嵐を経て休息するムナグロ
一昨日の祝日は,昔住んでいた辺りで行われた探鳥会に参加しました.ちょうど今がピークの春のシギ・チドリの渡りを目当てにしてのことです.事前の情報では,どこそこの田んぼでムナグロが何百羽という景気が良い話だったので,大いに期待していました.
しかし当日は朝から横殴りの雨.お目当てのポイントに行ってみたのですが,ムナグロがポツポツと見られる程度.大きな群れではありません.わずかにキョウジョシギ.いくつかポイントを巡回したのですが,いずれも空振り.
そしてこの日の夜は大嵐.渡り鳥たちはどうやって嵐をやり過ごしているだろうと気がかりでした.そして昨日は早朝から好天.リベンジを果たすべく,新たな情報を仕入れて再度家人と出かけてみると,今度はあっけなく大きな群れを見ることができました.
ところが,水の入っていない田んぼにうずくまって寝ている個体ばかり.水面にたくさんのムナグロが群れている光景を見たかったので,ちょっと期待外れ.昨夜の嵐に耐えた体を休めているのでしょうか?飛び回ったり採餌したりする姿は見られませんでした.羽づくろいをしている個体もあったので,疲弊して動く元気もないというわけではなさそうですが,嵐がひどかっただけにちょっと気になります.
以前は我が家から見える田んぼに小さな群れが毎年訪れ,澄んだ鳴き声と特徴的な姿を楽しんでいたものですが,10年ほど前からぱったり来なくなってしまいました.日本全体としても飛来数が減っているらしく,繁殖地や越冬地で何が起きているのか,大変気になるところです.
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