青い背中,その2
青い背中をした鳥の代表格は何といってもカワセミでしょう.構造色特有の純度の高い水色が金属のように光り輝くので,直射日光を浴びていると非常に目立ちます.ふだんあまり野鳥を見ない人にとっても魅力的なのでしょう,特に都市部では大変人気があります.
私の散歩コースでは,ほとんど毎日少なくとも一羽の個体を見ることができますが,いつも小魚を捕るのに余念がなく,コンクリートの岸壁の上や,ゆらゆら揺れるガマやヨシの茎につかまって水中の魚を狙っています.定位置になっているコンクリートの上には,糞の白い筋がいくつも平行に付いているので,ここで待機していることがすぐにわかります.
高く鋭い声を発しながら水面上を低空で弾丸のように飛ぶので,それで存在に気が付くことも多い鳥です.ところが,調整池から排水するための太い土管の中にも突っ込んで行きます.途中90度の角を曲がって開渠(蓋などで上部が塞がれていない水路)に抜けられるのですが,いつも難なく急旋回しているようで,直線しか飛べないと思っていると大間違いです.
翼をひねったうえで失速限界まで迎え角を上げ,非常に大きな翼面荷重をかけて旋回しているはずで,すごい飛行性能です.この瞬間の写真を撮ってみたいと思うのですが,高速の動画として撮らなければ無理でしょう.ハチドリのように微動だにしないホバリングもできるので,ソアリング以外はほぼ万能です.
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