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2021年11月

2021/11/28

風が止んで暖かな初冬

昨日の強い季節風は夜になって弱まり,今朝は今シーズン一番の冷え込み.当然,朝起きると周囲は霜で真っ白.しかし快晴で早朝から陽射しがあったために 8 時過ぎには屋根の霜は溶け,日中は温かみが感じられる一日となりました.

散歩コースの調整池では年に 1 回の大規模な除草作業がほぼ終わり,今まで丈の高い草に遮られていた視界が開けました.冬鳥たちの顔ぶれもだいぶ揃ってきて,今日は今シーズン初めてツグミを確認.シロハラと思しき鳴き声も.

Fallaroundhome_nov2021_0122m

ガマの穂にカワセミの♀がとまったので写真を撮ってみたのですが,露出オーバーかつフォーカスが合わずに失敗.こういう構図だとカメラ任せではどうもうまく合焦しません.露出補正はかけていたものの補正量が足りていませんでした.カワセミの背中の光沢を甘く見すぎた.

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2021/11/27

天気晴朗なれども木枯らし強し

日本にも寒気が降りてきて,ようやく毎朝霜が降りるようになりました.しかも今日は寒気をもたらす西風が吹いて,東京はぎりぎりセーフで木枯らし 1 号となったのではないかと思います.当地でも風は大変強く,散歩するのもためらわれる程でした.

今日はちょっと足を延ばして近場の畑と田んぼとヨシ原が交錯するあたりに行き,ミヤマガラスを探したのですが見事に空振り.その代わりに,神社の森とその周辺のマント群落で秋の実りを見つけました.

Shimoiwasaki_nov2021_0006m

Shimoiwasaki_nov2021_0021m

家人によれば小粒の赤い実はヒヨドリジョウゴ.大ぶりの実はもちろんカラスウリです.

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2021/11/23

寒冷前線通過

長大な寒冷前線が日本列島を横断し,この季節にしてはたっぷりと雨を降らせました.稲刈り後の田んぼでも休耕田でも土はたっぷりと水を含み,わだちは水たまりになっていました.もう少し季節が進むと,こういうところにタシギがやって来るのではと期待しています.

Fallaroundhome_nov2021_0117m

近くの川にはオオバンとこの冬羽のカンムリカイツブリがいましたが,最近ワニガメがいるとわかって注意を促す看板が立てられたそうです.きっと誰かが飼いきれなくなって捨てたのでしょう.私たちにとっても本人にとっても迷惑な話です.甲羅長 50cm 以上もあるらしいので,人間も他の生き物も要注意です.

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2021/11/21

久しぶりの浮島

昨日は突如入った珍鳥情報に朝から追い立てられて,久しぶりに浮島方面のハス田地帯へ出かけました.目的の珍鳥自体はあっけないくらい簡単に見ることができたのですが,なぜ今ごろこんな所をうろうろしているのかよくわかりません.南へ帰るために乗るべき寒冷前線を間違えたか?

上空でセキレイの群れが猛禽をしつこくモビングして追い払っていました.その場ではシルエットだけでよくわからなかったのですが,家人が撮った写真を帰宅後によく見ると,追われていたのはハイタカのオスでした.セキレイも群れになって必死になれば猛禽を追い払える良い実例でした.

すぐ近くの水路には狩猟用の鳥屋(とや)がかけられ,カモのデコイがプカプカ浮いていましたが,生身の鳥は少数のオオバンだけ.道路にはショットシェル(散弾の実包)の殻が落ちていましたし,遠くのハス田では銃声がしていたので,ハンターが撃っているのは間違いありません.11月15日から猟期が始まっていたのでした.

本州ではまだ鉛散弾が禁止されていないのですが,早く諸外国や北海道のように禁止してほしいものです,環境庁は何十年もかけて一体何をやっているのでしょう.鉛で汚染されたジビエに人気が出るとはとても思えません.今日落ちていたショットシェルの型番を見ておけばよかった.レミントン社製のソフトスチール弾のようにも見えました.

せっかくここまで来たのだからと,ちょっと足を延ばして浮島の妙岐ノ鼻へ.まだ午前中だったのですが,ヨシ原の上をチュウヒが舞っていました.霞ヶ浦に近い側では複数のミサゴが遊弋中でした.

Ukishimainashiki_nov2021_0060m

北東の風が強く,霞ヶ浦には白波が立っていました.

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2021/11/20

Refsort/Ruby v3.63 released

辞書参照型ソーティング・フィルタ Refsort/Ruby (新しいほうから *1 *2 *3 *4 *5)の改訂版 v3.63 をリリースしました.今回の改訂はごく小規模で,これまで何の対策もしていなかった BOM 付きの UTF-8 でエンコードされた辞書ファイルや入力ファイルを読み込めるようにしたものです.

というのも,最近の Microsoft Excel はワークシートを UTF-8CSV ファイルとして書き出せるようになっているのですが,それが問答無用で BOM 付きなのです.うーむ,なぜこのような仕様にするのか理解に苦しむのですが,ワークシートから CSV を書き出して Refsort を使うことは多いでしょうから,それを正しく読み込めるように対策せざるを得ないと考えました.さらに BOM 付きのファイルは原理上そのエンコーディングを判定できるので,辞書や入力ファイルに Refsort 特有のエンコーディング指定オプションを埋め込まなくても,自動的にエンコーディングの設定ができるようにしました.

一方,Refsort は ASCII 互換のエンコーディングだけを扱えるので,例えば UTF-16ISO-2022-JP(いわゆる JIS コード)は扱えないのですが,私の浅慮からこれまでその判定をスクリプトに組み込んでいませんでした.これは重要な点なので,エンコーディングが ASCII 互換かどうかを判定するようにしました.

以下にコマンド・コンソールのスクリーンショットを示します.UTF-8 の辞書ファイルを用いることが前提ですが,BOM 付きの UTF-8 で作成した入力ファイルを読み込ませると,BOM 付きであるというメッセージを出したうえで,エンコーディングを自動的に UTF-8 に設定して内容を正しく読み取り,並べ替えを行っています.

次に BOM 付きの UTF-16LE で作成した入力ファイルを読み込ませると,BOM 付きであるというメッセージの直後に,ASCII 互換ではないというメッセージを吐いて,例外を発生させずにお行儀よく終了します.

Refsort_v363_demo

Refsort/Ruby とそれに関するコンテンツのアーカイブを Microsoft One Drive に置いています.画面右側コラムの “Archive” の中の “Refsort/Ruby Archive” をクリックしていただくと,私の OneDrive 上に設けたライブラリが開きますので,そこから過去分も含めてファイルをダウンロードすることができます.Refsort 本体の “refsort.rb” は “refsort_v363.rb” というファイル名でアップロードされていますので,ダウンロード後に適宜 “refsort.rb” に変更するとよいでしょう.改行コードも CR/LF になっていますので,適宜変更してお使いください.

Refsort on Excel v2.40 や日本鳥類目録 v7 に準拠した辞書ファイル,IOC List v11.2 に準拠した辞書ファイル,最新版に準拠したユーザーズガイドやプレゼンテーション用のスライドもこのアーカイブに収録されていますので,どうかご利用ください.

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2021/11/18

こんなところにクコの実が

これは昨日の散歩のときに撮った写真.数日前の散歩で斜面に赤い実がなっているのに家人が気付き,クコの実だということが判明.へぇ,なぜこんなところに?夏には花も咲いていたはずなのに,その時期には気づきませんでした.

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中華圏でおを食べるときのトッピングの定番.薬膳でもよくお目にかかります.ただし抗凝固薬の定番ワルファリンを飲んでいる人は要注意のようです. PT-INR 値が上昇するとか.

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2021/11/16

ヨシ原にモンスター出現

だいぶ木々の葉も落ち,丈が高かった草も枯れ萎れて藪が見やすくなってきました.ヨシ原の中には違う種類の植物も生えていて,その典型がガマです.

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私の散歩コースにはガマとヒメガマが隣り合わせに群落を作っているところがあるのですが,これはそのガマの現在の姿.種の部分がブワブワに膨らんでいて,ちょっと風が吹くとたくさんの種が飛んでいきます.風で種を飛ばして分布域を広げる典型です.

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2021/11/15

ハイタカ♀来訪

このところ暖かい好天が続いており,双眼鏡やカメラを持ちながら日なたを歩いていると汗ばんできます.暖かすぎるのも考えものです.今日の散歩では最終盤になって猛禽が出現.ハイタカの♀のようです.

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いったん木立の中に入って枝にとまっていましたが,すぐに飛び立ち,しばらく真上を飛んでいましたが,遠くへ行ってしまいました.

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この間,眼下の調整池のコガモたちは落ち着いていましたが,木立の中からはキジバトが飛び出してきました.そりゃあ嫌ですよね.

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2021/11/14

チャイムに合わせてヒクイナ連鳴き

昨日投稿した鳴き声の主は知人の判定でヒクイナだとわかったので,今日もチャイムの時間を狙って録音してみました.昨日の場所とは 400m ほど離れたヨシ原の茂みが今日のサイトです.

チャイムと同時にまず右側の茂みにいる個体が鳴き,それから左中央寄りの個体が鳴いています.つまりこのサイトにはヒクイナは少なくとも 2 羽いることになります.この茂みにはクイナがいることもわかっているのですが,クイナは反応しませんね.

ヒクイナがチャイムに反応して鳴くところが非常に面白いです.犬がサイレンに反応して遠吠えするのを思い出させますが,チャイムを何と見なして反応しているのでしょう?ヒクイナの声とはかけ離れていると思うのですが.

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2021/11/13

この警戒音の声の主は?

毎日の散歩コースには何か所か浸水した休耕田があり,そこにはクイナヒクイナが 1 年を通して住んでいます.普段はキッキッキッとか,キョッキョッキョッという地鳴きのような声が聞こえるのですが,ときどきカイツブリのような連続した声で鳴くことがあります.警戒音ではないかと想像しています.

特に,近くの小学校のチャイムが拡声器であたりに流れると,その直後に複数の箇所からこの警戒音のような鳴き声が聞こえます.今日はチャイムの鳴る時間に合わせて録音を開始したところ,目論見通り近くで鳴いてくれました.

この声の主は誰でしょう?クイナではないかと思いますが,ひょっとしてシマクイナ

【修正】
コメントにも書きましたが,知人の判定によれば,これはヒクイナだそうです.私自身の感覚としては,ヒクイナの声はもう少し澄んでいて高調波成分が少ないと思っていました.しかしクイナほど高調波が多くもないという感じはします.地鳴きだと簡単に判別できるのですが.

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2021/11/12

クロコノマチョウ

今日の散歩では鳥についてはめぼしい収穫はなかったものの,薄暗い林床にクロコノマチョウがいるのを家人が発見.ほぼ 1 年ぶりでこのチョウを見ましたが,自宅近くで見たのは初めて.下の写真の個体はメスのようです.

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もう少し気温が下がった晩秋の薄暮時にさかんに飛び回るそうで,そういうときにもう一度見てみたい気がします.成虫越冬.食草はススキジュズダマ

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シロダモが開花

朝は摂氏 5 度以下にまで冷え込むようになったのですが,日中は20度まで上がり,日なたを歩いていると汗ばむほどです.

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しばらく前に常緑樹につぼみがたくさんついているのに気が付いて,カシの木かな?何だろうと思っていたのですが,今日の散歩のときには開花が進んでいました.家人によればこれはシロダモだそうです.雌雄異株なので,これは雌株ということなのでしょう.ちょうど1年後に赤い実がなるはずです.だいぶ気が長いのですね.

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2021/11/08

月と金星が接近

今日の夕方,久しぶりに酒でも飲もう,その前にカーテンを閉めようと南側の窓に行ってみてびっくり.三日月宵の明星が非常に近い位置に見えます.夕暮れの空の非常に美しい光景です.早速カメラを持ってきて何枚か写真を撮ってみました.

Stars_2021_0007m

こういう被写体の場合は,フォーカスもさることながら露出補正が最も重要です.今日は -3.0 EV まで露出を切り詰めて,月面に対してはほぼ適正な露出でした.しかし金星に対してはこれでも露出オーバー.像が白トビを起こしているので,もっと露出を減らさないといけません.

拡大してよく見てみると金星は月齢でいえば 10 程度.道理で円盤像が小さいわけです.

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オオタカ降臨

今日の天気予報は曇りのち雨.昨夜小雨が降ったものの,今朝は一時雲は沸いたものの,次第に雲が取れて好天になってきました.これで本当に夜雨が降るのだろうか?

いつもの散歩コースに出かけると,コガモカルガモも調整池にはほとんどいません.白い大型サギたちも見かけず,アオサギがぽつんといるだけ.これはつまらんと思っていると,カラスが騒ぎ出しました.付近をよーく探すと,なんとオオタカニワトコの木の陰にとまっているではありませんか?逆光の中で撮ったので写真のコントラストが低く,手前の木の枝が邪魔になってしまったのが残念.

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足元をみても獲物を掴んでいるふうではありません.しかしときどき地面に視線を落としているので,狩った獲物が地面に転がっているのかもしれません.オオタカがなかなか次の行動に移らないのでその場を離れましたが,この散歩コースでは今シーズン初めてのオオタカの降臨です.

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2021/11/06

ハイタカが飛んだ

一昨日,本日と,散歩の最中にハイタカのオスがやって来ました.どうやら同じ個体のように思います.休耕田に群れているスズメを狩りに来たのかな?

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フォーカスがうまく合わず,手振れもあるのですが,証拠写真を上げておきます.

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ついに牙をむいてきたな

秋も深まり,草の種も続々と実ってきました.そしてついにひっつき虫たちが牙をむいてきました.私の散歩コースで最もはびこっているのはコセンダングサ.ここ数年で急に増えたという印象があります.以前はアメリカセンダングサ(セイタカタウコギ)のほうが多かったように思うのですが.コセンダングサの根には強力なアレロパシー作用があるらしいので,当分の間はびこるのではないかと思います.

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藪を歩くときは要注意.できるだけツルツルしたナイロン製のアウターにしておかないと,後でひっつき虫たちを一つ一つ取り除くはめになります.

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2021/11/04

ミツバチが大忙し

ここ数日は暖かで穏やかな日が続いており,日なたを歩くと汗はかくのですが,散歩するには好適です.

ちょうど2週間ほど前にニホンミツバチの巣穴を見つけました.斜面の擁壁の水抜き穴の中に巣があるようです.いつも働きバチたちがさかんに出入りしており,中には大量の花粉 (Bee pollen) を持った者も穴に入っていきます.

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今日はことのほかたくさんのハチが出入りしており,ひょっとして分蜂ではないか?と思ったのですが,確かめきれていません.今はキク科の花しか咲いておらず,冬も近づいているため,ハチたちはとても忙しそうです.

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