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2023年11月

2023/11/26

冬の足音

昨日は週末恒例の里山散歩に参加.寒気がやって来て気温が下がり,風もあって寒い一日でした.鳥の出も良くなく,冬鳥たちの動きも良くありません.

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里山の紅葉はちょうどいい感じで,風で落ち葉が舞う中を歩くことができました.空中の落ち葉を鳥と間違えてしまうのが玉に瑕.湿地ではガマの穂が吹きちぎられて,いかにも晩秋の風情.しかし池の水位が低いためか,カモの数は非常に少なくて残念.

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陽だまりでは昆虫の動きが活発でした.これはルリタテハですが,まだアキアカネも飛んでいました.一方で冬の里山の昆虫として知られるクロスジフユエダシャクも多数出現.昆虫爺たちを喜ばせていました.やはり冬は近づいているのです.

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2023/11/19

クライ・マッチョ

クライ・マッチョクリント・イーストウッド(監督)

約一年ぶりで映画のレビュー.イーストウッドの映画はいろいろ見てきたのですが,主演作品となるとこれがおそらく最後のものになるかもしれません.御年91歳で監督・主演した作品です.

映画の企画としてはかなり古く,75年に出版された同名タイトルの小説が原作です.元ロデオスターの老人が主人公.仕事の雇い主に頼まれて,メキシコに住む彼の息子をアメリカに連れて帰る,そのロードムービーになっています.当初はシュワルツネッガーが主演俳優に選ばれたのですが,当人のスキャンダルで製作が中止され,2020年にイーストウッド本人が主演も務めることが発表され,COVID-19 のさなかに撮影が行われました.

実際に観て思ったのは,やはり高齢のイーストウッドはもう演技に耐えられないということです.セリフ回しは問題ありませんが,動きは良くありません.馬に乗るシーンもあるのですが,引きのショットばかり.女性とダンスを楽しむ姿もかろうじて,という感じです.グラン・トリノでは非常に良い演技だったのですが,あれから13年の歳月が残酷に流れたのだと思わざるをえません.一方,若者に人生の教訓をとつとつと話し,マッチョの意味を考えさせる演技はとても良いです.この作品のハイライトの一つでしょう.

一方,息子役の俳優ですが,私に言わせればちょっと良い子すぎてアクが無さすぎです.これはちょっとキャスティングを間違ったのではないでしょうか?もう少しクセの強い若手俳優が良かったと思います.子役のころのディカプリオとかリバー・フェニックスとか.まあこういう逸材はいつも見つかるわけではありませんが.

ドライブ中の主人公たちを迎え入れかくまう役の女優ナタリア・トラヴェン.派手な顔立ちで微笑が絶えない魅力的な人ですが,ちょっと場違いな感じのキャスティングだったと思います.掃き溜めにツルですね.もう少しリアルで殺伐とした演出にしたほうが私の好みには合っていますが,こういう救世主がいたほうが安心して観ていられるのは確か.

全編を通してラテン音楽がとてもよかった.非常に端正なラテンで,これに合わせてダンスをするシーンは非常にしっくりします.キューバ音楽もそうですが,端正なラテン音楽には非常に惹かれます.

かなり長いエンドロールがあるのですが,私はエンドロールもきっちり最後まで観るタイプです.前半は非常に美しいデザインで驚かされました.このような美しいエンドロールは初めて見ました.ただしエンドロールで使われていたカントリー音楽は私の好みには合わず,ちょっと残念.最後までラテンで通してほしかった.

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2023/11/16

引っ付き虫絶賛大量産中

早や11月も半ばを過ぎました.当地ではもうそろそろ霜が降りる頃なのですが,今年は異常に暖かいのでどうなりますやら?しかし朝晩の暖房は欠かせなくなりました.朝のゴミ出しのときには吐く息が白くなっています.

とはいうものの,今日の日中は気温が上がり,ちょっとした小春日和.風も弱いので散歩するときは長袖シャツ一枚で十分です.

散歩コースでは道の両側で引っ付き虫が絶賛大量産中です.今年はコセンダングサが妙にはびこっており,いたる所コセンダングサだらけ.花が咲いているだけの時分は貴重な蜜源にもなって良かったのですが,この時期になるともういけません.草むらには絶対入らないようにしないと後が大変です.

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拡大してみるとよくわかりますが,一度引っ付いたら簡単には抜けないような構造になっています.このような形状に進化するまでどの程度の年月が必要だったのでしょうか?引っ付く相手も必要なので,一種の共進化なのでしょうが,数十万年で足りるかなぁ?

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シロダモの花が咲き始めています.この花が実をつけるのはちょうど一年後.今見られる赤い実は昨年の今頃の雌株の花の痕です.

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2023/11/11

寒かった秋の散歩

昨日降った雨で気温が急に下がり,今日は日射しもなくて寒い一日でした.最高気温は12度ほどだったようで,12月並みの寒さ.暖かさに慣れた体にはこたえました.

今日は地元の探鳥会に参加して,都市公園の沼とその周辺の農地を散策.秋はかなり深まり,紅葉も進んでいます.黄葉して大量に葉を落としつつあるイチョウの木もありました.

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ヨシ原の脇で実をつけていたノイバラかな?枯野の中で目立っていました.

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こちらは紅葉中のヤマウルシ

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沼にはヒドリガモが飛来中ですが,まだ数が少なく,また他のカモはほとんど見かけず.年を越すころになるとコハクチョウもやってくるはずです.この個体は近縁のアメリカヒドリとの交雑個体のようです.ときどき見かけますが特徴の出方はまちまち.

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2023/11/09

キジバトのヒナが巣立った

そろそろストーブを引っ張り出して冬支度を始めようとしていたところなのに,先月下旬ころに気が付くと庭木に巣を掛けたキジバトが卵を抱いている様子.えーっ今頃?

先週にはすでにヒナが孵っている様子だったので慎重に見守ることにしました.育雛期間は2週間程度と聞いていたのでもう少し先と思っていたら,今週の強い風雨の日に無理やり巣立ちさせられたようで,2羽のヒナがブロック塀のうえでじっとしているのを家人が発見.

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今日で巣立って4日目くらいですが,まだ2羽で寄り添ってじっとしています.鳴き声一つたてません.まだ十分には飛べないのではないかな?ときどき親が餌を運んできているようですが,まだピジョンミルクかもしれません.今週末から寒くなるようなのですが,無事に育ってほしいものです.

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