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2023年4月

2023/04/30

ついにガビが襲来

一昨日くらいから日本海で発達した低気圧に南風が吹き込み,電線がうなるほどの強風が昨夜遅くまで吹き荒れました.春にはよくあるパターンなのですが生活に支障が出るのは困りものです.昨夜遅くからは雨も降りだし,今日の午前中まで降り続きました.昼頃には雨が上がり空が明るくなってきたので,雨上がりの散歩に出かけました.

調整池に着くといきなり聴きたくない鳥のさえずりが聞こえてきます.外来種のガビチョウです.大声量の澄んだ声で複雑な節回しで歌うので,中華圏では人気の飼い鳥ですが,日本では特定外来生物に指定されており,届け出をしないと飼うことはできません.日本ではじわじわと分布域を広げており,その拡大速度に興味が持たれています.

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どこで鳴いているのかと探してみると,調整池の対岸の木の枝で鳴いていました.とにかく声量があるので他の鳥のさえずりがかき消されるのが最も嫌な点.今日はホオジロもさえずっていたのですが,ガビの声に完全に負けていました.コジュケイも含めて中国から移入された鳥は大声量のものが多いですね.

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水辺ではウキヤガラ?とおぼしき植物の花が咲いていました.

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2023/04/28

音楽ライブラリを再構築

私はパソコンを使い始めた直後から音楽 CD をパソコンで鳴らすということをやってきました.当初はパソコンの CD ドライブを単に CD プレイヤーとして使っていたのですが,そのうち CD のデータをリッピング(デジタルデータとして取り込み圧縮する)して,それをパソコンのソフトウェアで並べ替えたりプレイリストを作ったりして楽しむということをやってきました.

その間いろいろな音楽再生ソフトを試しながら,最終的には Windows 標準の Windows Media Player (WMP) を使って Windows Media Audio (WMA) というコーデックでリッピングし,それをそのまま WMP で再生していました.

しかし Windows 11 になってから Microsoft は WMP の開発をやめ, Media Player という非常に中途半端なソフトを推すようになったので,どのソフトに乗り換えたらいいのか再び試行錯誤を繰り返していました.

ここ一年ほどは foobar 2000 という有名なソフトを使ってみたのですが,あまりに自由度が高すぎ,カスタマイゼーションの手間がかかりすぎて困っていました.またこれ単体ではリッピングもできません.

と,そこへきて今回 MusicBee というソフトに出会い,これなら使えるのではないかと思って使い始めました.カスタマイゼーションの自由度は高いのですが,それでも foobar 2000 に比べればある程度の骨格は固まっているので悩むことはありません.リッピングの能力は十分ですし,プラグインを使えば歌詞を表示することもできるので,英語の歌詞を聴き取る練習も可能です.

Reconstructing_music_library

さらにこれを機にコーデックを人気の薄い WMA から汎用性が高い MP3 に変更しました.しかし,ということは,全楽曲をリッピングしなおさなければならないということです.リッピングしたデータはパソコン以外にも宅内 2 か所のオーディオ・プレイヤーで使いますし,クルマの車載プレイヤーでも聴くので,そのフォーマットの選択は重要です.

昨日から手持ちの CD 数百枚のリッピングを始めました.おそらく完了するまでには 2 週間ほどかかると思いますが, 30 数年前から買い続けた CD 一枚一枚を改めて聴きなおしてみると新たな発見があり,これは時間をかけるだけの価値があると思い直しました.

CD の中にはカビが生えていたり,アルミ蒸着層が腐食を始めているものもあったので,そういうチェックをするよい機会にもなりました.現在では CD を買う人は少なくなり,ストリーミングで音楽を聴いたり,アルバムの中の好きな曲だけを MP3 で購入したりというスタイルが流行っていますが,しかしかつてのバイナル盤 LP を模したジャケットライナーノーツを持ち,全楽曲を合わせたアルバムで一つの作品として作られている CD の魅力を捨て去ることはできません.

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2023/04/27

翼を休めるムナグロたち

昨日は弱いながらも横なぐりの雨が降って,外出するときに苦労しましたが,今日は一転して実にさわやかな初夏の快晴.新緑が目に痛いくらいに輝いています.きっと紫外線も強いのでしょう.

今はちょうど春のシギチドリの渡りの時期.日本は東南アジアやオーストラリアからシベリアやアラスカに渡っていく鳥たちの中継地です.各地の干潟を中心に多くのシギやチドリが見られますが,内陸の水田地帯にも多くの鳥たちがやってきます.これらの鳥は夏鳥とも冬鳥ともいわず,旅鳥といいます.

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今日は近場の水田に毎年やってくるムナグロの群れを見に行ってきました.まだ水を入れていない水田のコンクリートの疇の近くに百羽ほどの群れが翼を休めていました.よほど疲れているのかほとんど動かずじっとしています.疇の近くにかたまっているのは外敵に対する備えなのでしょう.

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春の渡りでは東南アジアから島伝いに渡ってくる鳥たちが多いはずですが,オーストラリアから数千キロを一気に渡ってくる群れもあるそうなので,うまく飛んでくることができたとしても,相当の疲労困憊になっているはずです.秋には逆コースで再び南へと向かいます.この一往復の間にどの程度の個体が生き残り,どの程度が脱落するのか,考えただけで生の営みは非情なものだと思えてきます.

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2023/04/23

子ヤギとニワトリたちを見学

今日は好天ながらも気温は平年並みで暑すぎず,非常に過ごしやすい日曜日になりました.これがこの季節本来の陽気.近くの川にはたくさんの釣り人が訪れています.

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近所の知り合いの家で子ヤギが生まれたというので,見学に行ってきました.今年の子ヤギは3匹.生まれてまだ数日というのにもう元気に飛び跳ねることができて,やはり草食動物の子供です.このまま元気に育っていってほしいと思います.

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放し飼いにされているニワトリたちも元気に歩き回り,地面を掘っては食べ物を探していました.

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2023/04/22

ウサギ,ウサギ

昨日は夕方から冷たい北風が吹き始め,それは今朝まで続いて暖気が一掃されました.今日は朝からひんやりと肌寒く,日差しも少なく日中も長袖の上着が必要なお天気.

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今日の散歩の収穫は帰途の最後になって見かけた二ホンノウサギ.我が家の周囲の約半分は圃場整備された水田なのですが,休耕田や耕作放棄された圃場が増えており,そこにいろいろな動物や鳥が住み着いています.二ホンノウサギはよく畑に足跡を残しており,たまに姿を見かけることもあります.今日は思いのほか近い距離で見ることができ,しかもすぐに逃げたり姿を隠したりしなかったので,しっかり写真に撮ることができました.ふさふさした体毛がいかにも健康そうに見えます.

ちょうど今は新緑の牧草がたくさん生えているので,食べるものには困らないのではないかと思います.でも家庭菜園の野菜をかじったりすることがあるかも.

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2023/04/21

フジの花の見納め

今日も朝から気温が高く夏日の予想だったので,朝早めに散歩に出かけました.昨日の話題と何ら変わり映えしないのですが,今朝は調整池のコガモの数が大幅に増えていました.渡り途中の群れが入ってきたのか?

フジの花はそろそろ見納めということで,見栄えのする株を見繕って写真撮影.この程度の株になると,巻きつかれた木は非常に育ちが悪いか,場合によっては絞め殺されてしまいます.

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そのためフジは花は美しいものの雑木林や植林地では厄介者.手入れを怠らない林業家であれば,腰に下げた鉈でバシバシ切ってしまうはずです.そうなっていない林が多いということは,手入れが行き届いていないということです.ひどい所ではフジに巻き付かれた上にクズに覆いかぶさられて,悲惨な光景になっている場所もあります.

農業もそうですが林業も担い手の不足は深刻です.とくに個人の持ち山の荒廃ぶりはひどく,代替わりに伴って樹木を皆伐して PV パネルを敷き詰めるような,温暖化ガス削減に逆行するような事例が頻繁に見られるようになってきました.

法人化して安定した収入と就業環境を整え,魅力ある職として若い人たちが多く入社している森林組合もあるようですから,個人の持ち山はそういうところへ管理・施業を委託してはどうかと思います.

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2023/04/20

フジの花は早くも終わり

今日は昨日にもまして気温が上がり,当地では 26 度くらいまで上がったようです.日中散歩に出ると確実に汗ばみ,暑い暑いと言いながら帰ってくるようになりました.散歩は朝の時間帯に変えねば.

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このように季節が進んでいるのですが,調整池ではまだコガモの姿が見られます.例年 5 月の連休くらいまでは見られるので異常なわけではありませんが,今年はすでに初夏の陽気になっているので,だいぶのんびりと構えているカップルのようです.

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フジの花は早や盛りを過ぎて枯れ始めています.まもなくキリが咲きだすのではないかな?今年は本当に春が早い.この調子で温暖化が進行すると夏が長く厳しくなりそうで,暑いのが苦手な人間としては先が思いやられます.

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2023/04/19

巣立ち雛に父モズが給餌

今朝までは肌寒くストーブのお世話になっていたのですが,日本の南西から強烈な暖気が入ってきたそうで今日の日中は夏日の予想.今年の春は本当に駆け足.もう初夏といってもいいくらいです.

鳥たちも産卵・子育てモードに入っており,早い種ではすでに巣立ち雛がいる状態です.今日の散歩コースではモズの巣立ち雛がギーギー鳴いて餌をねだり,オス親が昆虫か何かを給餌していました.親は大変です.

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このところ調整池では真昼間から飛び回るコウモリを見かけます.今日も結構長時間飛び回っていたのですが,疲れたらしく民家の植え込みの中で休憩していました.アブラコウモリだと思います.

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2023/04/16

コジュケイ大鳴争

昨日は一日中ひんやりした雨が降り続き,大地に湿り気を与え熱を冷ましてくれましたが,今日は午前中から強い日差しで気温がぐんぐん上がってきました.ひょっとすると夏日になるかもという予報です.

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調整池まで散歩に出かけてみると,数羽のコジュケイが鳴き交わして賑やかなこと.どこにいるのかとダメ元で探してみると,なんと木の枝にとまって鳴いている個体を発見.いつも地面にいるものという先入観があったので,あやうく見落とすところでした.

池にはまだコガモが残っていますが,もう間もなく渡去するのでしょう.今日はコイの産卵で岸辺に激しい水しぶきが上がり,産み落とされた卵をカルガモが狙っているようでした.

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2023/04/12

自衛隊ヘリコプターの墜落原因

宮古島から陸上自衛隊の師団長の視察のために飛び立った UH-60JA Black Hawk が墜落したと思われるのに,機体や遺体が見つからないのは一種のミステリーです.自衛隊は総力を挙げて周辺海域を捜索し,ソーナーまで繰り出してサンゴ礁の海底を捜索しているそうですが,日数を経てもほとんど何の手掛かりも見つかっていません.

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https://lockheedmartin.com/ より

謎です.海面から水しぶきが上がり,その後 20 分以上も黒煙が上がり続けたという目撃情報もあるのですが,レーダーから機影が消えたという時刻とは 2 時間もずれています.

私は以下のような可能性を考えてみました.

  • ダウンバースト.地元漁師によるとこの地域この季節には急に風向きが変わり海が荒れる「二月風廻り(ニングヮチカジマーイ)」という現象が起こることがあるのだそうです.それを晴天ダウンバーストと解釈してみます.すると低空を飛んでいたヘリはあっという間に海面に叩きつけられて破壊されることになります.当時,付近には雹を降らすような積乱雲は無かったはずなのでこの解釈には無理がありますが,しかし高空では晴天乱流は珍しいものではありません.何らかの強い突風が吹いてヘリが墜落したと考えることは十分合理的です.
  • 爆発物を仕掛けられた.次は破壊工作があったと仮定してみることです.なにしろ第 8 師団の師団長が乗っていたわけですから,破壊工作を仕掛ける側からすれば格好の獲物です.自衛隊の基地内部でこのような工作ができる余地がどれくらいあるのか部外者には全くわかりませんが,おそらく自衛隊はこの可能性も真剣に検討し捜査しているはずです.
  • 機内でのいざこざ.これは可能性としては低いと思いますが,新任の師団長が張り切りすぎて,何か余計なことを言ったり大げさな身振りをしたりして,本人あるいは別の搭乗者が飛行安全に関係する何らかの装置に意図せず触れて墜落に至ったという,なんとも情けない可能性です.
  • 整備不良や操縦ミス.これが意外と可能性が高いかもしれません.ヘリコプターは頻繁な整備が必要な航空機です.とくにメインローターのピッチ制御機構には入念な整備が必須です.これを怠ると重大な事故につながります.今回は師団長を乗せるということで十分な事前整備が行われていたはずですが,一般的に言ってヘリは事故率が高い航空機なので,この可能性は否定できません.

早く機体や遺体が発見され,事故原因が究明されるよう祈っています.

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カムチャツカ半島の火山が大規模噴火

カムチャツカ半島のシベルチ山 (Шивелуч) が大規模な噴火を起こしました.すでに航空機への情報は出されていますが,噴火の継続期間や火山灰や二酸化硫黄の噴出量によって,地球規模の気象への影響が評価されていくはずです.

Shiveluch_20230412t072000

提供:情報通信研究機構 (NICT)

本日朝のひまわり 8 号の画像がこれ.南へ流れていく噴煙がはっきりと映っています.この火山は溶岩ドームを形成し,それが崩壊することで火砕流を発生させるタイプの成層火山だそうで,それ自体は取り立てて珍しいわけではなく,雲仙普賢岳と同じような噴火様式です.カムチャツカ半島の火山群はとにかく活動が活発なので,今後も目が離せないと思います.

ちなみに伊豆七島の三宅島が 2000 年に噴火したときは,火山ガスが最大で 5 万トン/日と超大量放出されており,地球全体で日々排出される亜硫酸ガスのかなりの割合を占めたと言われています.

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2023/04/09

寒気が入って肌寒い

夜行トンボ日帰りで荒天の海を旅してきました.行けたのは途中の島までで,最終目的地へは荒天欠航となったのですが,今回はエキスパートの人たちに混じって行ったおかげで,お目当ての高アスペクト比海鳥たちはおおむね見られ,しかも東京湾の羽田沖でカツオドリが海にダイブする姿を見られたりして,実り多いものとなりました.

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しかし揺れる船上で足を踏ん張り立ちっぱなしだったので,昨日はもうヘロヘロになって帰ってきました.そういうわけで今日は休養日.寒冷前線通過後に寒気が入って肌寒いお天気の中散歩に出かけましたが,休耕田の藪の中にキジの♂を見かけた程度.タシギは完全に渡去したようですが,コガモはまだ少数が残っていました.

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2023/04/06

朝に特大の虹

昨日から発達した低気圧が日本海に入ったために,関東地方ではお決まりの強い南風が吹いています.低気圧の動きが遅いため,正午を過ぎても風は強いまま.常緑樹の葉が新旧入れ替わる時期なので,我が家のクロガネモチの葉が大量にご近所に飛散して難儀しています.

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未明から時々パラパラと雨粒がガラス窓に当たる音がしていましたが,朝起きて外を見るとびっくり.大きなが太陽と反対側の西空にかかっていました.主虹の外側に淡いながらも副虹が見えています.

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今日は何かいいことがあると期待したいところですが,強風が吹き続けて外を出歩くのも苦痛です.野暮用をこなすために短時間出歩きましたが,ほうほうの体で帰ってきました.

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2023/04/02

春本番でキジが動く

当地でも完全に葉を繁らせたケヤキの木が目立つようになり,いつの間にか春本番となってしまいました.昨日は気温が 20 度を超えて日向を歩くと汗ばみました.異常に早いです.夏が思いやられます.しかし今日の関東地方は北東気流が入って日差しがなく気温も低め.春はこれくらいのほうが良いです.

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散歩コースではキジの動きが活発になってきました.まだ枯野の耕作放棄地の枯草の上に乗って,ドドドと羽音を立ててディスプレイをしたのち,ゆっくりと枯草の茂みの中に消えていきました.

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この枯草の藪の中には,このオスのほかにメスが 4 羽いるのですが,うち 2 羽は昨年の子供と思われるので,じきいなくなるのでは?と思っています.

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