ダイサギの位置取り争い
毎日の散歩のコースにしている遊水池にはダイサギが多い時で4羽います.冬になるとやってくる亜種オオダイサギと思われます.しかし,そのうちの1羽が別の1羽を執拗に追い回しているのが頻繁に見られます.自分の縄張りというか,勢力圏内からその1羽を追い出そうとしているように見えるのです.追い回すほうはクワルルルルーという鳴き声を出していることが多いです.不可解なのは,他の2羽はわれ関せずという感じで,無関係を装っているように見えることです.
追い回されたほうは遊水池に接続している用水路沿いに逃げたり,周辺の木の上に一時避難したりしていますが,すぐに遊水池に戻ってきます.それほど広い遊水池ではないため,少しでも食い扶持を減らすための行動かと思います.大型サギ類はこれらダイサギ以外にもアオサギが2羽ほどいるので,確かに食い扶持を減らしたい気持ちはわからないではありません.
しかし彼らの餌となる魚やエビ,カエルなどはかなり豊富と思われるので,どうしてあれほどまでに排他的になるのか良くわかりません.上の写真は,遊水池から追い出されて,すぐ近くの木の上にとまっているダイサギ.ときどき畑の上を歩いていることもあります.
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コメント
1枚目の写真の右側の個体はやや体が小さいので,ひょっとすると亜種チュウダイサギかもしれません.しかしチュウダイサギは夏鳥ということになっているので,チュウダイサギだとすれば冬季残留個体ということになります.ダイサギの体格の個体差はどの程度なのでしょう?年齢にもよると思いますが.
投稿: 俊(とし) | 2020/11/11 13:56