ソメイヨシノ開花
今日は春分の日の祝日.天文学的なイベントを祝日にしている国は珍しく,日本くらいではないかと思うのですが,もともと仏教の彼岸会のちょうど中日にあたることからも,あまり違和感なく受け入れられたのでしょう.ちなみにイランでは春分の日が暦の原点,ノウルーズ,元日です.
私も暦の原点は冬至か春分が最もふさわしいとかねがね考えていました.しかし冬至に関しては,古代の人々は昼間の長さが短くなり切った日を原点とすることを忌避し,それから10日ほど経って太陽が確実に北に回帰していくことが認められる日を原点としたのだろうと思います.一方春分を原点とする暦が少ない現状は不可解です.キリスト教の復活祭は春分に関係づけられていますが,天文学的な意味付けは全くありません.
今日は薄曇りの春の陽気.春分らしいです.こういう日のほうが光が良く回って写真撮影には好適.ということでスギ花粉にも負けずに散歩に出かけました.
調整池近くではモズの♂がちらほら.もう繁殖期に入っているらしいので,メスへの求愛給餌のため,あるいは巣に籠っているメスの分までエサを取ってこなければなりません.はやにえを回収している分もあるのでしょう.
休耕田のヨシ原では四羽のタシギが忙しそうに採餌中でした.弾力性のある嘴を泥の中に突っ込んではエサの感触を感じ取り,無いと分かったらすぐに次の地点に嘴を突っ込むという行動を繰り返しています.まもなく北帰行するはずですが当地にはいつまで逗留してくれるかな?
調整池のヨシ原はこんな感じ.新しい茎がどんどん伸びてきています.ガマも同様です.
そして当地に近い公園ではようやくソメイヨシノが咲き始めました.今日の午前中で一分咲きといったところでしょうか.昨日の午後の職場のソメイヨシノは三分咲きだったので,場所によって,また株によってずいぶんと差があります.当たり前ですね.でも私はオオシマザクラが好きなので,もうしばらく待つことにします.
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