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2021年2月

2021/02/28

2021年2月,今月のトリ

月末となりましたので今月のトリを発表します.いろいろ迷った末に,毎日この鳥の動静を気にしながら散歩したので,今月はタシギにしたいと思います.私の散歩コースには6羽程度の群れが居着いており,彼らが採餌する姿を楽しむことができます.

Winteraroundhome_feb2021_0369m

こんな小さな体でよくシベリアから飛んで来られるものだと感心するとともに,小さな群れで日本各地の田んぼや湿地に分散して越冬し,それらが再び大陸に北上して繁殖することを繰り返すという,その生の営みに敬意を表したいと思います.暖かい日本で越冬するとは言うものの,氷の破片が残る沼地で泥の中に嘴を突っ込んで餌をまさぐる姿は,健気としか言いようがありません.

イタチオオタカにやられる,病気になったり餌が十分に取れなくて衰弱死するなどの理由で,北帰行に加われない個体がどれくらいの割合でいるのか,気になるところではあります.まだひと月ほど先の話ではありますが,彼らが無事に繁殖地に戻ることができるよう祈りたいと思います.

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コゲラ

昨日の散歩で見かけたコゲラ.盛んに朽木をつついて採餌していました.逆さにぶら下がるような体勢をとっていたのですが,趾(あしゆび)の鋭い爪を樹皮に立てて安定して枝の周りを周回していました.特徴的な前指2本と後指2本がよくわかります.

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まともに逆光を受けてフレアが生じ,コントラストが悪くなってしまいました.高倍率ズームレンズは焦点距離に合った可変の深さのレンズフードを付けられないのが欠点です.

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2021/02/27

梅は咲いたか桜はまだかいな

昨日は終日曇天で肌寒かったのですが,家人が用があるというので近隣の自然公園を訪れました.まだ春には遠く,ちょうど冬と春の端境期に当たっているようで,冬のものはそろそろ終わったものの,春のものはまだもう少し先という感じでした.それでも早産みで知られるアカガエルの卵塊はありましたよ.

葉を落とした広葉樹の林の中では小鳥たちがちらほら.エナガマヒワメジロコゲラシメなどが飛び交っていました.また遠くではオオタカの声が聞こえましたが,そろそろ繁殖期かな?

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公園の駐車場に隣接する梅林では,ウメが五分咲きといったところでしたが,光が悪くてあまり良い写真が撮れませんでした.今頃の季節にふさわしいのは,明治に流行った江戸端唄の「梅は咲いたか,桜はまだかいな」でしょう.梅や桜はそれぞれ芸妓を指しているそうですが,そこまで想像力を働かせなくとも十分に楽しめます.「しょんがいな」というのは「しょうがないな」を端折った言い方なのでしょう.いくつかのパフォーマンスを YouTube から引っ張ってきました.

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2021/02/26

冬のスズメはなぜ群れる?

冬になると荒地の枯れ草の藪にたくさんのスズメが群れているのが目立ってきます.数百羽はいるでしょうか?枯れ草がしなるほどびっしりとスズメがとまっていることも珍しくありません.スズメはおしゃべりなので,チュクチュクとにぎやかなのも特徴です.そして枯れた田んぼに集団で降り立ち,何かの拍子に一斉に藪に逃げ帰るということを繰り返しています.

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実はスズメは意外と長距離を移動するらしく,こうして群れているスズメはどこか遠いところから寒さを逃れてやってきているのかもしれません.もともと当地に居着いているスズメもいますが,渡りスズメは彼らの縄張りには侵入できないのではないか?だとすると,渡りスズメだけで大きな群れを作って採食と防御を協同することにはメリットがありそうです.慣れない土地では似た境遇の者どうしで助け合うのです.移民や出稼ぎ労働者のコミュニティと似たところがあるとも言えますが,ちょっと擬人化しすぎか?

しかし本当のところはどうなんでしょうね?スズメは小さいのでバイオロギングは難しそうです.標識調査が中心になるでしょうが,移動と移動先での行動との関係がわかればいいと思うのですが.

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アオサギの脚が赤くなってきた

ここ2, 3日間続いた北西の強風がようやく収まり,昨日は快適なお散歩ができました.調整池にはまだ少数ながらコガモオカヨシガモが残っており,いつ渡去するのか気を揉む毎日となっています.

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アオサギが近くにいたのでよく見てみると,頭の黒い冠羽がはっきりするとともに,嘴や足が赤くなってきました.婚姻色というやつでしょうか?繁殖期が近づいてきたのでしょう.そういえばモズも動きが活発になってきました.

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2021/02/22

ダイサギが水浴び

昨日のお散歩でのスナップ.昨日は一昨日にもまして気温が上がり,当地でも20度を超えたと思います.まさに初夏の陽気.気温を考えて上着などを脱いで散歩に出かけたのですが,それでも汗ばむほどでした.

冬のあいだ調整池に居着いているダイサギが水の中でしゃがみこんでいたので,これはと思い待って観ていると豪快に水浴びをしてくれました.繁殖期が近づいているためか,飾り羽,いわゆる蓑羽が広がるようになっていました.

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水浴びをしたダイサギの周囲の水面には白い粉のようなものが浮いています.これは粉綿羽(ふんめんう)が崩壊してできた粉末です.他の水鳥だと尾部から分泌する脂を羽根に塗り付ける代わりに,サギ類では胸部などに生える粉綿羽と呼ばれる強い疎水性を持った特殊な羽毛(が崩壊した粉末)を全身に塗って防水処理をするのだそうです.アオサギの嘴にはよくこの粉綿羽がくっついているのを見ることができます.

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調整池のカモは数を減らして,渡去を待つだけのような雰囲気.あるいは当地での猟期が終わったために,猟区になっている広い開水面に出て行ったのかもしれません.

上空でカラスが騒がしいので見上げると,4羽のハシブトガラスが1羽のノスリをモビング中.ノスリは耐え切れずに退散してしまいました.この日は警備会社の社員がよく働きました.

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2021/02/21

コブシの花芽が膨らんできた

毎日の散歩のたびにコブシの花芽が膨らんできたことを実感するようになってきました.まだ厚い毛に覆われて寒さをしのいでいますが,このところ春のように暖かい日も増えてきたので,そろそろ開花の準備にかかるのではないかと思います.

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コブシは早春の雑木林の中でいち早く花を咲かせて春の到来を告げる木です.まだ枯れ木ばかりの林の中で孤高の輝きを放つ姿が見られるようになることを心待ちにしています.

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2021/02/20

寒肥やり

まだ寒い日はあるものの朝夕の日が伸び,日差しも力強くなり,もう少しで春がやって来ます.そしてちょうど今が寒肥(かんごえ)のシーズン.ここ2年ほどは理由があって庭の木々に寒肥を施せないままだったのですが,今年こそはと思い,昨日の午後に寒肥やりを行いました.

肥料はホームセンターで買ってくるのですが,今年は例年使っていた肥料が売られておらず,代わりに初めて使用する花木用の堆肥を買ってきました.従来のものは油粕主体で,それに骨粉や魚粉を混ぜたもの(例えばこのようなもの).乾いてサラサラした顆粒状で,大変使いやすいものでした.

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今年買ってきたものは牛糞主体で,それに骨粉などを混ぜたもの.湿っており,袋の中からすくったり掘った穴の中で土と混ぜ込んだりするのはちょっとやりにくかったのですが,苦労するほどではありませんでした.従来の油粕主体のものと比べて,肥料としての効果にどれほどの違いがあるのか,これから見てみたいと思います.

この肥料の20リットル入りのものを2袋買ってきて庭のあちこちに穴を掘って埋めていきました.穴を掘るのが難しいところは上からざざっと撒くだけです.雨が降ってくれれば土中にしみこんでいくことでしょう.風は強かったものの晴天の下3時間ほどで作業は終わり,後には心地よい疲労感が残っていました.以前のように穴を掘っているとジョウビタキがやって来ることがなかったのが残念.

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Refsort/Ruby 3.41 released

辞書参照型ソーティング・フィルタ Refsort/Ruby (新しいほうから *1 *2 *3 *4 *5 )の改訂版 v3.41 をリリースしました.今回のリリースは,つい先日リリースした v3.40 に見つかったマイナーなバグ修正と警告文の文言の見直しを行ったもので,機能上の追加や修正はありません.このバグは,通常の使い方をする限り遭遇することはないのですが,オプションの組み合わせに特定の矛盾がある場合に,そのチェックの過程で無限ループに入ってしまうことが発覚し,慌てて修正版を出すことにしたものです.なお,これに伴い v3.40 はアーカイブから削除します.

Refsort_v341_demo

Excel とのインターフェースである Refsort on Excel はつい数日前にリリースした v2.20 から変更ありません.

Refsort/Ruby とそれに関するコンテンツのアーカイブを Microsoft One Drive に置いています.画面右側コラムの “Archive” の中の “Refsort/Ruby Archive” をクリックしていただくと,私の OneDrive 上に設けたライブラリが開きますので,そこから過去分も含めてファイルをダウンロードすることができます.Refsort 本体の “refsort.rb” は “refsort_v341.rb” というファイル名でアップロードされていますので,ダウンロード後に適宜 “refsort.rb” に変更するとよいでしょう.改行コードも CR/LF になっていますので,適宜変更してお使いください.

Refsort on Excel v2.20 や 日本鳥類目録 v7 に準拠した辞書ファイル,IOC List v11.1 に準拠した辞書ファイル,ユーザーズガイドやプレゼンテーション用のスライドもこのアーカイブに収録されていますので,どうかご利用ください.

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2021/02/14

Refsort on Excel v2.20 released

辞書参照型ソーティング・フィルタ Refsort/Ruby(新しいほうから *1 *2 *3 *4 *5 )を表計算ソフト Microsoft Excel から使うためのインターフェースである Refsort on Excel v2.20 をリリースしました.

Control_panel_v220_800x860

今回はコントロールパネルの外観をわずかながら変更して,dryrun をチェックボックスではなく,他のソーティング方法と同様に互いに排他的なオプションボタンに割り当てました.また,コントロールパネルの状態遷移の仕様を大幅に見直し,誤ったオプションの組み合わせをできるだけ自動的に修正するとともに,コードの冗長な部分を削減しました.

ひょっとするとこの部分にバグが潜んでいるかもしれませんが,通常の並べ替え操作では特に不具合は見つかっていません.また,基本的な使い勝手はこれまでと変わりませんので,ほとんど違和感なく移行できると思います.

Refsort/Ruby とそれに関するソフトウェアのアーカイブを Microsoft One Drive に置いています.画面右側コラムの "Archive" の中の "Refsort/Ruby Archive" をクリックしていただくと,私の OneDrive 上に設けたライブラリが開きますので,そこから過去分も含めてファイルをダウンロードすることができます.またユーザーズガイドも今回の改定に合わせて更新しました.

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2021/02/10

Refsort/Ruby 3.40 released

辞書参照型ソーティング・フィルタ Refsort/Ruby (新しいほうから *1 *2 *3 *4 *5 )の改訂版 v3.40 をリリースしました.今回のリリースでは,新たに出力レコードに任意のレベルの埋め込みラベルを追加できるようになりました.これは APG 体系に準拠した被子植物の辞書ファイルを試作しているときに,そのような機能があったら便利だということに気づいて実装したものです.さらにスクリプトのチューニングを進めて,実行速度をわずかながら v3.30 よりも向上させました.

Refsort_v340_demo

この新機能ですが,出力の編集に関するものなので,-o オプションの引数として,m? (? には数字または a が入る)を指定すると,その数字のレベルの,ma と指定すれば全レベルの埋め込みラベルが出力されるというものです.従って,入力レコードの全フィールドと,辞書ファイルの第 0 フィールド,そしてレベル 3 の埋め込みラベルを出力したいときには,

-o ia,r0,m3

と書けばよいことになります.もともと -M オプションや -m で埋め込みラベルを出力できるのですが,個々の出力レコードにラベルを付けることはできませんでした.今回の改訂でそれが可能になりました.

Excel とのインターフェースである Refsort on Excel は2020年9月に v2.11 をリリース済みですが,近日中にユーザーインターフェースをわずかに修正した版をリリースするつもりです.これを機会に VBA のコードの冗長性を減らし,ある程度最適化しています.

Refsort/Ruby とそれに関するコンテンツのアーカイブを Microsoft One Drive に置いています.画面右側コラムの “Archive” の中の “Refsort/Ruby Archive” をクリックしていただくと,私の OneDrive 上に設けたライブラリが開きますので,そこから過去分も含めてファイルをダウンロードすることができます.Refsort 本体の “refsort.rb” は “refsort_v340.rb” というファイル名でアップロードされていますので,ダウンロード後に適宜 “refsort.rb” に変更するとよいでしょう.改行コードも CR/LF になっていますので,適宜変更してお使いください.Refsort on Excel v2.11 や 日本鳥類目録 v7 に準拠した辞書ファイルもこのアーカイブに収録されています.

世界鳥類リスト IOC World Bird List v11.1 がリリースされ,それにもとづいた辞書ファイルをリリース済みですが,Refsort/Ruby v3.40 でも問題なく使用できることを確認しています.これくらい大きな辞書ファイルになると,実装のわずかな差が速度に有意な影響を与えるので,チューニングのための良い材料となっています.

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2021/02/07

蒼い背中,その3

青い背中の3回目です.今日の “あおい” は “青い” ではなくて “蒼い” です.広辞苑第六版によれば “アヲイ” とは “古くは、目立たぬ色を表す語で、灰色をも含めていった„ とあります.そしてこの意味で名前が付けれらているのが蒼鷹(アヲタカ)に由来するオオタカです.確かに背中の色が蒼灰色ですね.

Winteraroundhome_feb2021_0177m

日本を代表するタカで,一時は数が減って絶滅が危ぶまれたのですが,今ではかなり増えてきた印象です.人里にもしょっちゅう顔を出すので,人を恐れないように適応して生き延びてきたのかもしれません.ちなみに丸の内の高層ビルの上階ではハヤブサをよく見かけます.

この写真のオオタカは,カモを狙ってやって来たらしいのですが,あまりお腹が空いていなかったらしくて狩りの真剣度がいまいち.それがわかるのかカモの群れもパニックにはなりませんでした.杉の葉をぶら下げているのがご愛敬ですが,爪の長さや鋭さをみると,猛禽の名に恥じない鳥であることがよくわかります.

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2021/02/06

青い背中,その2

青い背中をした鳥の代表格は何といってもカワセミでしょう.構造色特有の純度の高い水色が金属のように光り輝くので,直射日光を浴びていると非常に目立ちます.ふだんあまり野鳥を見ない人にとっても魅力的なのでしょう,特に都市部では大変人気があります.

私の散歩コースでは,ほとんど毎日少なくとも一羽の個体を見ることができますが,いつも小魚を捕るのに余念がなく,コンクリートの岸壁の上や,ゆらゆら揺れるガマやヨシの茎につかまって水中の魚を狙っています.定位置になっているコンクリートの上には,糞の白い筋がいくつも平行に付いているので,ここで待機していることがすぐにわかります.

Winteraroundhome_feb2021_0155m

高く鋭い声を発しながら水面上を低空で弾丸のように飛ぶので,それで存在に気が付くことも多い鳥です.ところが,調整池から排水するための太い土管の中にも突っ込んで行きます.途中90度の角を曲がって開渠(蓋などで上部が塞がれていない水路)に抜けられるのですが,いつも難なく急旋回しているようで,直線しか飛べないと思っていると大間違いです.

翼をひねったうえで失速限界まで迎え角を上げ,非常に大きな翼面荷重をかけて旋回しているはずで,すごい飛行性能です.この瞬間の写真を撮ってみたいと思うのですが,高速の動画として撮らなければ無理でしょう.ハチドリのように微動だにしないホバリングもできるので,ソアリング以外はほぼ万能です.

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2021/02/05

青い背中,その1

天気が良ければ,そして他に所用がなければ,ほぼ毎日自宅の周辺を散歩しています.鳥を探しながらゆっくりと歩くので,ほとんど運動にはなっていないのですが,それでも日光を浴び,寒風に吹かれながら1時間ほど歩けば,それなりに体を血が巡り,気分も大いに転換できます.

今シーズンの冬は,過去数年より冬鳥の数や種類が多いような気がします.北日本や日本海側で寒さが厳しかったり大雪が降ったりした影響かもしれません.そして毎日というほどではありませんが,ときどき色鮮やかな鳥たちが目を楽しませてくれます.

今日は大変人気がある冬の鳥ルリビタキ♂の後ろ姿をご紹介しましょう.風切羽は黒味が強いのですが,後頭部から雨覆,尾羽にかけて鮮やかな青みがあります.

Winteraroundhome_feb2021_0044m

これだけ見てもすぐにわかるほどの特徴的な色彩です.しかしこのような色彩になるには生後2年以上かかるらしいので,それなりに長生きしていることになります.横顔は過去のこの記事この記事をご覧ください.

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