翼を休めるムナグロたち
昨日は弱いながらも横なぐりの雨が降って,外出するときに苦労しましたが,今日は一転して実にさわやかな初夏の快晴.新緑が目に痛いくらいに輝いています.きっと紫外線も強いのでしょう.
今はちょうど春のシギ・チドリの渡りの時期.日本は東南アジアやオーストラリアからシベリアやアラスカに渡っていく鳥たちの中継地です.各地の干潟を中心に多くのシギやチドリが見られますが,内陸の水田地帯にも多くの鳥たちがやってきます.これらの鳥は夏鳥とも冬鳥ともいわず,旅鳥といいます.
今日は近場の水田に毎年やってくるムナグロの群れを見に行ってきました.まだ水を入れていない水田のコンクリートの疇の近くに百羽ほどの群れが翼を休めていました.よほど疲れているのかほとんど動かずじっとしています.疇の近くにかたまっているのは外敵に対する備えなのでしょう.
春の渡りでは東南アジアから島伝いに渡ってくる鳥たちが多いはずですが,オーストラリアから数千キロを一気に渡ってくる群れもあるそうなので,うまく飛んでくることができたとしても,相当の疲労困憊になっているはずです.秋には逆コースで再び南へと向かいます.この一往復の間にどの程度の個体が生き残り,どの程度が脱落するのか,考えただけで生の営みは非情なものだと思えてきます.
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