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2025/07/27

クルト・ユルゲンスが素晴らしい

眼下の敵 [Blu-ray] - ロバート・ミッチャム (出演), クルト・ユルゲンス (出演), ディック・パウエル (監督)

もう観るのは 3 回目くらいなのですが,何度見ても良い作品です.第 2 次世界大戦中の南大西洋.アメリカの駆逐艦とドイツの U ボートの戦術的駆け引きを描いた作品です.当初,民間出身の無能な船長と思われていた駆逐艦の艦長が,連戦練磨の U ボートの艦長相手に互角の戦いを繰り広げる,その駆け引きが非常に良く描かれています.

あまりリアリズムを追求した映画ではないため,よく見るとおかしなところもいろいろと出てくるのですが,それはそれとして,二人の軍人の息詰まる駆け引きが見るものを飽きさせません.

アメリカ海軍の駆逐艦艦長役はロバート・ミッチャム.まだ比較的若いころの作品なので,この 5 年後に撮られた「史上最大の作戦」のときのような鈍重さは見られません.当初は乗組員たちから船酔いする素人と軽んじられていたのが,実は対潜水艦戦の達人だということがわかって大いに尊敬を勝ち取ります.また終盤では人間性のある軍人としても英雄的に描かれます.

しかし何といっても存在感があったのは U ボート艦長役のクルト・ユルゲンス (Curd J ü rgens).ヒットラーが始めた戦争に疑問を持ちながらも,何とかして駆逐艦をまこうとあの手この手を繰り出します.この人は表情を通した内面表現が見事ですね.舞台俳優出身なのでしょう.たくさんの戦争映画にナチスの将校役で出ているのもうなずけます.

最終的には相討ちに近い結末を迎えるのですが,まあここはいかにも作り話.ちょっとヒューマニズムに寄りかかり過ぎで,私はあまり好みではありません.もっと殺伐とした結末の方が良かった.

個人的には潜水艦戦には惹かれるものがあって,子供のころは小沢さとるさんの連載漫画「サブマリン 707」が大好きでしたし,イギリスの特撮人形劇「海底大戦争 スティングレイ」もよく観ていました.大人になってからでは「レッドオクトーバーを追え!」が秀作だったと思います.一方「クリムゾン・タイド」は駄作でした.

大変古い映画ですが,機会があればご覧になることをお勧めします.

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