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2021年7月

2021/07/28

カラスウリの雌花

夜に咲くカラスウリの花のことを先日の記事で紹介しましたが,調べてみるとカラスウリには雄株と雌株があり,それぞれ雄花と雌花が咲くということがわかりました.しかし先日撮った写真に写っているのは雄花ばかり.そこで雌花を探そうということで昨日の夕方,急遽,雌花探索隊を結成し,家人と二人で雌花を探して歩きました.

ところが,雌花がなかなか見つからないのです.花はたくさん咲いているのですが,ライトを当てて確かめてみると見事なまでにすべて雄花.これは一体どうしたことかと半ばあきらめかけたころ,ようやく小ぶりの雌花を発見.その周囲に咲いているのはすべて雌花でした.つまりそのあたりに生えている雌株を見つけたということになります.

Summeraroundhome_jul2021_0088m

花自体は中心に雄蕊があるか雌蕊があるかの違いなので,見分けるのは簡単です.しかし雌花の数が相対的に非常に少ないのはなぜなのか?虫媒花で,,特にスズメガポリネーター(送粉者)らしいので,雄花が多いほうが受粉効率が高くなるのか?開花時間が数時間ずれているほうが受粉効率が高くなるのか?では夜遅いと雌花の数が増えてくるのか?

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2021/07/27

良いフォントが見つかってコマンドコンソールが快適に

私は日常の文章作成のほとんどにエディタを使っています.ワードプロセッサには滅多にお世話になりません.そしてエディタの使い勝手を決める重要な要素の一つがフォントです.Windows 標準のフォントは字体も大きさもエディタ向きのものは少ないので,サードパーティ製のものを探して使っています.

これまで,プログラミング用には定評ある「Ricty Diminished」が最も使いやすいと感じるとともに,ブログの HTML ファイルの編集には Windows 標準の「游ゴシックmedium」を使ってきました.エディタに関してはこれらで何とか用が足りているのですが,しかし,コマンドコンソール用のフォントにはなかなか良いものがなくて長年困っていました.Windows 標準のフォントには満足できるものはほとんどありません.

定期的にフォント漁りをやる中で,ついにこれは良い!というものを見つけました.「白源フォント」ファミリーの一部の「HackGenNerdConsole」というものです.コンソール用を謳っているだけに,コマンドコンソールでの視認性,文字間や行間のスペース,半角全角の比率などがよく最適化されています.これでコンソール上の作業が非常にやりやすくなったと感じています.当分はコンソール用フォントはこれで決まりでしょう.下にスクリーンショットそ示します.

Hackgennerd_demo

白源フォント」とは,その名前から想像がつくように,Adobe の「源ノ角ゴシック」の派生フォント「源柔フォント」を利用して作られたフォントの一つ.源ノ角は実にたくさんの子供を作りました.それが「源ノ角」の最大の功績ではないかと思います.

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見事な夕焼けと残照

昨日の夕方散歩でのエピソード.台風が接近しているはずなのに西空が夕焼けになって来たのですが,やがて夕焼けは終わり,と思っていたら今度は空の半分くらいが茜色に輝きはじめました.

Summeraroundhome_jul2021_0048m

なかなか見事な夕焼けで,年に数回あるかないかの逸品でした.次第に暗くなっていくのですが,昨日の夕焼けが普段と異なっていたのは,西の空には茜色の残照が遅くまで残っていたこと.青空,灰色の雲,夕陽に照らされた雲が複雑に入り混じって不思議な光景.

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まるでどこかの星系の散光星雲を見ているようでした.

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2021/07/26

カラスウリ開花

このところ日中はあまりに暑いので散歩はひかえ,日没後のやや涼しい時間に散歩をするようになりました.歩いているうちに暗くなっていくので,楽しみが少なくなるのではと思っていたのですが,実はそうでもありません.夜には夜の世界があり,それを楽しむ方法もあることに気が付きました.今日は夜咲く花.

この季節は当地でカラスウリの花が咲くころです.カラスウリの花は日没後に花を開き,朝になると萎んでしまいますので,開花している状態を見るには夜しかありません.

散歩コースには何か所かカラスウリが繁茂するマント群落があり,そこにはたくさんのカラスウリが咲いています.

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白い花なので,フラッシュを焚いて撮るのでは露出補正が難しいと思い,工作用の LED ライトで花を照らして撮ってみました.暗いバックに白い被写体なのでかなり露出補正をかけていますが,おかげでこの繊細な花を撮ることができました.

Summeraroundhome_jul2021_0069m

雄花と雌花がそれぞれ異なる株に付くそうですが,勉強不足でどちらかよくわかりません.上の写真はおそらく雄花?秋には雌花の跡にはオレンジ色の果実が生るはずですが,昨年は不作でした.今年の秋はどうでしょうか?

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2021/07/25

Refsort/Ruby v3.61 released

辞書参照型ソーティング・フィルタ Refsort/Ruby (新しいほうから *1 *2 *3 *4 *5)の改訂版 v3.61 をリリースしました.今回の改訂では新オプションの導入はありませんが,Locale と異なる辞書ファイルと入力ファイルを用いた場合の警告メッセージを,できる限り Locale のエンコーディングに変換して表示するようにしたことが最大の変化です.これによって変則的な使用法における使い勝手が改善されるはずです.

これまでは,例えば Windows 日本語版のコマンドコンソールで,UTF-8 でエンコードされた辞書ファイルと入力ファイルを使って並べ替えを行ったとき,辞書ファイルと照合できない入力レコードがあると,それを UTF-8 のエンコーディングのままコンソールに表示して警告していました.しかしこれは文字化けしてしまい,どういう問題があったのか把握できません.

今回の改訂では,警告文のエンコーディングを Locale に従って Winodws-31J に変換して表示するので,警告内容が把握しやすくなります.ただしこの変換は完璧ではなく,UTF-8 から Windows-31J に変換できない文字,例えばウムラウトやアクセントが付いた欧文文字は ? と表示されます.

以下にスクリーンショットを示しました.Refsort/Ruby v3.60 を用いた最初の実行では,警告文が文字化けしてしまっています.しかし v3.61 を用いた2回目の実行では,警告文が正しく変換されて表示されていることがわかると思います.

Refsort_v361_demo

なお,並べ替え結果はいずれの場合も可読な形で表示されていますが,これが Windows のコンソールの機能なのか,Ruby の標準出力の機能なのかは調査不足です.Linux のターミナルでは Locale が異なれば並べ替え結果も文字化けします.

この改訂以外では,いつの間にか混入していたマイナーなバグを取り除いています.

Refsort/Ruby とそれに関するコンテンツのアーカイブを Microsoft One Drive に置いています.画面右側コラムの “Archive” の中の “Refsort/Ruby Archive” をクリックしていただくと,私の OneDrive 上に設けたライブラリが開きますので,そこから過去分も含めてファイルをダウンロードすることができます.Refsort 本体の “refsort.rb” は “refsort_v361.rb” というファイル名でアップロードされていますので,ダウンロード後に適宜 “refsort.rb” に変更するとよいでしょう.改行コードも CR/LF になっていますので,適宜変更してお使いください.

Refsort on Excel v2.30 や日本鳥類目録 v7 に準拠した辞書ファイル,IOC List v11.2 に準拠した辞書ファイル,最新版に準拠したユーザーズガイドやプレゼンテーション用のスライドもこのアーカイブに収録されていますので,どうかご利用ください.


このソフトウェアは,一つの完結したアプリケーションというよりは,grep や sort のような「縁の下の力持ち」的なツールとして使われることを想定しています.しかし,各用途に特化した辞書ファイルという補助役が必要で,それらを含めた全体が一つの生態系として発展していくことが望ましいソフトウェアでもあります.新しい応用先を探索中ですので,何かアイデアがあればぜひお聞かせください.

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2021/07/22

IOC List v11.2 の反復名

IOC List v11.2 がリリースされましたので,例によって反復名 tautonym を調べてみました. 今年 v11.1 が出たときにも調べたので,その続編です.

生物分類学で反復名とは,属名と種小名が同一の綴りである種(つまりその属の模式種)の名前のことです.さらに基亜種も定義されていれば,それは種小名と同一なので,結局3つの同一のラテン語が並んでいる亜種名が存在することになります.

以下の表は,反復名の種と,亜種名まで含めて反復している亜種を網羅したリストです.今回の IOC LIst v11.2 では反復名は 97 種,うち亜種名まで反復しているものが 53 亜種あることがわかります.前回 v11.1 の結果との差分は,Urile urile, チシマウガラスと,Pyrope pyrope, アカメタイランチョウが増えたことです.後者は亜種名も反復しています.

チシマウガラスについては,Urile 属が復活して Phalacrocorax 属から異動したことによるもの,アカメタイランチョウについても Pyrope 属が復活して Xolmis 属から異動したことによるものです.また tautonym とは関係ありませんが,リスト末尾の Diuca diuca, ジュウカチョウの英名が Common Diuca Finch から Diuca Finch に変更されています.

Tautonym で有名なものはカササギPica pica でしょうか?私はワシミミズクBubo bubo も鳴き声を連想させてとても良いと思いますし,タシギの Gallinago gallinago も大好きです.

以下に表を載せますが,v11.2 で科や属のシーケンス(並び順序)が変わり,前回の結果と見た目が少々変わっていますが,内容は上記の2種の増加以外,同一です.前回からの変更箇所にはアスタリスク * を付けました.

属名 種小名 亜種名 英名 和名
Casuarius casuarius   Southern Cassowary ヒクイドリ
Anser anser Greylag Goose ハイイロガン
Coscoroba coscoroba   Coscoroba Swan カモハクチョウ
Cygnus cygnus   Whooper Swan オオハクチョウ
Radjah radjah Raja Shelduck シロガシラツクシガモ
Tadorna tadorna   Common Shelduck ツクシガモ
Histrionicus histrionicus   Harlequin Duck シノリガモ
Pipile pipile   Trinidad Piping Guan トリニダードナキシャクケイ
Mitu mitu   Alagoas Curassow チャバラホウカンチョウ
Pauxi pauxi Helmeted Curassow カブトホウカンチョウ
Lerwa lerwa   Snow Partridge ユキシャコ
Lagopus lagopus Willow Ptarmigan カラフトライチョウ
Falcipennis falcipennis   Siberian Grouse カマバネライチョウ
Perdix perdix Grey Partridge ヨーロッパヤマウズラ
Crossoptilon crossoptilon White Eared Pheasant シロミミキジ
Gallus gallus Red Junglefowl セキショクヤケイ
Francolinus francolinus Black Francolin ムナグロシャコ
Coturnix coturnix Common Quail ヨーロッパウズラ
Apus apus Common Swift ヨーロッパアマツバメ
Coeligena coeligena Bronzy Inca ブロンズインカハチドリ
Ensifera ensifera   Sword-billed Hummingbird ヤリハシハチドリ
Pampa pampa   Wedge-tailed Sabrewing クサビオケンバネハチドリ
Tetrax tetrax   Little Bustard ヒメノガン
Guira guira   Guira Cuckoo アマゾンカッコウ
Crex crex   Corn Crake ウズラクイナ
Porzana porzana   Spotted Crake コモンクイナ
Porphyrio porphyrio   Western Swamphen セイケイ
Leucogeranus leucogeranus   Siberian Crane ソデグロヅル
Antigone antigone Sarus Crane オオヅル
Grus grus   Common Crane クロヅル
Poliocephalus poliocephalus   Hoary-headed Grebe シラガカイツブリ
Himantopus himantopus   Black-winged Stilt セイタカシギ
Vanellus vanellus   Northern Lapwing タゲリ
Jacana jacana Wattled Jacana ナンベイレンカク
Limosa limosa Black-tailed Godwit オグロシギ
Gallinago gallinago Common Snipe タシギ
Ichthyaetus ichthyaetus   Pallas's Gull オオズグロカモメ
Alle alle Little Auk ヒメウミスズメ
Puffinus puffinus Manx Shearwater マンクスミズナギドリ
Ciconia ciconia White Stork シュバシコウ
Sula sula Red-footed Booby アカアシカツオドリ
Anhinga anhinga Anhinga アメリカヘビウ
Urile urile   Red-faced Cormorant チシマウガラス*
Cochlearius cochlearius Boat-billed Heron ヒロハシサギ
Nycticorax nycticorax Black-crowned Night Heron ゴイサギ
Clanga clanga   Greater Spotted Eagle カラフトワシ
Milvus milvus Red Kite アカトビ
Buteo buteo Common Buzzard ヨーロッパノスリ
Bubo bubo Eurasian Eagle-Owl ワシミミズク
Colius colius White-backed Mousebird セジロネズミドリ
Todus todus   Jamaican Tody ジャマイカコビトドリ
Galbula galbula   Green-tailed Jacamar ミドリオキリハシ
Indicator indicator   Greater Honeyguide ノドグロミツオシエ
Pyrilia pyrilia   Saffron-headed Parrot アカメインコ
Mascarinus mascarinus   Mascarene Parrot マスカリンインコ
Suiriri suiriri Suiriri Flycatcher スイリリハエトリ
Pyrope pyrope Fire-eyed Diucon アカメタイランチョウ*
Tyrannus tyrannus   Eastern Kingbird オウサマタイランチョウ
Rupicola rupicola   Guianan Cock-of-the-rock イワドリ
Cotinga cotinga   Purple-breasted Cotinga ムネムラサキカザリドリ
Porphyrolaema porphyrolaema   Purple-throated Cotinga ハシブトカザリドリ
Manacus manacus White-bearded Manakin シロクロマイコドリ
Tchagra tchagra Southern Tchagra マユジロヤブモズ
Xenopirostris xenopirostris   Lafresnaye's Vanga クロアゴハシボソオオハシモズ
Oriolus oriolus   Eurasian Golden Oriole ニシコウライウグイス
Temnurus temnurus   Ratchet-tailed Treepie キリオオナガ
Pica pica Eurasian Magpie カササギ
Pyrrhocorax pyrrhocorax Red-billed Chough ベニハシガラス
Riparia riparia Sand Martin ショウドウツバメ
Incana incana   Socotra Warbler ソコトラムシクイ
Curruca curruca Lesser Whitethroat コノドジロムシクイ
Erythrogenys erythrogenys Rusty-cheeked Scimitar Babbler ホオアカマルハシ
Regulus regulus Goldcrest キクイタダキ
Troglodytes troglodytes Eurasian Wren ミソサザイ
Luscinia luscinia   Thrush Nightingale ヤブサヨナキドリ
Calliope calliope Siberian Rubythroat ノゴマ
Phoenicurus phoenicurus Common Redstart シロビタイジョウビタキ
Oenanthe oenanthe Northern Wheatear ハシグロヒタキ
Cinclus cinclus White-throated Dipper ムナジロカワガラス
Petronia petronia Rock Sparrow イワスズメ
Quelea quelea Red-billed Quelea コウヨウチョウ
Amandava amandava Red Avadavat ベニスズメ
Granatina granatina   Violet-eared Waxbill トキワスズメ
Coccothraustes coccothraustes Hawfinch シメ
Pyrrhula pyrrhula Eurasian Bullfinch ウソ
Chloris chloris European Greenfinch アオカワラヒワ
Carduelis carduelis European Goldfinch ゴシキヒワ
Serinus serinus   European Serin セリン
Spinus spinus   Eurasian Siskin マヒワ
Xanthocephalus xanthocephalus   Yellow-headed Blackbird キガシラムクドリモドキ
Icterus icterus Venezuelan Troupial ムクドリモドキ
Dives dives   Melodious Blackbird ウタムクドリモドキ
Curaeus curaeus Austral Blackbird ミナミムクドリモドキ
Cardinalis cardinalis Northern Cardinal ショウジョウコウカンチョウ
Cyanicterus cyanicterus   Blue-backed Tanager セアオフウキンチョウ
Melanodera melanodera White-bridled Finch ノドグロシトド
Diuca diuca Diuca Finch* ジュウカチョウ

日ごろ目にしている鳥の中にも多くの反復種が含まれていることがわかって面白いです.今気が付きましたが,キクイタダキRegulus ってしし座のアルファ星と同じ名前なのですね.もともとは王という意味.Rex よりもやや下位の「王子」や「小さな王」を意味したようです.キクイタダキの頭頂部の黄色を王冠に見立てたのでしょうか?

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2021/07/21

IOC List v11.2 released

IOC World Bird List v11.2 が2021年7月10日(ドラフト版解除は7月20日)にリリースされました.これは2021年2回目のリリースです.前回 v11.1 のリリースが2021年1月19日だったので,ちょうど6か月の更新間隔,新たな編集長 Pamela Rasmussen に代わってから3回目のリリースということになります.

今回収録されたのはが 44,が 252,が 2,372,が 11,072(うち絶滅種が 160),亜種が 19,889 です.

すでに先日の速報で大きな変化はお知らせ済みなのですが,とにかく今回は変化の量が大きく,種の分割による亜種の昇格だけでも 100 を越えているので,それらの確認と和名の追加に時間がかかりました.

速報の内容と重複しますが,最大のニュースは目が4つも新設されたことです.いずれも非常に小さな目であり,これら目の位置づけは流動的だと思われ,今後さらにアマツバメ・ヨタカ類の目や科の再編が行われるのではないかと思います.それにしても,意外と気軽に目を追加するのですね.誰がどう影響を受けるかよく考えた末なのかなぁ?

また今回は英名の変更が多かったのも特徴です.例えば英名に地名が含まれている場合,地名の形容詞形に残る多様性をつぶすのが IOC の思想です.今回は過去に使われていた Madagascan がすべて Madagascar に統一されています.ちなみに Malayan と Malaysian はいまだに混在しているので,近い将来どちらかに統一されるかもしれません.

一方,今回は種小名のラテン語の性による語尾変化の訂正はごくわずかでした.


速報の内容で日本のバーダーに関係する部分を少し詳しく補足します.

  1. シラコバトの一亜種であった Streptopelia decaocto xanthocycla, , "(Newman, TH, 1906)" が種に昇格して基亜種のみが残ったため,Streptopelia decaocto decaocto, , 亜種シラコバト, "(Frivaldszky, 1838)" が抹消されました.
  2. 速報に記載したように Treron permagnus, リュウキュウアオバトが種に昇格して種小名が変更され,同時に亜種 Treron formosae medioximus, , 亜種チュウダイズアカアオバト, "(Bangs, 1901)" も種小名が permagnus に変更されました.そのため和名を亜種チュウダイリュウキュウアオバトと変更するよう提案します.
  3. オオカラモズの一亜種 Lanius sphenocercus giganteus, , , "Przewalski, 1887" が種に昇格して基亜種のみが残ったため,Lanius sphenocercus sphenocercus, , 亜種オオカラモズ, "Cabanis, 1873" が抹消されました.
  4. 速報に記載したように Larvivora komadori namiyei, , 亜種ホントウアカヒゲ, "(Stejneger, 1887)" が種に昇格して基亜種のみが残ったため,Larvivora komadori komadori, , 亜種アカヒゲ, "(Temminck, 1835)" は抹消されました.
  5. 速報に記載したように Ficedula narcissina owstoni, , 亜種リュウキュウキビタキ, "(Bangs, 1901)" が種に昇格して基亜種のみが残ったため,Ficedula narcissina narcissina, , 亜種キビタキ, "(Temminck, 1836)" が抹消されました.

IOC 本家の Master List(学名と英名を収録した Excel ファイル)を編集して,Refsort/Ruby 用の辞書ファイル(拡張子が .ref のテキストファイル)を作りましたので,Microsoft One Drive 上に設けた “IOC List Archive„ にアップロードしました.

エンコーディングは UTF-8US-ASCII の2種類です.正版は UTF-8 版で US-ASCII 版は簡易版ですが,詳細についてはユーザーズガイドをご覧ください.


このオリジナル版の辞書ファイルと併せて,全ての掲載種に和名をつけた辞書ファイル 2 種と,IOC Master List の和名追加版(Excel ファイル)も同時にリリースしました.和名追加辞書についても,UTF-8 でエンコードしてあるものが正版ですが,Windows などでの使い勝手を考慮して Windows-31J でエンコードしたものも同時にアップしてあります.詳細についてはユーザーズガイドをご覧ください.

単に種名を調べるためだけであれば,和名追加版の Master List(Excel ファイル)が最も便利です.ただし長大なワークシートなので,目的の名前をスクロールして探すのは非効率です.検索メニューからジャンプするのが良いでしょう.


これらのファイルは前述のとおり,Microsoft One Drive 上に設けた IOC List 専用のフォルダからダウンロードできます.それには,このブログ右側のコラムの最上段の Archive の中の IOC List Archive をクリックしてください.そうすると One Drive のフォルダに入ることができますので,あとは適当に選んでダウンロードしてください.


I am pleased to announce that I have posted reference files for Refsort/Ruby compiled directly from the latest IOC World Bird List v11.2. It contains 44 orders, 252 families, 2372 genera, 11,072 species including 160 extinct ones, and 19,889 subspecies, respectively. Please try it out, and enjoy its capability and speed.

Note that the reference file "ioclist_v112u.ref" is encoded in UTF-8 in order to retain all European accents and umlauts with complete fidelity as they are in the IOC Master List. Therefore, your input file should be encoded in UTF-8 as well, and should contain a magic comment on the top of the file such as;

#!E -*- coding: UTF-8 -*-

For those who want to use Refsort/Ruby in universal ASCII environments, I have posted another reference file "ioclist_v112a.ref" encoded in pure US-ASCII. Note that characters with accents and umlauts have been simplified to their nearest neighbors. So please be careful in particular when you refer to authorities of species.

I have also posted two different reference files "ioclist_v112ju.ref" and "ioclist_v112jw.ref" (encoded in UTF-8 and Windows-31J, respectively) which include Japanese names for all species. If you want to have Japanese names, please refer to those files.

In order to sort a list properly using these reference files, you need to align the encoding of the input file to that of the reference file, and you should add a magic comment specifying the encoding in the first line of these files, such as UTF-8, US-ASCII or Windows-31J. You can skip this process if your iput file is encoded in the default encoding of your platform, e.g., US-ASCII or Windows-31J for Windows, UTF-8 for macOS or Linux.

A master list in Excel format containing a column for Japanese names has been posted as well. This would be most convenient for quick reference.

You can download an appropriate file from my area of Microsoft One Drive by clicking "IOC List Archive". Enjoy, and bon appétit.

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2021/07/17

Covid-19 ワクチンで腕が痛い

遅ればせながら,昨日 Covid-19 ワクチン (Pfizer-BioNTech) の第1回目を接種.ワクチン接種に関しては,毎年インフルエンザワクチンを打っているので,副反応は似たようなものだろうと思っていたのですが,Covid-19 ワクチンは,インフルエンザワクチンのように打った場所が赤くはれるのではなく,筋肉自体に痛みが出てきました.

午後遅めの時間に左腕に打ってもらったのですが,夜遅くなってから痛みが出てきました.寝ているときに体の左側を下にすると痛いので,ちょっと寝がえりが打ちにくい.一晩が過ぎて今日の朝,日課のラジオ体操をやるときに,やはり左腕の筋肉を使う動作は痛みが来てやりにくいです.このまま痛みだけで済むのか,それとも発熱までするのか,様子を見るしかありませんね.

512pxcovid19_vaccine_biontech_pfizer_3

Wikipediaより転載

このワクチンはいわゆる mRNA ワクチンと呼ばれる新しい原理に基づくワクチン.インフルエンザワクチンのような不活化ウィルスを使ったものではありません.ウィルス外側のスパイクタンパク質の RNA 情報を利用するものです.つまり RNA そのものがワクチンの主体なので,非常に壊れやすい RNA という高分子を守るために,低温での保管,静粛な輸送が求められ,このワクチンの使い勝手を悪くしています.

一方,発症予防効果は驚異的に高く,95% もあります.これはインフルエンザワクチンの 50% 程度に比べると圧倒的に高い.このようなワクチンが開発されたことは,まさに人類の英知の結晶と言わざるを得ません.長年のバイオテクノロジーの地道な蓄積の上に達成された金字塔です.間違いなくノーベル賞候補となるでしょう.

でも,金字塔だって痛いね.

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2021/07/14

エゾウコギには毒があるのか?

毎日の散歩コースの途中のマント群落にあったエゾウコギの果実.熟す前から気が付いて気にしていたのですが,誰も食べていない様子.すぐ近くの藪にはスズメがたくさん出入りして何か熱心に食べているのですが,このエゾウコギの実には目もくれません.

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どうやらサポニンを含んでいるようなので,毒性のある果実として避けられているのでしょう.ちなみにモスクワオリンピックの時に,ロシア選手団はこのエキスを強化剤として使ったとか.へぇー!

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2021/07/13

IOC List が大変なことに!

7月10日に世界鳥類目録 IOC List v11.2 のドラフト版が公開されました.現在はすべての形式のリストのドラフト版が閲覧可能になっています.内容に重大な欠陥がなければ,おそらく7月15日には正式リリースされるだろうと思います.私は Refsort/Ruby の辞書ファイルの元データとすべく,早速マスターリストをダウンロードして辞書ファイルを作り始めました.

と,ここでアップデートの内容を精査してみてびっくり.今回は非常に大きな変化があります.特に重大なものを箇条書きで示します.

  1. ヨタカ目 (Caprimulgiformes) が4つに分割されて,新しく3つの目が作られました.すなわち,アブラヨタカ目 (Steatornithiformes)タチヨタカ目 (Nyctibiiformes)ガマグチヨタカ目 (Podargiformes) です.これらは語尾を見るとわかるようにれっきとした目です.ちなみに,アブラヨタカ目は1科,1属,1種しかない目です.
  2. 同じくアマツバメ目 (Apodiformes) が2つに分割されてズクヨタカ目 (Aegotheliformes) が新設されました.
  3. 多くの科で,属名が変更されたり,種のシーケンス(掲載順序)が変更されたりしています.
  4. 少数ではありますが英名が変更されています.特にややこしいのは,亜種が種に昇格して種が分割されるとき,古い英名が新しい種(すなわち新設された学名)に引き継がれ,新しい英名が古い種(すなわち元々ある学名)に割り当てられる場合です.このときの和名の扱いは毎回頭を悩ませるところです.

もともと,ヨタカ目とアマツバメ目は統合が構想されていたはずなのですが,それとは逆に細分化されてしまいました.ひょっとすると統合前の一過程なのかもしれません.進化系統がよくわかっていないのでこのような変更があるのだと思いますが,ズクヨタカ科の Wikipedia の記事に載っている系統樹がわかりやすくて参考になります.

以下は日本のバーダー向けの情報です.

  1. リュウキュウアオバト (Treron permagnus) がズアカアオバト (T. formosae) から独立して種に昇格しました.
  2. カモメ (Larus canus) の英名がおなじみの Mew Gull から Common Gull に変更されました.
  3. 上記カモメの一亜種であったコカモメ (L. brachyrhynchus) が種に昇格しました.いろいろと長い議論があった末のことのようです.
  4. タイワンツグミ (Turdus niveiceps, Taiwan Thrush) がハイガシラツグミ (T. poliocephalus, Island Thrush) から独立して種となりました.これに伴い和名をこのように修正することを提案します.
  5. ホントウアカヒゲ (Larvivora namiyei, Okinawa Robin) が種に昇格しました.しかし絶滅が危惧されます.
  6. リュウキュウキビタキ (Ficedula owstoni, Ryukyu Flycatcher) が種に昇格しました.

ざっと以上のような改訂内容ですが,今回は変化の量が非常に多く,特に目が新設されたり,種のシーケンスが数多く変更されているので,慣れるまでには時間がかかりそうです.

和名を追加した辞書ファイルは作成中なので,完成しだい別の記事をアップしたいと思います.

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2021/07/04

稲が育ってきた

当地でも昨日の未明に大雨が降り,これでは田んぼが冠水するのでは?と心配していたのですが,空が白んでから眺めてみると,どこもどうということなく,田んぼの間を走る道路も全く冠水などしていませんでした.

このあたりの水路は,用水路から小さな川へ,それが大きな沼へ注ぎ,そこからさらに大きな川へ排水されていくのですが,沼の出口に大きな排水機場があり,大型のポンプで強制排水される仕掛けになっているので,この辺りが水に浸かることはないようになっているようです.

Summerhome_jul2021_0003m

このあたりで最も遅く6月に入ってから田植えがなされた田んぼでも,稲は上の写真くらいにまで育ってきました.分蘖(ぶんげつ)も順調に進んでいるようです.20年ほど前は,ちょうど今ごろ有人ヘリコプターによる農薬の空中散布が行われていたのですが,今はやらなくなりました.代わりに小型ラジコンヘリやドローンによる散布が試行されていますが,定着はしていません.

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