旅行・地域

2016/11/27

水前寺成趣園

先週後半は訳あって熊本市に数日間投宿し野暮用に明け暮れていました.泊まったホテルの至近距離に,水前寺成趣園,通称「水前寺公園」があり,野暮用を早めに切り上げることができたので,久しぶりに入ってみました.

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私のこの野暮用を作った原因である熊本地震で損壊した部分があるかと思ったのですが,池や築山,そこここに架かる石橋などの庭園自体にはさほどの損傷はありませんでした.ただし,園の東側の境界の石垣は全面的に作り直しの工事が行われており,きっと大規模の損壊したのでしょう.

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庭園自体は昔のままで,非常によく手入れが行き届いており,当日も数人の庭師が松の木の剪定などを行っていました.また大安吉日だったのでしょうか,数組の新婚カップルの写真撮影が園内で行われており,白無垢 綿帽子のお嫁さんが何度もポーズをとっている割には,新郎は手持無沙汰という光景がそこここで見られました.

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私が子供のころは近くに住んでいたこともあり,近所の悪ガキたちとよく遊びに来ては,池のコイを釣り上げて逃げて帰ったりしたところなのですが,庭園そのものや石橋などは往時のままだったことに感激したものの,さびれたり廃業してしまったり,営業はしているもののセンスがなく田舎くさい土産物店にはがっかり.園の入り口には中国人観光客を当て込んだ中国資本の大規模な土産物店があったりして,興ざめの部分も多くありました.

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統計によれば観光客の数自体が最盛期の四分の一以下と大幅に減少しており,往時の賑わいは見られません.数少ない救いは,能楽堂がよく保存されていたこと,さらに近年公開されるようになった古今伝授の間が良い雰囲気であったことです.さらにセンスを磨いて質の高い観光地に発展していくことを願っています.

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2016/11/08

筑波山

週末に筑波山に行ってきました.車でロープウェイ駅の駐車場まで行き,そこからロープウェイで最高峰の女体山のすぐ下まで行けるので,お手軽登山が可能です.

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ちょうど紅葉が始まっていて,真っ赤に染まった木々がそこここに見られますが,モミジやカエデが多いわけでもなく,常緑樹もかなりの割合であるので,全山が真っ赤に染まるというわけにはいきません.

この時期にしては気温が高めで,山頂でもあまり寒い思いをせずに済みました.

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2016/10/30

江戸の町並みはこんなもの?

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この週末は2年ぶりで,近くにある時代劇撮影用のオープンセットを訪ねました.前回訪ねたときは正月休みで非常に寒く,人影もまばらでした.今回は,観光バス2台で乗り付けた観光客がざわざわと見学していましたが,彼らが去った後はいつも通りのオープンセット.撮影設営のスタッフが,小積みにされた小道具を運び出したり,運び込んだり,いつも通りの仕事の風景が見られました.小道具にはそれぞれラベルが付けられており,中には「NHK 真田丸」というものもありましたので,大河ドラマの撮影も行われていたことがわかります.

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もともとは,地元自治体がテーマパークとして開発した施設なのですが,自治体商売の例にもれず,費用の割にはお客が入らず,数年でテーマパークは破たん.しかし,このテーマパークにとっての救いは,時代劇の撮影需要はNHK,民放ともに根強くあり,さらに首都圏から至近距離にあるという地の利も手伝って,NHKの関連会社に払い下げることに成功した,という幸運に恵まれました.

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暇になったらエキストラで出てみたいと思っているのですが,どこにどういう風に申し出たらよいのか,誰か教えてくれませんかね?

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2016/07/18

木の雨戸,見て歩き

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仕事旅行の最終日,ほんの僅かだけを歩く時間が取れたので,カメラを持ってぶらぶら歩きます.滞在するのは今回が2度目で小さな街の構造はほぼ頭に入っているので,当てどなく歩いても迷子になることはありません.

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今回目に留まったのは,通りに面した建物の雨戸.これがすべて木でできていて,緑色や茶色に塗装されているのですが,壁の色や質感と,これら雨戸の色や質感の組み合わせ,コントラストが素晴らしいのです.

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中には,重厚な建物入り口の扉もあって,これはなかなかの圧巻.素晴らしい質感を出していました.

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夏の欧州は野外音楽のシーズン

先週は再び北イタリアへ行っていたのですが,もう夏休みが始まっていて,観光地はどこも大賑わい.私が滞在したのは比較的小さな世界遺産の街なのですが,街の中心部には大きな広場があり,そこで日暮れ時から野外コンサートが開催されていました.その日のオーケストラはスイスのチューリヒからやって来たそうで,そういえば乗り継ぎの空港には楽器を抱えた人もちらほらいましたっけ?

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こういう音楽や舞踏の生のコンテンツを身近に楽しめるところが欧州の良いところの一つです.歴史と文化の厚みが違います.どんなに優秀なオーディオ機材を揃えたとしても,生のコンテンツに接する機会があるのとないのとでは,その人のセンスや鑑賞眼の磨かれ方に差が出てくるのは当然でしょう.子供のころから,こういう一流の生のコンテンツに触れて育つ環境にある欧州から,一流の芸術家が多く出てくるのは必然のような気がします.

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2016/06/11

マリア像がある郵便局

先週に引き続き,イタリアの古都 Vicenza の街歩き.夕食をとるために急な坂を上って丘の途中にある集落のレストランへ向かいました.そのレストランの向かい側にあったのがこの建物.外壁には日時計と,マリア信仰の篤いイタリアらしく聖母像が.この素敵な建物は,実はこの集落の郵便局なのです.郵便局のはす向かいには狭い土地ながらも教会が建っており,急坂の途中の集落ながらも,ここが村の中心部であることがよくわかります.

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ちょうど夕日が浅い角度で当たって,壁のテクスチャが非常によく表現され,私の気に入ったトーンの写真になりました.

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2016/06/04

Vicenzaの街

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ひょんなことからイタリアの古都 Vicenza を訪れる機会がありました.街の中を歩いたのはほんの1,2時間のことで,ゆっくりと街歩きを楽しむことはできず,有名な建物なども十分には見て歩けずじまいでした.それでも初夏の好天に恵まれ,気持ちよく街歩きを楽しむことができました.観光客が比較的少なめだったことも奏功しました.

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2016/05/29

デルフト焼のSafety Demonstration

先週,KLM Royal Dutch Airlines の飛行機に初めて乗ったのですが,びっくりしたのはその “Safety Demonstration” です.なんと,手描きのデルフト焼きのタイルに描かれたイラストによるアニメーションで全て統一されています.このビデオの最初と最後に使ったタイルがどれくらいの数に及ぶかがわかるシーンが出てきますが,おそらく 24コマ/秒 * 2分40秒 = 3,840枚 という膨大な数のタイルが手で描かれ,焼かれたことになります.

このビデオは一見の価値がありますので,ぜひご覧ください.

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2016/04/10

緑英童子って誰?

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これも同じお寺の境内に置かれている童子の像.“緑英童子” とはっきりと書かれている碑文が目立ちますが,これがどのような童子なのかよくわかりません.

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日付は寛政十二年庚申夏五(?)月二十一日と読めるので,西暦ではちょうど1,800年のこと.江戸も後期で,実はこの年に伊能忠敬蝦夷地を初めて測量しています.へぇ,そのころの石像ですか?今から200年以上も前に作られたものです.

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天和二年の菩薩像

先週末に花見のついでに撮った写真がピンボケばかりだったので,今週はは気合を入れて撮りなおしました.先週のリベンジです.まずはお寺の境内に置かれているこの観音像.如意輪観音かと思いきや,そうではなくて,弥勒菩薩の半跏思惟像というのでしょうか?立膝で頬に手を当てて首を傾げている姿は優雅です.

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碑文はかなり読みにくいのですが,読めるところだけを書き連ねると “天和二年■戌天四月六日” と読めます.天和二年は西暦1682年のことで,干支は壬戌(みずのえいぬ).従って,碑文の読みづらい部分はおそらく壬ではないかと想像していますが,どうでしょうか?

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今から330年以上も前のころで,江戸も中期に差し掛かり,時の将軍は徳川綱吉.この年の旧暦12月には “お七火事” と呼ばれる天和の大火が江戸の町を襲っています.八百屋の娘お七はこの火事で焼け出され,避難先で寺の小姓と恋仲になります.店が再建されて家に戻るのですが,再び小姓と会えるようにと自宅に放火してその咎で火あぶりの刑になる,というお話です.こう考えていくと,この古い石像一つを見ているだけで,いろいろな思いが頭を巡ってきます.

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