半導体業界が不況期に入っています.これはコロナ禍で在宅勤務需要が激増し,パソコンや Web カメラやプリンターなどが爆発的に売れた反動です.今年夏にはすでにメモリの在庫が積み上がり,プロセッサもだぶつき始めたのが今に続いています.いわゆるシリコンサイクルの谷が変則的に増幅されて現れたものと思えばよいのですが,今日はそれをうまく利用しましょうというお話で,株で儲けようという話ではありません.
3 年ほど前から暗号通貨のマイニングで金もうけをたくらむ輩が世界的に(特に中国で)増え,それに使うためのビデオカードの需要が激増.このためビデオカードの価格が爆謄して,それは今でもまだ収まっていません.これに加えて同時期にコロナ禍でプロセッサもメモリも高騰したので,ここ 2 年ほどは PC を更新しようにも出来ない状態が続いてイライラが募っていました.
そしてようやくの半導体不況です.メモリや SSD は秋頃から大幅な価格下落,プロセッサもじわじわと値を下げつつあります.ビデオカードはまだ下げ余地があり,年明けに NVIDIA の新しい 40 シリーズが本格出荷されれば,旧機種を中心に下落すると思われます.
ということで,年明け 2 月ころの調達を目標に PC の更新計画を立ててみました.プロセッサは第 13 世代 Core i7 の K なし.メモリは DDR5 の 32GB をすでに調達済みです.OS 収納用の SSD には現在使用中のものを流用.データ収納用としては HDD から 2TB 程度の SSD に乗り換えるつもりです.さらに自動バックアップ用に 2 台の 3.5 インチ HDD をミラーリングして記憶域を構成していたのですが,重量が増してケースを持ち上げるのに苦労したので,2.5 インチの HDD 2 台に換装しようと思います.これらも一気に SSD 化しようかと思ったのですが,価格を考えるとまだ HDD が有利と判断しました.

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最も頭を悩ませているのがマザーボードです.業界全体で価格水準が高止まりしており,こちらは下がる気配がありません.数年前に比べると 2-3 倍の価格になっているので,どの程度のグレードのもので妥協するのか思案中です.CPU の冷却は空冷を堅持.

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そしてこれまで装着していなかったビデオカードを購入しようかと思っているのですが,目安としては Microsoft Flight Simulater が満足に動作することを目ざすので RTX 3060 Ti クラス以上.価格がどの程度まで下げるのかを見極めたいと思います.
全部合わせて何とか 20 万円台前半で収まらないか,価格調査を始めてみようと思います.
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