低山を花見登山
週明けから強風が吹き荒れてソメイヨシノの花が飛ばされ,せっかく芽吹いてきた木々の新緑が痛んだりしたのですが,昨日は風は若干弱まり気温も湿度も低めだったので,少し遠出をして低い山に登りヤマザクラの花見をしてきました.最近アド街ック天国でも紹介されたところです.ここを訪れるのは3年ぶり.
その地域では有名なヤマザクラの名所だけあって,平日にもかかわらず近郷近在から私たちのようなヒマ老人がぞろぞろ.地域が設けた臨時駐車場もほぼ満杯状態.それでも首都圏の有名どころの混雑ぶりに比べればスカスカでほぼ無人.首都圏から遠く離れて交通の便が悪いからですが,人波に視界を妨げられずに風景や花を楽しむことができます.これぞ田舎暮らしの特権.
この低山はまさに里山というにふさわしい所で,平地から低い山が連なり県境を構成しています.この花見の季節は林道の車の通行を禁止して人が安心して歩けるようになっています.けっこう急な登りなのですが距離はさほどでもないので,花を賞でながらつづら折りの急坂を登っていきます.低山なので普段着の人も登山スタイルの人もさまざま.
この山自体のヤマザクラも素晴らしいのですが,この山から遠望できる風景も実に素晴らしい.こういう景色と人々の営みがまだ日本に残っていることに感動してしまいます.
山頂近くのピークの入り口には巌抱き桜というものがあって,大きな岩を根が抱え込むようにして立っているヤマザクラが面白い.近くで三角点も確認できました.
下山は楽ちんなのですが,急坂なのでひざを痛めないよう歩幅を小さくして降りていきます.振り返って山を眺めると,これまた絶景.毎日こういう風景を眺めて暮らすとどういう性格になるのだろう?と想像しながら帰途につきました.
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