久しぶりの浮島
昨日は突如入った珍鳥情報に朝から追い立てられて,久しぶりに浮島方面のハス田地帯へ出かけました.目的の珍鳥自体はあっけないくらい簡単に見ることができたのですが,なぜ今ごろこんな所をうろうろしているのかよくわかりません.南へ帰るために乗るべき寒冷前線を間違えたか?
上空でセキレイの群れが猛禽をしつこくモビングして追い払っていました.その場ではシルエットだけでよくわからなかったのですが,家人が撮った写真を帰宅後によく見ると,追われていたのはハイタカのオスでした.セキレイも群れになって必死になれば猛禽を追い払える良い実例でした.
すぐ近くの水路には狩猟用の鳥屋(とや)がかけられ,カモのデコイがプカプカ浮いていましたが,生身の鳥は少数のオオバンだけ.道路にはショットシェル(散弾の実包)の殻が落ちていましたし,遠くのハス田では銃声がしていたので,ハンターが撃っているのは間違いありません.11月15日から猟期が始まっていたのでした.
本州ではまだ鉛散弾が禁止されていないのですが,早く諸外国や北海道のように禁止してほしいものです,環境庁は何十年もかけて一体何をやっているのでしょう.鉛で汚染されたジビエに人気が出るとはとても思えません.今日落ちていたショットシェルの型番を見ておけばよかった.レミントン社製のソフトスチール弾のようにも見えました.
せっかくここまで来たのだからと,ちょっと足を延ばして浮島の妙岐ノ鼻へ.まだ午前中だったのですが,ヨシ原の上をチュウヒが舞っていました.霞ヶ浦に近い側では複数のミサゴが遊弋中でした.
北東の風が強く,霞ヶ浦には白波が立っていました.
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コメント
俊さん
茨城県では稲敷市飯出から西ノ洲までの湖岸線エリアだけが鉛散弾使用禁止になっています。
茨城県の鳥獣保護区等位置図(南部版)で確認できます。
投稿: きたきつね | 2021/11/22 17:41
きたきつねさん,
ご教示ありがとうございます.ごく一部ですが,鉛散弾禁止地域があるのですね.
早いとこクレイ射撃も含めて(射撃場の土壌は重度に鉛で汚染されているはずです)鉛弾を,できれば銅弾も禁止してほしいです.
また水鳥のジビエには鉛の検査基準を設けるべきでしょう.
投稿: 俊(とし) | 2021/11/22 18:50
俊さん
鉛散弾の汚染は酷いものがあって、茨城県自然博物館の横の菅生沼は、鉛玉が大量に沈んでいるために、浅くなっても浚渫出来ない状態になっています。
浚渫土の処分ができないということです。
投稿: きたきつね | 2021/11/22 23:05
鉛蓄電池の古い工場でも敷地の土壌は重度に汚染されていますが,それでも浄化は可能です.ただし数10億円以上の費用と10年程度の時間が掛かります.
汚染者負担の原則に則り,全国の湖沼の浄化費用はハンターが負担するべきで,免許更新時に手数料に上乗せして支払わせればよいと思います.かなりの高額になるでしょう.
湖沼だけではなくて,シカ猟やイノシシ猟が行われている山野でも土壌汚染は進んでいるはずです.とにかく早いうちに鉛弾を(銅弾も)禁止すべきです.
投稿: 俊(とし) | 2021/11/23 07:08