ミドリカミキリ,昆虫の奥深い世界
私の住む自治体では今日から高齢者を対象とした COVID-19 ワクチンの予約が始まりました.接種クーポンや説明書などはすでに大型連休前に届いていたので,待ち構えてさっそく予約した人も多いのではないかと思います.しかし私は 4 月の記事にも書いた通り,1, 2 週間ほど様子を見てから予約しようと思っています.信号が青になったからといって先頭を切って道路を渡り始めるのはちと危険なので.
さて先週の土曜日の話ですが,里山での自然観察会に家人とともに参加しました.もうため池にはほとんどカモは残っておらず,かといって夏鳥の来訪はいまいちで,今は一種の端境期だと思います.営巣を始めたらしいサシバが 2 羽で帆翔していたのが目玉.
ところが昆虫の世界は違います.すでに羽化して成虫になったもの,幼虫が成長中のもの,さらにこれから出てくるゼフィルス類など,いろいろな発見があって感動のタネが尽きないようです.ゼフィルスとはエーゲ海に春に吹く穏やかな西風のことで,ギリシア神話の風の神々アネモイの一人.日本の場合は東南アジアからの暖かく湿った風が吹くと,ゼフィルスたちが飛び始めることになります.
写真は伐採した木の丸太を積んで昆虫のたまり場にしようと試みているところに現れたミドリカミキリ.小さなカミキリムシですが背中の金属光沢が大変美しいです.
ただしカミキリムシの幼虫はテッポウムシとも呼ばれる樹木の害虫.私もテッポウムシのおかげで庭木を何本も枯らしました.魅力ある昆虫なので折り合いのつけ方を学ぶ必要があります.
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