嘴を操るテクニシャン
私の散歩コースで見かけるタシギの群れは年末以来完全に居着いており,当地で冬越しをするのはこれで 2 シーズン目.住宅地の隙間の元谷津田だったところなのですが,ここだけは季節ごとに自然の営みが続いています.
泥水の中に長い嘴を突っ込んで餌を探し,無いとわかればすぐに引き抜いては次の地点に嘴を突き立てるという行動をせわしなく繰り返しています.嘴はある程度柔らかで触覚もあるようなので,それで餌となるミミズなどをまさぐっているのだろうと想像しています.
このとき,嘴を垂直にぶすっと刺すこともあり,斜めに突っ込んだり,あるいは首をひねって水平に近い角度で軟泥をすくったりもしています.まあ考えてみれば当たり前なのですが,餌を探すにはいろいろな工夫をしているということなのでしょう.
さらに,タシギの眼窩は頭の中心よりも後方上部に寄って出っ張り,眼球も飛び出し気味なので,両眼を合わせれば非常に広い視界が得られるはずで,タカなどの外敵を監視しながら餌探しをすることができるのではないかと思います.
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