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2021年12月

2021/12/30

今年の締めはメジロでした

いよいよ今年もあと二日.今日は寒中暖ありという感じで気温が上がり,遅い小春日和となりました.家事の雑用の合間に今年最後の散歩に出かけましたが,収穫には乏しく,コガモは数が少なく,カルガモは日陰のヨシの根元で寝ているばかり.今年は本当に冬鳥が少ない.雪国は豪雪に見舞われているというのに,ツグミシロハラタシギもやって来ません.昨年はたいそう賑わっていたのに,これは一体どうしたことでしょう.

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遠くでヒクイナが鳴いたり,コゲラのドラミングが聞こえたりしましたが,近くで見られたのはヨシの繁み中のウグイスメジロだけ.ちょっと色が濃い目のメジロですが,まあ普通の亜種メジロかな?篭抜けのどこかの亜種ということはなさそうです.

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2021/12/26

ガマ吹雪とガマ樹氷

クリスマスも終わり,はや年末モード.と,ここへ来て数年に一度という強烈な寒波が到来.北日本や日本海側では大雪となっている模様です.こういう時に関東平野は能天気にたっぷりと日差しがあるのですが,しかし今日は風が強かった.

それでも日課の散歩に出かけたのですが,風が強くて野鳥の収穫は無し.その代わり,調整池に生えているガマヒメガマの穂が風に吹きちぎられて,まるで横殴りの吹雪のように舞っていました.

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この風のはるか下流では,枯れ木の枝に飛んできたガマの種が引っ掛かり,まるで樹氷のようになっていました.面白いですね.

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2021/12/24

仲の良いダイサギ異亜種2羽

毎日散歩で訪れる近くの調整池.まだ出来て 4 年ほどしか経っていないのですが,ここ 2 年ほどでだいぶメンバーが固定してきました.

必ずいるのは大型サギ類.冬場はダイサギアオサギです.ダイサギは,亜種オオダイサギと亜種チュウダイサギが 1 羽ずつ居着いているのですが,実はこの 2 羽が実に仲が良いのです.いつも並んで餌を獲っています.ちなみに亜種チュウダイサギは周年見られるので,越冬していることになります.

Winteraroundhome_dec2021_0121m

ひょっとして 2 羽で並んで魚を探したほうが効率が良いのかも?と思ったりしたのですが,しかし他所から別の亜種オオダイサギが飛んでくると,それが着水するよりはるか前に,この調整池の亜種オオダイサギが目ざとく飛び立って「カルルルル」と声を出して追い払うので,単に仲間がいれば良いというわけではなさそう.しかし,アオサギを追い払ったりはしません.

というわけで,この調整池の大型サギ類はダイサギ 2 羽とアオサギ 1 羽と固定されてきました.夏になると亜種オオダイサギがいなくなって顔ぶれが変わるのですが,こちらは顔ぶれがまだ安定しないようです.

狭い調整池にもいろいろな事情と駆け引きがあります.それにしても今シーズンは冬鳥の飛来が遅いですね.

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2021/12/21

カケスが喰われた

今日は買い替えた車の慣らし運転を兼ねて隣県まで遠征.約 30 年ほど前にもドライブしたことがある川沿いの温泉郷を訪ねました.前回と同じく,今回も有名な絵本作家の美術館を訪ね,温かみのあるモチーフと原画の高度な描画技術を堪能しました.

周囲は分譲別荘地のようですが,農家や谷津田も点在.散歩コースも設定されているので,前回同様,短時間散策してきました.

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谷津田の帰り道,行き道では気付かなかった鳥の食痕を発見.散乱していた羽根からカケスが食べられたのだとわかりました.羽根はまだ新しく,今朝最初の霜を受けたもののようです.昨日の日中に事件は起きたのでしょう.捕食者としてはオオタカが第一候補ですが,断定はできません.

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2021/12/20

ハシビロガモ来訪

強い寒気が日本列島を通過していきましたが,雪国には雪がたっぷり降ったようで,降雪前まで逗留していた鳥たちが山を越えて太平洋側にやって来る・・・と期待していたのですが,あまり冬鳥の種類も数も増えてきません.今年は冬鳥の数が少ないように感じます.

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それでも今日は散歩コースの調整池で今シーズン初めてのハシビロガモを確認.居着くかどうかはわかりませんが,コガモしかいなかった池に新顔が加わって,少し越冬地らしくなってきました.

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2021/12/19

マメヅタが枯れてきた

今日の散歩では林の中も歩いたのですが,その中に毎回気を付けて見ている木があります.その木だけ幹にマメヅタがびっしりとまとわり付いているのです.季節は関係なく,夏でも冬でも葉は青々としています.

ところが,約 3 か月ぶりに訪ね見てみると,何とマメヅタが相当の割合で枯れているのです.まだ青々とした葉も残っているものの,枯れてしまった割合のほうが大きいように見えます.このようなことが起こるとは想像だにしなかったので,ちょっとショックを受けました.

Takasakiforest_dec2021_0016m

盛者必衰(じょうしゃひっすい),生者必滅(しょうじゃひつめつ)ってことかな?これからさらに枯れが進むのか,それとも復活してくるのか,よく注意して見守りたいと思います.

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田んぼの氷の奇妙な造形

強い寒気に覆われて,今朝は今シーズン最強の冷え込みでした.それでもマイナス 3 度程度だったので,これからより強い冷え込みに襲われることは覚悟しなければなりません.日中は快晴で陽光はたっぷり.気温はあまり上がりませんが,日向を歩く分には何も問題ありません.

Takasakiforest_dec2021_0001m

今日は近隣の自然公園へ出かけたのですが,田んぼの水たまりので面白い氷の造形を見つけました.氷が年輪状に凍っているように見えます.どういうメカニズムでこのような形になるのかわかりませんが,周囲の至るところに同様の造形がありましたので,ある特定の水たまりだけの特殊事情ではなさそうです.

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2021/12/16

ムラサキシキブのドライフルーツ

毎朝真っ白に霜が降りるようになって,いよいよ真冬です.それでも朝の最低気温はまだ 0 度前後なので,常緑樹の葉がくしゃくしゃに縮こまるほどにはなっていません.

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毎日の散歩でチェックしているムラサキシキブの実が,いよいよドライフルーツになってきました.そしてそれをこのあたりに居着いているジョウビタキの♀が食べに来ています.昨シーズンもこのあたりに居着いていた個体ではないかと想像しているのですが,個体識別ができないために単なる推測に留まります.

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2021/12/12

お前は調整用パイプか?

冬枯れの田んぼの用水路に沿って,ガス抜き用か地下かんがい水位調整用と思われるパイプが列をなしているのですが,その中に一つだけ変なパイプが?

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あれれ?アオサギでした.肉眼だとうっかり見落としてしまうところでした.

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ヤブツバキが咲き始めた

今日は午前中は雲が多くて薄日が射す程度だったのですが,午後からは青空が広がって日射しが強くなり,気温も上がって晩秋のようになりました.

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今日の散歩ではマント群落の中でヤブツバキが咲いているのを見かけました.これまでサザンカは民家の庭先やあちこちで見かけていたのですが,とうとうツバキも咲き始めたことになります.明日から気温が下がるそうで,やはり冬は確実にやって来るようです.

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2021/12/10

ツルウメモドキの大豊作

今日の天気は曇り時々晴れ.薄い雲を通して薄日が差すようなお天気.昨日ほど風は強くありませんが,日差しも弱いので温かみは少なく,うすら寒いお天気.

それではと,今日はいつもの散歩コースを大幅に延長して大回りのコースを歩いてきました.途中,住宅地と道路の間の荒れ地に,ツルウメモドキがどっさりと実をつけているのを発見.ちょっと距離が遠かったのですが,望遠で何とか撮ってみました.

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今日のような薄日が差す程度の照明が植物を撮るにはベスト.光がよく回ってきつい影ができません.このツルウメモドキは一株だけのようで,周囲に他の株は見当たらず,アズマネザサがびっしりと地面を覆っています.鳥の糞に含まれた種が運よく発芽したのでしょうか?

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2021/12/09

牧草を食べるオオバン

ここ二日ほどは天気が悪く,特に昨日は最悪の風雨だったのですが,今日は朝から晴れ始めて,9時ころには快晴となりました.今シーズンの冬はお湿りが多いように思います.

散歩コースの調整池に行ってみると,除草作業が終わった地面には真冬でも牧草が青々と葉を伸ばしているのですが,それをオオバンがムシャムシャ食べていました.彼らはよく陸に上がって草を食べています.

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手前の草が明るく,バックの水面が暗く,そしてオオバンは嘴が白くて体が黒いという,何とも露出が難しい絵になってしまいました.カメラ任せで撮りましたが,オオバンの嘴は白トビしてしまったようです.

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2021/12/05

サネカズラの赤い実

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これも散歩コースのマント群落で.ふと頭上を見上げると透明感のある赤い実がぶら下がっています.家人によればこれはサネカズラ.ビナンカズラとも呼ばれ,万葉集でも多数詠まれているそうです.

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アオジがようやく常連に

今年は秋が暖かくて冬鳥の飛来が遅れ気味.気を揉む日が続くのですが,ようやくアオジが散歩コースの常連になってきました.今日は日陰のマント群落で羽毛を膨らませた個体を発見.

Winteraroundhome_dec2021_0038m

私のカメラは撮像素子が小さいので暗い被写体に対して感度を上げると急速にノイズが増えるらしく,それを誤魔化すために解像度を落としてベタ塗りのような絵ができてしまいます.お腹の羽毛のディテールがつぶれてしまったのが残念.

あちこちの藪の中でもアオジのチッチッという地鳴きを聞くことができます.これからシロハラアカハラが増えてくると常連の顔ぶれがにぎやかになってきますが,それにはもう少し時間がかかりそうです.

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2021/12/02

ガマの種が雪のように

寒気が入って来て西風が吹き荒れるかと思っていたのですが,風の強さは何とか耐えられるレベル.ということで雲一つない冬空の下,今日も散歩に出かけました.

調整池に着くと,風でガマの群落から種が吹き上げられて,まるで雪のように舞っています.これらの種はどこかに着地して,うまくいけばそこに根を張って新たな群落を作るのでしょう.

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調整池の顔ぶれは変化なく,コガモカルガモバンオオバン,サギ類です.昨年はマガモやオカヨシガモも入ったので,今年も入ってくれないかと期待しています.

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2021/12/01

ミヤマガラスの大群

今日から12月.昨日,一昨日と所用で熊本市を訪れたのですが,夕刻に復旧工事中の熊本城内を歩いてみてびっくり.とにかくカラスが多いのです.周辺のビルの屋上にも多数のカラス.私たちが見ただけでも数千羽はいたのではないかと思われます.熊本城とその周辺がカラスのねぐらになっているようです.

Kumamotocastle_20211129_15m

その中で,シルエットが異なる一群がクスノキの大木に鈴なりになっていました.よく見るとミヤマガラスの群れです.こちらも最低でも数百羽以上はいたと思われます.地付きのハシボソガラスなのでしょうか,ときどきミヤマガラスの群れに向かってカァカァとけん制するような攻撃するような姿勢で鳴いています.

Kumamotocastle_20211129_08m

大陸に近いというのはこういう事なのでしょう.関東では珍しがられるミヤマガラスも,冬のこの時期はごく普通に見られるようです.ハシボソガラスも一部渡ってきているのかもしれません.

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