四季折々

2023/12/09

カナヘビの吊るし売り

今日は定例の里山散歩.朝の冷え込みは弱かったのですが,日陰を歩くと暖冬に慣れた体には寒く感じます.

まずしょっぱなに出会ったのがカナヘビの吊るし売り.といっても売っているわけではなくてモズのはやにえです.しかしカナヘビの体があまりにきれいなので見入ってしまいました.一週間前にはすでにあったそうなので,これからだんだんと干からびていくのでしょう.モズがこれを口にするのはいつかな?

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鳥の出は悪く,アカゲラの小さな群れが目を楽しませてくれたのがせめてもの慰み.猛禽はノスリらしきものとハイタカらしきものが遠くに見えた程度.冬鳥の到来がだいぶ遅れているようです.

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終了間際,満開のビワの花のなかにハラビロカマキリのメスがやってくる虫を狙っていました.このカマキリは二週間前にもいたので,あれからずっとここでビワの花にやって来るアブやハエを食べて生きながらえてきたのでしょう.

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2023/12/08

小春日和

今日は最近の冬では珍しくなくなった小春日和.最高気温は18度くらいまで上がったのではないでしょうか?日向を歩くと汗ばむほど.これも温暖化の影響なのでしょうか?

今日は普段の散歩コースではなくて近場の大きな沼のほとりを散策.暖かく風も弱いので非常の穏やかな光景でした.広い開水面があるのでカモがまばらに散らばって見えますが,総数はかなりの数に上るはず.マガモが大多数という印象でしたが,ヒドリガモも少数混じっていました.

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ここ数年と比べるとカンムリカイツブリが非常に多く,双眼鏡の視野に必ず入ってくるという数の多さ.さらに岸辺近くにハジロカイツブリも出てきて,冬のカイツブリが揃ってきました.

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田んぼ脇のヨシ原には北国から渡ってきたのか100羽程度のスズメの群れ.ときどき田んぼに降りては落ち穂をついばんでいました.

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2023/12/06

タシギが7羽に増加

昨日は夜から小雨が降り出し,明け方まで断続的に降り続いたのですが,雨量は大したことはなかったようです.午前中から次第に晴れ上がって気温も上がり, 12 月とは思えないような暖かい一日になりました.

散歩コースでは 1 週間以上続いた除草作業が終わり,雰囲気も落ち着いてきました.タシギは 7 羽を確認.これは昨年の最高と同じ数です.ただしどの個体もじっと休んでおり,忙しそうに餌をとる姿は見られませんでした.

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調整池ではコガモが 40 羽ほど.しかしマガモオカヨシガモなどは見られませんでした.

今週は週末にかけて異常に暖かくなるとの予報ですが,その後はまた平年並みの寒さに戻るとのことで,寒暖差が激しい一週間になりそうです.

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2023/12/01

タシギ来訪

いよいよ師走.今日は寒い一日でした.朝の冷え込みは弱く霜こそ降りなかったのですが,日射しが少なくて最高気温も 12 度どまり.散歩に出かけるときにはこれまでより一枚多めに着込みました.

散歩コースの調整池では年に一回の除草作業が進行中で,もう 5 日余り続いているのですがまだ終わりません.それだけ広く,また刈った草の片付けにも手間がかかるので,走短期間では終わりません.しかし夏の間人の背丈をはるかに超えて生い茂っていたオオブタクサヨシクワなどがきれいに刈り取られて湿地や水面が見えるようになったので,ようやく鳥見のシーズン到来です.

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すでに昨日 2 羽のタシギが採餌しているのを確認したのですが,今日も同じ固体と思しき 2 羽を確認.さかんに嘴を泥の中に突っ込んで食べ物を探していました.長い距離を飛んできた直後はかなり痩せているはずなので,冬を越すためには栄養を取らなければなりません.

冬鳥の姿はまだまばら.ようやくツグミシロハラの声が普通に聞かれるようになってきましたが,オオジュリンベニマシコなどはまだ見かけません.もう少し寒くなるとやってくるかな?

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2023/11/26

冬の足音

昨日は週末恒例の里山散歩に参加.寒気がやって来て気温が下がり,風もあって寒い一日でした.鳥の出も良くなく,冬鳥たちの動きも良くありません.

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里山の紅葉はちょうどいい感じで,風で落ち葉が舞う中を歩くことができました.空中の落ち葉を鳥と間違えてしまうのが玉に瑕.湿地ではガマの穂が吹きちぎられて,いかにも晩秋の風情.しかし池の水位が低いためか,カモの数は非常に少なくて残念.

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陽だまりでは昆虫の動きが活発でした.これはルリタテハですが,まだアキアカネも飛んでいました.一方で冬の里山の昆虫として知られるクロスジフユエダシャクも多数出現.昆虫爺たちを喜ばせていました.やはり冬は近づいているのです.

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2023/11/16

引っ付き虫絶賛大量産中

早や11月も半ばを過ぎました.当地ではもうそろそろ霜が降りる頃なのですが,今年は異常に暖かいのでどうなりますやら?しかし朝晩の暖房は欠かせなくなりました.朝のゴミ出しのときには吐く息が白くなっています.

とはいうものの,今日の日中は気温が上がり,ちょっとした小春日和.風も弱いので散歩するときは長袖シャツ一枚で十分です.

散歩コースでは道の両側で引っ付き虫が絶賛大量産中です.今年はコセンダングサが妙にはびこっており,いたる所コセンダングサだらけ.花が咲いているだけの時分は貴重な蜜源にもなって良かったのですが,この時期になるともういけません.草むらには絶対入らないようにしないと後が大変です.

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拡大してみるとよくわかりますが,一度引っ付いたら簡単には抜けないような構造になっています.このような形状に進化するまでどの程度の年月が必要だったのでしょうか?引っ付く相手も必要なので,一種の共進化なのでしょうが,数十万年で足りるかなぁ?

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シロダモの花が咲き始めています.この花が実をつけるのはちょうど一年後.今見られる赤い実は昨年の今頃の雌株の花の痕です.

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2023/11/11

寒かった秋の散歩

昨日降った雨で気温が急に下がり,今日は日射しもなくて寒い一日でした.最高気温は12度ほどだったようで,12月並みの寒さ.暖かさに慣れた体にはこたえました.

今日は地元の探鳥会に参加して,都市公園の沼とその周辺の農地を散策.秋はかなり深まり,紅葉も進んでいます.黄葉して大量に葉を落としつつあるイチョウの木もありました.

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ヨシ原の脇で実をつけていたノイバラかな?枯野の中で目立っていました.

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こちらは紅葉中のヤマウルシ

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沼にはヒドリガモが飛来中ですが,まだ数が少なく,また他のカモはほとんど見かけず.年を越すころになるとコハクチョウもやってくるはずです.この個体は近縁のアメリカヒドリとの交雑個体のようです.ときどき見かけますが特徴の出方はまちまち.

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2023/11/09

キジバトのヒナが巣立った

そろそろストーブを引っ張り出して冬支度を始めようとしていたところなのに,先月下旬ころに気が付くと庭木に巣を掛けたキジバトが卵を抱いている様子.えーっ今頃?

先週にはすでにヒナが孵っている様子だったので慎重に見守ることにしました.育雛期間は2週間程度と聞いていたのでもう少し先と思っていたら,今週の強い風雨の日に無理やり巣立ちさせられたようで,2羽のヒナがブロック塀のうえでじっとしているのを家人が発見.

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今日で巣立って4日目くらいですが,まだ2羽で寄り添ってじっとしています.鳴き声一つたてません.まだ十分には飛べないのではないかな?ときどき親が餌を運んできているようですが,まだピジョンミルクかもしれません.今週末から寒くなるようなのですが,無事に育ってほしいものです.

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2023/10/29

雨上がりのお散歩

昨日は朝から雷雨に見舞われ,あまり良いお天気ではありませんでした.今日も朝から雨が降って,一時期きれいな虹が見えて喜んでいたのですが,雨は昼過ぎまで降り続き,午後になってようやく散歩に出かけられるようになりました.

なにも特筆すべきものはなかったのですが,調整池には新しいマガモのグループが来ていました.オスの換羽もだいぶ進んできれいになってきました.また亜種オオカワラヒワの群れも昨年同様見かけました.このあたりに居つくのでしょうか?

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道端のコセンダングサの花にはウラナミシジミが多く見られました.背側はとてもきれいな半金属光沢の青色なのですが腹側は茶色の波模様で,これが名前の由来のようです.尾状突起と目玉模様も特徴です.私のカメラは目玉模様を被写体と認識してしまいました.見事に欺いていますね.

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2023/10/25

秋の色

今日は上空に強い寒気が入ってきたということで,夕方は雷雨の予想.しかし午前中からお昼頃までは弱いながら日射しがあって,快適なお散歩日和となりました.

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我が家の近くでは耕作放棄地が急速に増えており,そういうところにはお決まりのセイタカアワダチソウが今年は非常に元気です.元気過ぎて草丈が伸びすぎ,傾いているものが多くなってきました.秋の代表的な蜜源です.

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土手のマント群落には,クズやセイタカアワダチソウと混然一体となってタンキリマメが色づいていました.最近数を減らしているそうです.名前の由来は痰を止める作用があるという俗説からだそうです.痰切り飴とは関係なさそう.

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