしょう.改行コードも CR/LF になっていますので,適宜変更してお使いください.Refsort on Excel v2.10 や 日本鳥類目録 v7 に準拠した辞書ファイルもこのアーカイブに収録されています.
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