パソコン・インターネット

2024/10/05

Windows11 24H2 にアップデート

10 月 1 日から一般向けにも配布が始まった Windows11 24H2 が私のマシンにはなかなかやって来ません.まあこれは当たり前で,普通は 1, 2 週間ほど待っているうちに勝手にダウンロードされていて,ある日突然「再起動してアップデートしろ」と表示が出てから気が付くのですが,今回はちょっと試してみたいことがあって早めにアップデートしたかったのです.

しかたがないのでアップデートのサイトに出向いて手動でアップデートをかけます.マシン環境の中に新しいバージョンと不整合なものがあると自動的に検出されてアップデートされないと聞いていたので,安全ベルトはかかっているはず.まずはダメ元でやってみました.

結果的には 1 時間ほどでダウンロードとインストールが終わり,何事も無かったかのように元のままの画面が現れました.しかしアップデートされたツール類はもちろん新しくなっています.またいくつかの古いツールは削除されたはず.期待していた機能はどうも私の環境では使えなさそうだったことがわかって落胆.

Win11_24h2_sys

また Windows Subsystem for Linux としてインストールしてあった Ubuntu 24.04.1 のファイルシステムが Explorer に現れないというトラブルが発生.WSL kernel の最新版をインストールしてみたら復活して一件落着.

ピカピカの新品になったはずなので,これで次の半年間はなんとか生活できそうです.

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2024/06/19

WSL2 をインストールして使っています

これまでの私のパソコンの環境は WIndows と LInux (Ubunbu) の2本立てで,もう20年以上も別々のマシンにそれぞれのシステムをイントールして使っています.Linux はおもに TeX での組版と,各種のプログラミングのプラットフォームとして使ってきました.古くなった WIndows マシンを更新するときに古いハードウェアを LInux 用に使い回すというやり方です.

ところがここ数年の間に,Microsoft が Linux に異常接近して,なんと Windows 上で Linux のシステムがそのまま動くような仕組みを取り入れてきました.最初の試み WSL (Windows Subsystem for Linux) はシステムコール変換方式で速度に難点があったのですが,最近の WSL2 はネイティブの Linux がそのまま動く,洗練されたものになっています.これは Hyper-V という仮想マシンの仕組みが Windows に導入されていたからで,本物の Linux カーネルが仮想マシン上ではあるもののそのまま動いているからです.

であれば,たとえば TeX の組版はすべて WSL2 上でやってしまえるのでは?ということで WSL2 をインストールして使い始めました.ディストロは使い慣れた Ubuntu です.標準のターミナルは Windows の最新のアプリ Windows Terminal です.これも面白いです.

TeX の実行環境である TeXLive をインストールする手順は Ubuntu と全く同じ.ということはリポジトリから延々と四千数百個のパッケージをダウンロードするので,やはり2時間弱かかってしまいましたが,これは Ubuntu でも同じです.

使用中の Linux マシンよりもハードウェアが数世代新しいこともあって,TeX のソースのコンパイルはだいぶ速くなりました.はやりネイティブのコンパイルは速い.Windows 版の TeXLive よりはだいぶ速い感じです.難点はファイルの受け渡しで,Windows 上のエディタで編集したファイルを,同じマシンながら Ubuntu 上の異なるファイルシステム (Ext4) のフォルダーにコピーし,そこでコンパイル作業を行う必要があるからです.

Tex_compilation

出来上がった PDF はそのまま Ubuntu 標準の viewer である Evince を立ち上げて見ることができます.これが何とも不思議.Evince は X11 を代替した Wayland 上で動いているはずなのですが,Windows のデスクトップでそのまま見ることができるからです.これはどういう仕組みなのかな?

これでだいぶ作業効率が上がって生産性が高まった気がします.TeX の組版以外にも使い道があると思うのですが,最近は Python の開発もほとんど Windows 上でできるようになったので,CAD や CAE に手を出さない限りは今の環境の程度で済ませたいと思います.

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2024/04/13

Windows 再インストール時に VMD でハマる

自宅のメインマシンの中身を増強するためにメモリーを増やし,HDD を SSD に換装し,さらに電源も高信頼性のものに変更しました.Windows もクリーン・インストールしてすっきりさせようと思い,USB スティックから Windows のインストーラーを起動したのですが,途中で「インストールできるドライブがありません」というエラー.え?ブートデバイスの SSD は換装せずにこれまでと同じものを使っているのになぜ?

さあ大変.何度もケースを開けては配線を確認し,UEFI BIOS の CMOS をクリアしたりしたのですが症状は変わらず.しかしかすかに思い当たる節が.そう,このマシンには Intel RST のドライバーをインストールしていたのでした.その結果ドライブが仮想化されて裸のドライブが見えなくなっているのでは?と思い至りました.ここにたどり着くまで早や 2 時間.

しかしクリーン・インストールするのだからそんなことは関係あるのか?ネットで調べて答えが出ました.関係あるのです.Intel RST をインストールすると,実は UEFI BIOS の中の VMD という項目がいつの間にか ENABLE に変更されるのでした.RST を無効に戻して Windows を再インストールするには BIOS の VMD を DISABLE しろというのが答えです.

やってみるとビンゴ!ようやくインストーラーが先に進むようになりました.そうなってしまえば Windows 11 自体のインストールは 15 分程度で終わります.しかし大変なのはここから.様々なアプリケーションやユーティリティなどもインストールし直し,さらに設定を復旧させなければなりません.設定ファイルのバックアップを取ってはいるものの,一つずつの手作業.

VMD でつまづいたせいで時間が足りず,作業は翌日に持ち越しです.そしてようやく今日の午後になって元通りのシステムが動くようになりました.やれやれ.こんなに苦労してブラッシュアップしたマシンなのですが使用感は全く変わらず.まあそのうち重たいPython のスクリプトを動かすときになったら違いが判るかもしれません.

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2023/08/20

Microsoft Teamsの複雑な仕様がやっとわかった

COVID-19 によって世界中でリモートワークが流行り,そのためのツールとして特に企業や教育機関などの組織で使われてきたのが Microsoft Teams.以前は Skype for Business と呼んでいたものなのですが,実はこれは長い歴史を持つ個人ユーザ用の Skype とは全く別のソフトウェアで,もともと Lync というブランドで呼ばれていた社内コミュニケーション用ツール.私も仕事で長らく使っていました. Lync 以前には Office Communicator と呼ばれていたものです.リモート会議では Zoom を使う場合も多いと思いますが,大企業ではセキュリティ上の理由で Zoom は原則禁止されていることが多く,ファイル共有を含めて Microsoft のツールを使うことが多くなっています.Microsoft の法人営業が頑張っているということなのでしょう.

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Image creator による生成画像

と,ここまでが前置き.現在の Teams は実は 2 つの異なるソフトウェアの総称で,一つは組織内ユーザ向けの組織用 Teams で, Skype for Business をリブランドしたもの.もう一つは個人ユーザー向けの無料のメッセージングサービスを Teams とリブランドしたもの.このいずれもが同じ Teams という名前で呼ばれ,異なるがよく似たアイコンを持っているため混同されがち.さらにややこしいことに Skype for Business は個人ユーザーが Web ブラウザ上で使うこともできます.

もっとやややこしいことに,2021 年 10 月までは, Microsoft Account を持った個人ユーザーは,個人向け Teams だけではなく,組織用 Teams を自分でインストールして利用できたのです.私もその一人でした.しかしこれは 2021 年 11 月からは利用できなくなりましたので,個人用 Teams に移行せざるを得なくなりました.

さらにさらにややこしいことに個人用 Teams には実は 2 種類あり,Microsoft Account を持っていれば無料で使える無料版と,Microsoft 365 Personal/Family という Office スイートのサブスクリプションに含まれる有料版とがあり,グループ会議の許容時間に大きな差があります.

このあたりのややこしい区別を Microsoft 自身が丁寧に解説したものは,実はありません.何と不親切なのでしょう.私はつい最近ようやく分かりやすい解説を見つけて納得することができました.そのサイトはこちら.これくらい丁寧に解説してもらいたいものです.現在私は Microsoft 365 Family のサブスクリプション契約を結んでいるので,個人用 Teams のうちの有料版を使っていることになります.同じブランディングの Microsoft 365(無印)は個人事業者や小企業向けなので,こちらは組織用 Teams が利用可能です.これも非常にややこしいですね.

私が会議を主催することはできますが,ややこしいことに,以前は個人用 Teams のユーザーとしかグループ会議を開けませんでした.最近は私が主催する会議に組織用 Teams のユーザーがログインしようとすると,自動的に個人用 Teams が立ち上がって会議に参加できるようになったそうです.

組織用 Teams のユーザーが主催する会議に個人用 Teams のユーザーが参加するときには,個人用 Teams アプリケーションでは参加できませんが,Web ブラウザから参加すれば可能ですので,ここ 1-2 年ほどは私はそうやって企業の会議に参加することが多いです.

Zoom のほうがはるかにシンプルで,個人ユーザーとしては使いやすいのですが,ファイル共有や共同編集などをやりだすと Teams の威力が発揮されるので,優劣については何とも言えません.しかしこのような複雑な仕様や制約条件を, Microsoft 自身がタイムリーに整理して説明できていないことは大問題です.

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2023/05/21

Xeonマシンを組みたくなった

つい 2 か月ほど前に自宅のメインマシンを最新の Core i7-13700K で組み直したばかりなのですが,最近なぜか,新しい Sapphire Rapids 系 Xeon で強力なワークステーションを組みたいという物欲がムラムラと湧き上がってきました.

一つには最近仕事で小規模な流体計算を行う機会が増えたのですが,私にあてがわれたのはノート PC .プロセッサはモバイル版 Core i7.これでは計算はトロトロしか進みません.コーヒーを一杯ゆっくり飲んでいるくらいでは1ケースの計算も終わらず,職場の構内を 30-40 分くらい散歩して帰ってくるとようやく終わっているという遅さ.どうもこの欲求不満が高まってきたというのが自分自身を診断した結果です.

いやなに,マルチプロセッサーではなくて W5 系のシングルプロセッサーでよいのです.例えばこれ.しかしメモリーは最低でも 128 GB は欲しい.などと思っているところにこんな記事を書いた奴がいて,物欲に火を付けられてしまいました.悪い奴だなお前は.

いろいろ調べてみると,プロセッサーも CPU クーラーもマザーボードもメモリーも,秋葉原で入手可能だということがわかりました.マザーボードが大型のために PC ケースも新調しなければなりませんが,これも対応製品があることを確認.金額は楽に 100 万円以内に収まります.30 年ほど前に初めてパソコンを組んだ時にかかった費用とさほど変わりません.リストにするとこんな感じ.

部品 品名 価格
CPU Xeon w5 2465X 212,000
CPU Cooler noctua NH-U14S DX-4677 19,800
Mother Board ASUS Pro WS W790E-SAGE SE 210,000
Memory Kingston KSM48R40BD4TMM-64HMR x 2 2 x 45,000
SSD Samsung 980 PRO MZ-V8P2T0B/IT x 2 2 x 21,000
HDD Western Digital WD40EZAX [4TB 5400] x 2 2 x 9,000
Graphics Card NVIDIA RTX A4000 NVRTXA4000 130,000
PC Case Fractal Design Torrent RGB 38,000
Power Supply Fractal Design Ion+ 2 Platinum 860W 22,000
  Total 781,800

こんなの作って何に使うんだという突っ込みには甘んじなければなりませんが,最新のパーツを買ってきてはベンチマークばっかりやっている連中に比べれば,まだ実用的な線を狙っているつもりです.

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2023/04/28

音楽ライブラリを再構築

私はパソコンを使い始めた直後から音楽 CD をパソコンで鳴らすということをやってきました.当初はパソコンの CD ドライブを単に CD プレイヤーとして使っていたのですが,そのうち CD のデータをリッピング(デジタルデータとして取り込み圧縮する)して,それをパソコンのソフトウェアで並べ替えたりプレイリストを作ったりして楽しむということをやってきました.

その間いろいろな音楽再生ソフトを試しながら,最終的には Windows 標準の Windows Media Player (WMP) を使って Windows Media Audio (WMA) というコーデックでリッピングし,それをそのまま WMP で再生していました.

しかし Windows 11 になってから Microsoft は WMP の開発をやめ, Media Player という非常に中途半端なソフトを推すようになったので,どのソフトに乗り換えたらいいのか再び試行錯誤を繰り返していました.

ここ一年ほどは foobar 2000 という有名なソフトを使ってみたのですが,あまりに自由度が高すぎ,カスタマイゼーションの手間がかかりすぎて困っていました.またこれ単体ではリッピングもできません.

と,そこへきて今回 MusicBee というソフトに出会い,これなら使えるのではないかと思って使い始めました.カスタマイゼーションの自由度は高いのですが,それでも foobar 2000 に比べればある程度の骨格は固まっているので悩むことはありません.リッピングの能力は十分ですし,プラグインを使えば歌詞を表示することもできるので,英語の歌詞を聴き取る練習も可能です.

Reconstructing_music_library

さらにこれを機にコーデックを人気の薄い WMA から汎用性が高い MP3 に変更しました.しかし,ということは,全楽曲をリッピングしなおさなければならないということです.リッピングしたデータはパソコン以外にも宅内 2 か所のオーディオ・プレイヤーで使いますし,クルマの車載プレイヤーでも聴くので,そのフォーマットの選択は重要です.

昨日から手持ちの CD 数百枚のリッピングを始めました.おそらく完了するまでには 2 週間ほどかかると思いますが, 30 数年前から買い続けた CD 一枚一枚を改めて聴きなおしてみると新たな発見があり,これは時間をかけるだけの価値があると思い直しました.

CD の中にはカビが生えていたり,アルミ蒸着層が腐食を始めているものもあったので,そういうチェックをするよい機会にもなりました.現在では CD を買う人は少なくなり,ストリーミングで音楽を聴いたり,アルバムの中の好きな曲だけを MP3 で購入したりというスタイルが流行っていますが,しかしかつてのバイナル盤 LP を模したジャケットライナーノーツを持ち,全楽曲を合わせたアルバムで一つの作品として作られている CD の魅力を捨て去ることはできません.

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2023/03/29

Windows 新規導入のメモ

先週末に作業を始めたパソコンのハードウェアのアップグレードと Windows のクリーン・インストレーションがようやく終わりました.いくつか試行錯誤して最終的にはうまく行ったポイントのメモです.

Rufus を使う

Rufus というのは各種の OS のブートイメージを USB スティックに書き込むためのユーティリティです.特に Windows に関しては手厚い配慮がされていて,以下のようなことができます.

  1. Windows 11 をインストールするためのハードウェア要件の一部(TPM 2.0 など)を回避できる.
  2. Windows をインストールする際に Microsoft アカウントでのログイン要求を回避できる.
  3. インストール時に自由な名前でローカル・アカウントを作成できる.
  4. 最新の版では BitLocker によるデバイスの暗号化を回避できる.

Rufus_screenshot

これらは非常に便利な機能で,特にネットワークに接続したままローカル・アカウントを作成できるのはありがたいです.以前から裏ワザとして,Microsoft アカウントの入力を要求された時点でネットワーク・ケーブルを引っこ抜くというものもあったのですが,ネットワーク接続を切ってしまうと,ほかの重要な情報のやり取りもできなくなるので望ましくありません.また Home エディションではこの裏ワザも使えません.

インストレーション終了後に Windows ライセンス認証を行わなければなりませんが,そこで初めて Microsoft アカウントでログインすることになります.すると様々な設定情報がクラウドから自動的にダウンロードされるので,再設定の手間が「多少は」省けます.

インストレーション途中でデバイス・ドライバを読み込む

マザーボードや拡張カードに搭載されているチップが新しいと,Windows 側にそのドライバが用意されていない場合があります.今回私が組み込んだマザーボードのネットワークチップがまさにそれで,Intel I226-V といういわく付きのものだったのですが,ネットワークに接続できないとインストレーションが先に進めなくなる場合があります.

これは当然想定される事態なので,ユーザーがインストール途中で外部デバイスからドライバをインストールできる仕掛けは古くから用意されており,RAID のドライバなどはそうやって組み込んでいました.今回は USB スティックにマザーボード・ベンダーが提供しているドライバを書き込んでおき,それをインストレーションの初期フェーズで読み込ませることで無事にインターネットに接続された状態で作業を続けることができました.

このような事前対策を打っておいたおかげでインストレーションを滞りなく完了することができました.特に Rufus には大変お世話になったと感謝しています.

古いマザーボードや CPU はそっくりそのまま Linux マシンの古いハードウェアと入れ替え,こちらも OS を再インストールしたので,作業量が多く丸二日ほどはこれにかかりっきりでしたが,それでも毎日夕方からは酒を飲みながら映画を見ていたので,緊張と集中で疲れ切ってしまったというほどではありませんでした.まあ 3, 4 年に一回の大イベントではあります.

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2023/03/23

PCハードウェアを更新

パソコンのハードウェアの入れ換えを開始しました.コロナ禍でパソコンのパーツ類が高騰したため,更新したいと思いながらも 1 年ほど更新を控えて様子を見ていました.昨年秋頃からようやく価格が沈静してきたので,年明けから具体的に物色をはじめ,今週になって最低限のパーツを取り揃えました.ちょうどここ 1 週間ほどはお天気もぐずつき気味ということで,部屋にこもってゴソゴソ作業をするには良い時候です.

最近の高性能プロセッサの発熱量はすさまじく,ふた昔くらい前のメインフレームなみに発熱します.そのため簡易水冷というトレンドもあるのですが,メインフレームの水冷技術の開発経験からすると,現状のパソコン用水冷機器の長期信頼性は当てにできないので,あくまで空冷を貫く方針を取りました.その代わり巨大なヒートシンクとファンがマザーボード上に鎮座することになってしまいました.しかも重いです.

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ハードウェアの入れ換えそのものは半日もかからないのですが,その後 OS をクリーンインストールすることにしているので,その作業の手間と時間が馬鹿になりません.おそらくまる 2 日ほどは張り付くことになりそうです.

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2023/02/09

やはり大画面は快適

10 数年使ってきた液晶ディスプレイを最新の製品に買い替えました.古いディスプレイはバックライト冷陰極管だったため消費電力が大きめで,真夏には手をかざすと暑く感じたものですが,新しいものはさすがに LED バックライトなので温かみすら感じません.

さらに画面サイズを一回り大きくして 27 インチ,2560 x 1440 という解像度にしました.これくらいの画面サイズになると,アプリケーションを複数開いてお店を広げたままにしておいても何の窮屈さも感じません.視線移動の心配もほとんどありません.これでだいぶ作業性が良くなったと思います.ただし表示密度が少々高くなってフォントの見た目が小さくなってしまったので,エディタなどのフォントサイズを調整中です.

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古いディスプレイは,映像信号のインターフェースが DisplayPort x 1, DVI-D x 2, VGA x 1 という古い規格を引きずった構成でした.新しいものは,Thunderbolt x 1, DisplayPort x 1, HDMI x 1 と最新式になりました.これで当分困ることはないでしょう.

ディスプレイにスピーカーが内蔵されているので鳴らしてみたのですが,こちらはまるでダメ,無いよりはマシというレベルではなく無いほうがよいレベル.これに関してはもともとデスクトップ・スピーカーを別置きしているので全然困りません.

次に買い替えることがあるとすれば,その時は,あーっ!もう後期高齢者になっている.

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2022/12/10

やっと買い場がやって来る

半導体業界が不況期に入っています.これはコロナ禍で在宅勤務需要が激増し,パソコンや Web カメラやプリンターなどが爆発的に売れた反動です.今年夏にはすでにメモリの在庫が積み上がり,プロセッサもだぶつき始めたのが今に続いています.いわゆるシリコンサイクルの谷が変則的に増幅されて現れたものと思えばよいのですが,今日はそれをうまく利用しましょうというお話で,株で儲けようという話ではありません.

3 年ほど前から暗号通貨のマイニングで金もうけをたくらむ輩が世界的に(特に中国で)増え,それに使うためのビデオカードの需要が激増.このためビデオカードの価格が爆謄して,それは今でもまだ収まっていません.これに加えて同時期にコロナ禍でプロセッサもメモリも高騰したので,ここ 2 年ほどは PC を更新しようにも出来ない状態が続いてイライラが募っていました.

そしてようやくの半導体不況です.メモリや SSD は秋頃から大幅な価格下落,プロセッサもじわじわと値を下げつつあります.ビデオカードはまだ下げ余地があり,年明けに NVIDIA の新しい 40 シリーズが本格出荷されれば,旧機種を中心に下落すると思われます.

ということで,年明け 2 月ころの調達を目標に PC の更新計画を立ててみました.プロセッサは第 13 世代 Core i7 の K なし.メモリは DDR5 の 32GB をすでに調達済みです.OS 収納用の SSD には現在使用中のものを流用.データ収納用としては HDD から 2TB 程度の SSD に乗り換えるつもりです.さらに自動バックアップ用に 2 台の 3.5 インチ HDD をミラーリングして記憶域を構成していたのですが,重量が増してケースを持ち上げるのに苦労したので,2.5 インチの HDD 2 台に換装しようと思います.これらも一気に SSD 化しようかと思ったのですが,価格を考えるとまだ HDD が有利と判断しました.

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Photo from pixabay

最も頭を悩ませているのがマザーボードです.業界全体で価格水準が高止まりしており,こちらは下がる気配がありません.数年前に比べると 2-3 倍の価格になっているので,どの程度のグレードのもので妥協するのか思案中です.CPU の冷却は空冷を堅持.

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Photo from ASUS

そしてこれまで装着していなかったビデオカードを購入しようかと思っているのですが,目安としては Microsoft Flight Simulater が満足に動作することを目ざすので RTX 3060 Ti クラス以上.価格がどの程度まで下げるのかを見極めたいと思います.

全部合わせて何とか 20 万円台前半で収まらないか,価格調査を始めてみようと思います.

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