旅行・地域

2017/05/05

隠れた憩いの場所を発見

直前のポストの続きです.竜神大吊橋の大混雑に辟易して,昼食をとる場所を探して山を下っていきました.ところが,この地域で売りにしているお蕎麦屋さんはどこも混雑していて,簡単に食事にありつけません.そうこうしているうちに,道の分岐にさしかかりました.道路標示に “西山荘” と書いてあるのが目に留まります.そう行けば行き道でも目にしたこの目印,いったい西山荘って何なの?

家人がその場でスマホで検索してみると,なんと水戸光圀の隠居・没した庵とその周囲の庭園らしい.ま,ちょっと寄って行くかと行ってみたら,これが大正解.広い駐車場が複数ありますが,最も奥の便利な位置にある駐車場がようやく満車になっている程度.竜神大吊橋の混雑とは大違い.大きな建物の中に土産物屋とセルフサービスの食堂があって,まずはそこでおいしいお蕎麦と手打ちうどんを賞味.やっと一息つきました.

Seizanso_may2017_0006m

それから庭園を散策.菖蒲園が充実していて,花の季節にはさすがに賑わうようです.広い駐車場はその時のためかな?さらに奥には光圀が暮らした庵とその周囲の庭園が復元・保存されているのですが,こちらは有料.この入場料が1,000円と高いのが玉に瑕ですが,徳川ミュージアムという公益財団法人が水戸徳川家の資料を公開するために他の博物館や施設とともに管理しているようです.庭園は大変良く手入れされていますし,震災で大きな被害を受けたので,その修復費用を賄うために値上げされたのかもしれません.

Seizanso_may2017_0014m

庵の萱ぶきの屋根の上にはアヤメが一列に並んで咲いていて,これはおそらくわざわざ植えたものだと思われますが,なかなか良い風情.

Seizanso_may2017_0036m

また庵に上る坂道の脇には,ちょうど今が満開のシャガの群落が見事.

竜神大吊橋の渋滞と混雑で疲れた体を,ゆっくりと癒すことができて,ここは穴場です.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

竜神の谷に鯉の群れが泳ぐ

昨日は道路の渋滞が予想されていたのですが,5年ぶりに竜神大吊橋を見に行こうと意を決して高速道路で遠出しました.

あに図らんや,高速道路は入り口からすでに大渋滞.本線に入るだけでも30分はかかったでしょうか?渋滞は徐々に解消・・・と思ったのもつかの間,今度は事故渋滞と分岐インターチェンジでの乗り換え大渋滞.私たちは混雑しない本線のほうを進んだので,ここはひとまず回避.

高速道路を降りてからは普通のドライブだったのですが,目的地,竜神大吊橋の駐車場の順番待ちで1時間ほど渋滞の列に並んだでしょうか?自宅を出てから3時間もかかってようやく目的地に到着しました.

Ryujinbridge_may2017_0035m

今から5年前,ちょうど震災から1年後の連休にも来たことがあるのですが,この時はこのあたりの観光地は人出が少なく,駐車場もガラガラだったのとは大違い.あの時は,被災地に気兼ねして行楽を控えたり,放射能値を心配して福島方面へは行かない人が多かったりしたのではないかと思います.

Ryujinbridge_may2017_0021m

鯉のぼりはさすがに絶景.橋の両側にそれぞれ一本のロープが渡され,それにおびただしい数の鯉のぼりがつながれて風になびいています.片側のロープの付け根の位置が5年前よりも若干高くなったような気がします.いろいろなところから持ち寄られた鯉のぼりなのでしょう,子供の名前が書いてあったりして,絵柄,図柄も楽しめます.

前回との決定的な違いは,バンジージャンプが公式に認められて定例化し,昨日も何人かのジャンパーが飛び降りていました.体にハーネスを付けて橋の上を歩いているのはジャンパーなのですぐにわかります.

Ryujinbridge_may2017_0011m

周囲の山々の新緑は今回も大変美しく,それが鯉のぼりの派手な色彩とよく合って,大変美しく豪華な長めです.

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2017/05/03

イヌザクラ

今日はちょっと離れたところにある貝塚遺跡の里山を散歩してきました.ウワミズザクラを期待していたのですが,残念ながら試験管ブラシのような白い花はすでに終わっており,代わってよく似てはいますが淡黄色のイヌザクラ,の花が満開になっていました.

Okadairashellheap_may2017_0007m

この辺りは約6,000年前の縄文海進の時期には海の入江に面する岬のようなところで,そこに魚介類の食べ物のごみを捨てる場所があった,それが現在貝塚として残されている,ということのようです.

Okadairashellheap_may2017_0014m

カラスノエンドウがちょうど盛りになっていました.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/04/16

奉獣

直前の記事と同じ稲荷神社の境内に,祠の前に向かい合って対になった狐の石像が置かれています.狐と言うには耳が尖っておらず,だいぶ丸みを帯びた頭をしていて,これでは狐だかなんだかよくわからない獣ですが,神の使いである狐の像を奉納することを “奉獣” と言うようで,稲荷神社の狐の像にはよくこの言葉が書かれています.

Aroundtorinji_apr2017_0020m

尤も,奉獣とは別に狐に限らないわけで,狛犬や,牛などの像も神社でよく見かけますので,稲荷神社の専売特許ではないと思います.

損耗の具合や地衣類の付き方などからかなり古いものと思われ,周囲の観音像や地蔵像の古さから推測するに,少なくとも200年程度は経っているのではないかと思います.

子供のころは,薄暗い稲荷神社で狐の像を見ると,非常に怖かったことを思い出します.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

久しぶりの子安地蔵

自宅近くの目立たない稲荷神社の境内にはいくつかの石像が置かれています.今からちょうど3年前に紹介した子安地蔵を,新調したカメラで撮ってみました.光線の具合が前回とは異なるので,微妙な陰影などは再現できていないのですが,撮像素子のフォーマットが大きくなった分は良くなっているのではないかと思います.

Aroundtorinji_apr2017_0014m

前回も書いた通り,このお地蔵さんの碑文によると “文政四年巳年九月” に奉納された石像です.西暦では1821年,シーボルトが来日したのが1823年8月(文政六年七月ころ)です(前回の記事で文政五年と書いたのは間違いでした)ので,幕末に向けて世の中がざわつき始めたころと言ってもよいと思います.今から約200年前のことです.

おそらく子供の健やかな成長を祈って奉納されたものだと思いますが,お地蔵さんの表情が実に良いですね.

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2016/11/27

水前寺成趣園

先週後半は訳あって熊本市に数日間投宿し野暮用に明け暮れていました.泊まったホテルの至近距離に,水前寺成趣園,通称「水前寺公園」があり,野暮用を早めに切り上げることができたので,久しぶりに入ってみました.

Suizenjipark_nov2016_0001m

私のこの野暮用を作った原因である熊本地震で損壊した部分があるかと思ったのですが,池や築山,そこここに架かる石橋などの庭園自体にはさほどの損傷はありませんでした.ただし,園の東側の境界の石垣は全面的に作り直しの工事が行われており,きっと大規模の損壊したのでしょう.

Suizenjipark_nov2016_0012m

庭園自体は昔のままで,非常によく手入れが行き届いており,当日も数人の庭師が松の木の剪定などを行っていました.また大安吉日だったのでしょうか,数組の新婚カップルの写真撮影が園内で行われており,白無垢 綿帽子のお嫁さんが何度もポーズをとっている割には,新郎は手持無沙汰という光景がそこここで見られました.

Suizenjipark_nov2016_0022m

私が子供のころは近くに住んでいたこともあり,近所の悪ガキたちとよく遊びに来ては,池のコイを釣り上げて逃げて帰ったりしたところなのですが,庭園そのものや石橋などは往時のままだったことに感激したものの,さびれたり廃業してしまったり,営業はしているもののセンスがなく田舎くさい土産物店にはがっかり.園の入り口には中国人観光客を当て込んだ中国資本の大規模な土産物店があったりして,興ざめの部分も多くありました.

Suizenjipark_nov2016_0017m

統計によれば観光客の数自体が最盛期の四分の一以下と大幅に減少しており,往時の賑わいは見られません.数少ない救いは,能楽堂がよく保存されていたこと,さらに近年公開されるようになった古今伝授の間が良い雰囲気であったことです.さらにセンスを磨いて質の高い観光地に発展していくことを願っています.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016/11/08

筑波山

週末に筑波山に行ってきました.車でロープウェイ駅の駐車場まで行き,そこからロープウェイで最高峰の女体山のすぐ下まで行けるので,お手軽登山が可能です.

Mttsukuba_nov2016_0009m

ちょうど紅葉が始まっていて,真っ赤に染まった木々がそこここに見られますが,モミジやカエデが多いわけでもなく,常緑樹もかなりの割合であるので,全山が真っ赤に染まるというわけにはいきません.

この時期にしては気温が高めで,山頂でもあまり寒い思いをせずに済みました.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016/10/30

江戸の町並みはこんなもの?

Warpstationina_oct2016_0011m

この週末は2年ぶりで,近くにある時代劇撮影用のオープンセットを訪ねました.前回訪ねたときは正月休みで非常に寒く,人影もまばらでした.今回は,観光バス2台で乗り付けた観光客がざわざわと見学していましたが,彼らが去った後はいつも通りのオープンセット.撮影設営のスタッフが,小積みにされた小道具を運び出したり,運び込んだり,いつも通りの仕事の風景が見られました.小道具にはそれぞれラベルが付けられており,中には「NHK 真田丸」というものもありましたので,大河ドラマの撮影も行われていたことがわかります.

Warpstationina_oct2016_0008m

もともとは,地元自治体がテーマパークとして開発した施設なのですが,自治体商売の例にもれず,費用の割にはお客が入らず,数年でテーマパークは破たん.しかし,このテーマパークにとっての救いは,時代劇の撮影需要はNHK,民放ともに根強くあり,さらに首都圏から至近距離にあるという地の利も手伝って,NHKの関連会社に払い下げることに成功した,という幸運に恵まれました.

Warpstationina_oct2016_0018m

暇になったらエキストラで出てみたいと思っているのですが,どこにどういう風に申し出たらよいのか,誰か教えてくれませんかね?

Warpstationina_oct2016_0051m

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016/07/18

木の雨戸,見て歩き

Vicenza_jul2016_0022m

仕事旅行の最終日,ほんの僅かだけを歩く時間が取れたので,カメラを持ってぶらぶら歩きます.滞在するのは今回が2度目で小さな街の構造はほぼ頭に入っているので,当てどなく歩いても迷子になることはありません.

Vicenza_jul2016_0027m

今回目に留まったのは,通りに面した建物の雨戸.これがすべて木でできていて,緑色や茶色に塗装されているのですが,壁の色や質感と,これら雨戸の色や質感の組み合わせ,コントラストが素晴らしいのです.

Vicenza_jul2016_0040m

中には,重厚な建物入り口の扉もあって,これはなかなかの圧巻.素晴らしい質感を出していました.

Vicenza_jul2016_0044m

| | コメント (0) | トラックバック (0)

夏の欧州は野外音楽のシーズン

先週は再び北イタリアへ行っていたのですが,もう夏休みが始まっていて,観光地はどこも大賑わい.私が滞在したのは比較的小さな世界遺産の街なのですが,街の中心部には大きな広場があり,そこで日暮れ時から野外コンサートが開催されていました.その日のオーケストラはスイスのチューリヒからやって来たそうで,そういえば乗り継ぎの空港には楽器を抱えた人もちらほらいましたっけ?

Vicenza_jul2016_0003m

こういう音楽や舞踏の生のコンテンツを身近に楽しめるところが欧州の良いところの一つです.歴史と文化の厚みが違います.どんなに優秀なオーディオ機材を揃えたとしても,生のコンテンツに接する機会があるのとないのとでは,その人のセンスや鑑賞眼の磨かれ方に差が出てくるのは当然でしょう.子供のころから,こういう一流の生のコンテンツに触れて育つ環境にある欧州から,一流の芸術家が多く出てくるのは必然のような気がします.

| | コメント (0) | トラックバック (1)

より以前の記事一覧