20 年選手の ONU が壊れた
先週,自宅からインターネットへの接続が突然できなくなりました.何の障害かな?と思ってONU とルータの電源を入れ直してみると 30 分程度で復旧しました.やれやれと思っていたのですが,一昨日再びインターネット接続ができなくなり,今度は一夜経ても症状は改善しませんでした.ONU のパイロットランプは正常であることを示しているのに.
仕方がないので NTT のコールセンターへ連絡.ところが以前と違って web113 というサービスサイトから故障情報の入力や問い合わせをするよう誘導されます.コールセンターをできる限り低コストで運用したいのでしょう.スマートフォンから web113 にアクセスして,局から自宅の ONU までの回線状況を確認すると,これが良と出ました.うーむ.
ではルーターの故障かと思うのですが,LAN 内の通信は問題なくできており,NAS の読み書きも正常にできるので,ルーターが壊れたとは考えにくい.この ONU が我が家にやって来たのが 20 年も前だということを考えると,やはり ONU を疑いたくなります.先週の不具合は故障の前兆だったのではないか?ONU とは PON と総称される光回線と電気信号を相互変換するための装置.古い機器なので発熱量が大きいことが長年気がかりでした.発熱量は故障率に直結します.
仕方がないので,web113 をしつこく勧める自動音声を無視してオペレータにつないでもらいました.症状を伝え,改めて回線状況やプロバイダーの障害情報を調べてもらったのですが,特に異常はありません.
それでは ONU を交換しましょうということになりましたが,代替品を宅配便で送るので自分で交換してくれというのです.自宅の光配線は壁のアウトレットに光ソケットが付けてあるので,ユーザーが自分で簡単に光ケーブルを抜き差しできるのです.これもサービスコストの削減の一環なのでしょう.以前だと高所作業車がやって来て,電柱の光クロージャから,保安器,宅内の ONU までの状況を調べてくれたのですが,これは遠隔で確認済みなので不要なのでしょう.
翌日 ONU が届きました.何の色気もない黒いプラスチックの筐体で,しかもリファービッシュ品でした.今回は ONU 側も光ソケットになっているので安心して交換できます.交換して電源を入れると自動的に ONU の登録が始まり,15分ほどで認証が完了.すぐに何ごともなかったかのように開通しました.やはり古い ONU が壊れていたのです.今度の ONU はほとんど発熱しないところが気に入りました.
約 1 日半にわたってスマートフォン以外ではインターネットにつなぐことができず,まるで約 30 年ほど前のパソコン環境に戻ったかのような感覚に捕らわれました.しかし当時はそれでも嬉々としてパソコンをいじっていたわけで,やれることはたくさんあったのです.その後アナログ回線にモデムをつなぐことからパソコン通信が始まったのでした.ああ懐かしい.
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