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2025年4月

2025/04/27

強風の五月晴れ

今日の午前中は家人のお供で近くの知人のギャラリーを訪問.朝から五月晴れの快晴ではあったのですが,強い南風が吹き荒れ,いかにも関東地方の初夏らしいお天気でした.

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ギャラリーから湖畔に降りるとフジの花が強い風になびいていました.

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カエデの大木を下から見上げると,葉を透けて届く日光が大変美しい.

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木の根元になぜかムクドリの卵が一個落ちていました.近くに巣はないはずなのに,誰がどうやって運んできたのやら?

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2025/04/26

コガモとアカメガシワ

これは昨日の散歩のお話.

いつものとおりの散歩コースをたどって調整池に行ってみると,まだ多くのコガモが逗留しています.もともとここで越冬したものなのか,あるいはもっと南で越冬していたものが立ち寄ったのか,定かではありませんが,他のカモが渡去したあとでもコガモは居残る傾向があります.例年だと5月の連休が終わるとようやくいなくなる,ツグミもその頃いなくなる,というのが当地の歳時記です.オスの目の周りの緑色がとても美しく,英語ではコガモの名前 Teal がそのままこの緑色の名前にもなっています.

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一方植物の方は新緑が濃くなって,もはや新緑とは言えない程度になってきました.しかしこれから新しく葉を茂らせるものもたくさんあって,当地では田んぼの際に植えられたクワの木の勢いが盛んです.その脇ではアカメガシワが美しい新葉を伸ばしていました.

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ムナグロ御一行様お着き

今は春の渡りの盛期.東南アジアや南半球から鳥たちが続々と北上し,あるものは日本を中継してさらに北のシベリアやアラスカまで飛んでいきます.翼があるとはいえ,数千キロ,場合によっては一万キロを越える長旅なので,出発前に蓄えた脂肪はなくなり,体重を半分にまで減らして目的地にたどり着きます.

日本を中継地にする渡り鳥のことを旅鳥というのですが,シギチドリたちがその代表です.そしてこの旅鳥たちは海辺の干潟だけではなく,内陸の湖沼や水田地帯にも多く降り立ち,疲れをいやし,食べ物を補給して脂肪を蓄え,再び北をめざして飛び立っていくのです.

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今日はそういうチドリの一種,ムナグロを見に行ってきました.毎年決まってムナグロの群れが降り立つ田んぼがわかっているので,広大な水田地帯を探し回る必要はありません.

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今日は30羽ほどの群れが,水入れが始まる前の乾いた田んぼで休息していました.おそらくは遠くオーストラリアから飛んできたものたちです.多いときは100羽を超える群れでいることが多いので,今日はまだ少ない方です.

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日本で体力を回復して,最終目的地まで無事に飛んで行けることを祈っています.

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2025/04/24

フジが満開

いつの間にか4月も下旬.今週末からゴールデンウィークが始まるというのですから,最近地球の自転が速くなったのではないかといぶかる年寄りです.

今日久しぶりに散歩コースを歩いたのですが,いつの間にかフジの花が満開.もう盛りを過ぎている感じです.以前雑木林の手入れが行われていたころは,フジは強大なツルが他の木々に巻き付いて絞め殺してしまうので,見つけ次第刈り取られていたはずなのですが,最近は手入れをする人がなくなったので,雑木林の中に大きく成長したフジ蔓を見ることができます.花が美しいのは良いのですがあまりほめられたものではありません.

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調整池の土手に何かいると思って見ると,キジのメスでした.すぐ近くにオスがいたのですが,ちょっと離れた場所に長い時間留まっていました.

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シャガはとっくに満開になっていました.

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2025/04/17

低山を花見登山

週明けから強風が吹き荒れてソメイヨシノの花が飛ばされ,せっかく芽吹いてきた木々の新緑が痛んだりしたのですが,昨日は風は若干弱まり気温も湿度も低めだったので,少し遠出をして低い山に登りヤマザクラの花見をしてきました.最近アド街ック天国でも紹介されたところです.ここを訪れるのは3年ぶり.

その地域では有名なヤマザクラの名所だけあって,平日にもかかわらず近郷近在から私たちのようなヒマ老人がぞろぞろ.地域が設けた臨時駐車場もほぼ満杯状態.それでも首都圏の有名どころの混雑ぶりに比べればスカスカでほぼ無人.首都圏から遠く離れて交通の便が悪いからですが,人波に視界を妨げられずに風景や花を楽しむことができます.これぞ田舎暮らしの特権.

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この低山はまさに里山というにふさわしい所で,平地から低い山が連なり県境を構成しています.この花見の季節は林道の車の通行を禁止して人が安心して歩けるようになっています.けっこう急な登りなのですが距離はさほどでもないので,花を賞でながらつづら折りの急坂を登っていきます.低山なので普段着の人も登山スタイルの人もさまざま.

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この山自体のヤマザクラも素晴らしいのですが,この山から遠望できる風景も実に素晴らしい.こういう景色と人々の営みがまだ日本に残っていることに感動してしまいます.

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山頂近くのピークの入り口には巌抱き桜というものがあって,大きな岩を根が抱え込むようにして立っているヤマザクラが面白い.近くで三角点も確認できました.

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下山は楽ちんなのですが,急坂なのでひざを痛めないよう歩幅を小さくして降りていきます.振り返って山を眺めると,これまた絶景.毎日こういう風景を眺めて暮らすとどういう性格になるのだろう?と想像しながら帰途につきました.

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2025/04/13

宝物のような里山

今日は昨日とは打って変わって朝からどんよりとした曇り空.午前中からパラパラと冷たい雨が降り始め,降ったり止んだりをくり返しています.当然ながらこのような日は家の中で停滞です.PC のバックアップとメンテナンスにはちょうどよい日取りでした.

昨日は冷たい北風が吹いていたものの,お天気は晴れ.久しぶりに里山歩きに参加しました.もう早春の出し物はとっくに終わっていて,春本番の景色でした.

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この里山は数十年前から NPO と地元の有志とによって維持されてきたのですが,今となっては本当に貴重な空間です.

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すでにオドリコソウが咲いていました.以前はもっと大きな群落があったのですが,今でも貴重なものです.

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ヤマエンゴサクはおおきな群落が維持できてきます.

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そしてこちらはイチリンソウ

今日,このような空間が維持できるのは,数十年にわたる人々の思いと熱意によるものなのですが,それがこれからも続いていくことを願いたいと思います.

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2025/04/10

ジューンベリー開花

今週月曜日に玄関先のジューンベリーが開花しました.純白の白い花が小ぢんまりと咲くのですが,清楚な感じがして好きな花の一つです.我が家ではトサミズキに次ぐ春告げ花です.

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大変花期が短い花なので,来週には散っているのではないかと思いますが,その後2か月ほどで赤い実がなるのが楽しみです.

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例年,熟した実は鳥に食べられてしまうのですが,今年は実の付きが良ければ食べてみようかと思います.

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2025/04/06

近所を花見歩き

当地でのソメイヨシノはようやく七分咲きといったところですが,今日はお天気が下り坂と言う予報.そうなる前に近所の桜並木を歩いて花見をしてきました.

この桜並木は堤防を兼ねた農道の脇に約 1 km に渡って植えられているもの.もう樹齢は30年を越えているので,だいぶ老木が目立つようになってきました.樹勢もさまざま.すべてが隆々としているわけではありませんが,それでも地元の人間が楽しむ分には十分です.

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ソメイヨシノ,ヤマザクラオオシマザクラなどが植えられています.ヤマザクラはまだ咲き始めですが,比較的花期が長いのでまだ楽しめるでしょう.

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田んぼの疇ではホトケノザやオオイヌノフグリが満開を迎えていました.

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2025/04/04

ちょっと早めのお花見

ここ数日続いた寒くてジメジメしたお天気から一転,今日は朝方は濃霧だったもののその後晴れ上がり,雲が沸き立ちながらもなんとか晴れが続きました.

当地では場所によってはソメイヨシノはすでに満開になっているのですが,本番は今週末という感じです.それでも平日のほうが人出が少ないということで,定番のお花見ドライブに出かけました.

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着いてみると人出はまばらで思惑が当たったのですが,ソメイヨシノはまだ三分咲きといったところ.蕾の状態の花芽のほうが多い感じです.しかし山の中腹で咲き誇っているサクラもあるので,ヤマザクラの中にはすでに咲いているものもあるのでしょう.

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すぐ隣の遺跡公園で奈良・平安時代の官衙(かんが)を復元したものを見学.奈良時代には木材は豊富にあったのでしょうが,これほど大型の木造建築が作られていたというのはある意味驚きです.校倉造(あぜくらづくり)板倉造(いたくらづくり)の高床式倉庫が区別して復元されています.

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2025/04/02

やはり名作「夜の大捜査線」

夜の大捜査線 [Blu-ray] - シドニー・ポワチエ (出演),ロッド・スタイガー (出演),ノーマン・ジュイソン (監督)

数年ぶりで観ましたが,やはり名作は名作です.出演者たちがみなとても上手い.シドニー・ポワティエの表情がインテリぶって硬いのが気になりますが,他の白人俳優たちがみないいのです.南部の黒人差別が強い地域の白人たちを非常に上手く演じています.演技指導が相当入ったのかもしれませんが,撮影が 1960 年代という公民権運動が盛り上がっていた時期だったことも影響しているのかもしれません.

役者たちをクローズアップで撮るとき,特に逆光気味のときの照明がきつめなのが今となっては気になるのですが,当時はこれが普通の撮影ルーチンだったのでしょう.「熱いトタン屋根の猫」を観るとそれがよくわかります.一方,夜のシーンはすでに高感度フィルムがあったせいか実に自然です.

この映画の中には何カ所か名シーンと呼ばれるものがあるのですが,まず最初はタイトルロールの長距離列車のシーン,次は警察署長のギレスビーがシドニー・ポワティエ演じるティッブスを駅のプラットフォームで引き留めるシーン,そして最後は帰っていくティッブスをギレスビーが駅で見送るシーンです.ギレスビー役のスタイガーの演技は素晴らしいもので,アカデミー賞の主演男優賞をとったのもうなずけます.これらのシーンから,当時はアメリカ国内でも長距離旅行は鉄道が一般的だったことがわかります.ビジネスマンが飛行機で出張するようになったのはもう少し後の時代です.

ちなみに,シドニー・ポワティエの有名な出演映画,いつも心に太陽を招かねざる客,そしてこの夜の大捜査線はすべて 1967 年の作品.これは偶然なのでしょうかね?私は中学生の時に地元の映画館で,いつも心に太陽をを観て感動したことを覚えています.

この映画の音楽はすべてクインシー・ジョーンズの作で,タイトル曲はレイ・チャールズが歌っています・・・とくると,USA for Africa が思い出されるのですが,案の定 USA for Africa の収録スタジオにはシドニー・ポワティエが招待客として顔を出していました.絆は深いのですね.

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