久しぶりにキジと遭遇
今朝は良く冷え込み,当地の最低気温はマイナス 5 度程度.さらに日が昇るにつれて風が強くなってきて,雪雲も流れ込んでくるようになりました.
散歩に出かけてみたものの,風が強くて小鳥たちの姿はまばら.それでも一通り回ってみると,アズマネザサの藪の中にうずくまっているキジのオスを発見.ここ 2 か月ほど声を聞くだけで姿を見ていなかったので少々心配していたのですが,何とか生きているようです.
日本のキジは従来ユーラシア大陸に分布するコウライキジの一亜種 Phasianus colchicus robustipes "Kuroda, 1919" とされていたのですが,今年 10 年ぶりに改訂される予定の日本鳥類目録改訂第 8 版で独立種 P. versicolor "Vieillot, 1825" となる予定だそうです.IOC List は遅くとも 2009 年の v2.1 ですでにこの独立種説を採用していましたが,日本鳥学会もようやくこの説に従うようです.
ただし国内のキジは狩猟鳥としていろいろな系統の亜種が元々の生息域を無視して養殖・放鳥されて遺伝子汚染が進んでいるため,実態はかなりぐちゃぐちゃだという話もあります.過去の学説は再検討が必要でしょう.
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コメント
IOC List を良く調べてみると,P. versicolor が独立種になったのは,2008年1月16日リリースの v1.5 のときだったようです.
投稿: 俊(とし) | 2022/02/06 15:00