冬のスズメはなぜ群れる?
冬になると荒地の枯れ草の藪にたくさんのスズメが群れているのが目立ってきます.数百羽はいるでしょうか?枯れ草がしなるほどびっしりとスズメがとまっていることも珍しくありません.スズメはおしゃべりなので,チュクチュクとにぎやかなのも特徴です.そして枯れた田んぼに集団で降り立ち,何かの拍子に一斉に藪に逃げ帰るということを繰り返しています.
実はスズメは意外と長距離を移動するらしく,こうして群れているスズメはどこか遠いところから寒さを逃れてやってきているのかもしれません.もともと当地に居着いているスズメもいますが,渡りスズメは彼らの縄張りには侵入できないのではないか?だとすると,渡りスズメだけで大きな群れを作って採食と防御を協同することにはメリットがありそうです.慣れない土地では似た境遇の者どうしで助け合うのです.移民や出稼ぎ労働者のコミュニティと似たところがあるとも言えますが,ちょっと擬人化しすぎか?
しかし本当のところはどうなんでしょうね?スズメは小さいのでバイオロギングは難しそうです.標識調査が中心になるでしょうが,移動と移動先での行動との関係がわかればいいと思うのですが.
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