浄土庭園のハシビロガモ
穏やかな冬晴れのお正月の二日目.元日は混むだろうと避けていた神社への初詣と,年中行事になっていた大仏寺参りに出かけました.
大仏寺には浄土式庭園というものがあり,その池にたくさんのコイが飼われているのですが,そこにはなぜか多数のハシビロガモも群れています.池の端では「コイの餌」なるものが一袋 100 円で売られているのですが,これを水面に撒くとコイとハシビロガモの争奪戦が繰り広げられます.
間近で見るハシビロガモはけっこう小柄で,マガモやカルガモに比べるとやや小ぶりです.フィールドで観察しているときには,大きな嘴が目立つせいかマガモと同サイズであるように見えるのですが,実際には小ぶりなのですね.
なぜ野生のハシビロガモがこのように人馴れして群れているのかよくわかりませんが,この寺院の別の池には毎年ヨシガモの群れが入っており,今年も 10 数羽のヨシガモだけの群れを確認しました.
参詣に来ている人間のほうは多国籍で,日本人が最も多いものの,かなりの割合のベトナム人,タイ人,そしてなぜかヒンドゥー教徒のインド人も目立ちます.イスラム教徒の姿は見かけませんでしたが,観光地と思えばどのような宗教の人たちが来てもおかしくはありません.
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