酷暑の果てのずっと先
暑いので自宅に引きこもっています.引退するとこういうことができるのが素晴らしい.現役のころは早朝から夜まで汗のかきどおしでした.偉かったんだねぇ.
今日のお天気は最高気温 35 度コースなので今も気温が上昇中.どうりで朝から暑かったわけです.まだ梅雨明けしていないのですが,このまま梅雨が明けたりしたらえらいことです.来週は分厚い雲が空を覆って太陽の光を遮ってくれないかなぁ.冷たい北東気流が入ってくれると最高.梅雨明けは7月末でいいです.
Gerd AltmannによるPixabayからの画像
地球温暖化がこの先どのような様相を呈してくるのは分かりませんが,長期的には地球はこれからも氷期を迎えるでしょうし,現在 260 万年ほど続いている氷河時代が終わって今以上の温暖期を迎えることもあるでしょう.これらは地球の過去の歴史から明らかだと思います.
氷期になれば,北ヨーロッパや北米大陸の北半分は分厚い氷床に覆われてしまいます.その厚さは 2,000 - 3,000 m というとてつもないものです.一方,温暖期になれば地球上には天然の氷というものは無くなり,今のアラスカにも亜熱帯性の植物が生い茂るようになります.
こういうサイクルがまだ 2, 3 億年は続くのですが,実はその先はありません.なぜならば太陽の熱出力が徐々に上がってくるからです.今からたった 5 億年ほどで,少なくとも地上には生物は住めなくなり,水中でも熱に強い微生物くらいしか生きていけなくなります.最終的には地球は灼熱の岩砂漠の惑星になって死の星となります.さらに数10憶年後には,膨張する太陽大気に焼かれて蒸発してしまうかもしれません.地球の火葬です.一方,太陽の質量が減少して重力が弱まるため,地球軌道が外側に移動して蒸発は免れるという説もあります.
WikiImagesによるPixabayからの画像
こう考えると,地上に生き物が住んでいられる期間というのは,過去から将来も含めてせいぜい 10 憶年程度しかありません.意外に短いですね.ってことで,今を有意義に生きよう!と引きこもりながら考えたのでした.
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