サーマルソアリング
強い冬型の気圧配置が緩み,明け方は冷え込んだものの日中は 12 度くらいまで気温が上がりました.風も弱いため,強い日射で窪地や住宅地の上には上昇気流が発生.もしも人間の目で見ることが出来たらあちこちにサーマルプルームがキノコのように立ち上がっていたはずです.
そんな中を一羽のノスリが滑翔していました.全く羽ばたかず,翼と尾羽の微妙なひねりだけで長時間飛び続けています.
ノスリの体型から推定できる揚抗比 L/D(揚力と抗力の比)は 5 から 8 程度だと思うのですが,仮に 8 だとして,秒速 10 m/s の対気速度の滑空で高度を維持するためには,上昇気流の速度は 1.25 m/s 以上なければなりません.この程度のサーマルが発生することはごく普通のことで,グライダーでサーマルソアリングを行う場合は数 m/s の上昇速度を持つプルームを探すようです.
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