ガガンボ
昨夜は寝苦しい蒸し暑さだったのですが,今朝は早朝ににわか雨を降らした黒い雲が去ってからは,さわやかに晴れ上がり乾いた空気が北西から入ってきました.
わが家の窓にへばりついていたガガンボ.隣家では足長おじさんと呼んでいるそうです.胴体から突き出して先端に丸い玉のようなものがついているものは何でしょうか?
昨夜は寝苦しい蒸し暑さだったのですが,今朝は早朝ににわか雨を降らした黒い雲が去ってからは,さわやかに晴れ上がり乾いた空気が北西から入ってきました.
わが家の窓にへばりついていたガガンボ.隣家では足長おじさんと呼んでいるそうです.胴体から突き出して先端に丸い玉のようなものがついているものは何でしょうか?
これは昨日の散歩のお話.
いつものとおりの散歩コースをたどって調整池に行ってみると,まだ多くのコガモが逗留しています.もともとここで越冬したものなのか,あるいはもっと南で越冬していたものが立ち寄ったのか,定かではありませんが,他のカモが渡去したあとでもコガモは居残る傾向があります.例年だと5月の連休が終わるとようやくいなくなる,ツグミもその頃いなくなる,というのが当地の歳時記です.オスの目の周りの緑色がとても美しく,英語ではコガモの名前 Teal がそのままこの緑色の名前にもなっています.
一方植物の方は新緑が濃くなって,もはや新緑とは言えない程度になってきました.しかしこれから新しく葉を茂らせるものもたくさんあって,当地では田んぼの際に植えられたクワの木の勢いが盛んです.その脇ではアカメガシワが美しい新葉を伸ばしていました.
今は春の渡りの盛期.東南アジアや南半球から鳥たちが続々と北上し,あるものは日本を中継してさらに北のシベリアやアラスカまで飛んでいきます.翼があるとはいえ,数千キロ,場合によっては一万キロを越える長旅なので,出発前に蓄えた脂肪はなくなり,体重を半分にまで減らして目的地にたどり着きます.
日本を中継地にする渡り鳥のことを旅鳥というのですが,シギやチドリたちがその代表です.そしてこの旅鳥たちは海辺の干潟だけではなく,内陸の湖沼や水田地帯にも多く降り立ち,疲れをいやし,食べ物を補給して脂肪を蓄え,再び北をめざして飛び立っていくのです.
今日はそういうチドリの一種,ムナグロを見に行ってきました.毎年決まってムナグロの群れが降り立つ田んぼがわかっているので,広大な水田地帯を探し回る必要はありません.
今日は30羽ほどの群れが,水入れが始まる前の乾いた田んぼで休息していました.おそらくは遠くオーストラリアから飛んできたものたちです.多いときは100羽を超える群れでいることが多いので,今日はまだ少ない方です.
日本で体力を回復して,最終目的地まで無事に飛んで行けることを祈っています.
いつの間にか4月も下旬.今週末からゴールデンウィークが始まるというのですから,最近地球の自転が速くなったのではないかといぶかる年寄りです.
今日久しぶりに散歩コースを歩いたのですが,いつの間にかフジの花が満開.もう盛りを過ぎている感じです.以前雑木林の手入れが行われていたころは,フジは強大なツルが他の木々に巻き付いて絞め殺してしまうので,見つけ次第刈り取られていたはずなのですが,最近は手入れをする人がなくなったので,雑木林の中に大きく成長したフジ蔓を見ることができます.花が美しいのは良いのですがあまりほめられたものではありません.
調整池の土手に何かいると思って見ると,キジのメスでした.すぐ近くにオスがいたのですが,ちょっと離れた場所に長い時間留まっていました.
シャガはとっくに満開になっていました.
週明けから強風が吹き荒れてソメイヨシノの花が飛ばされ,せっかく芽吹いてきた木々の新緑が痛んだりしたのですが,昨日は風は若干弱まり気温も湿度も低めだったので,少し遠出をして低い山に登りヤマザクラの花見をしてきました.最近アド街ック天国でも紹介されたところです.ここを訪れるのは3年ぶり.
その地域では有名なヤマザクラの名所だけあって,平日にもかかわらず近郷近在から私たちのようなヒマ老人がぞろぞろ.地域が設けた臨時駐車場もほぼ満杯状態.それでも首都圏の有名どころの混雑ぶりに比べればスカスカでほぼ無人.首都圏から遠く離れて交通の便が悪いからですが,人波に視界を妨げられずに風景や花を楽しむことができます.これぞ田舎暮らしの特権.
この低山はまさに里山というにふさわしい所で,平地から低い山が連なり県境を構成しています.この花見の季節は林道の車の通行を禁止して人が安心して歩けるようになっています.けっこう急な登りなのですが距離はさほどでもないので,花を賞でながらつづら折りの急坂を登っていきます.低山なので普段着の人も登山スタイルの人もさまざま.
この山自体のヤマザクラも素晴らしいのですが,この山から遠望できる風景も実に素晴らしい.こういう景色と人々の営みがまだ日本に残っていることに感動してしまいます.
山頂近くのピークの入り口には巌抱き桜というものがあって,大きな岩を根が抱え込むようにして立っているヤマザクラが面白い.近くで三角点も確認できました.
下山は楽ちんなのですが,急坂なのでひざを痛めないよう歩幅を小さくして降りていきます.振り返って山を眺めると,これまた絶景.毎日こういう風景を眺めて暮らすとどういう性格になるのだろう?と想像しながら帰途につきました.
今日は昨日とは打って変わって朝からどんよりとした曇り空.午前中からパラパラと冷たい雨が降り始め,降ったり止んだりをくり返しています.当然ながらこのような日は家の中で停滞です.PC のバックアップとメンテナンスにはちょうどよい日取りでした.
昨日は冷たい北風が吹いていたものの,お天気は晴れ.久しぶりに里山歩きに参加しました.もう早春の出し物はとっくに終わっていて,春本番の景色でした.
この里山は数十年前から NPO と地元の有志とによって維持されてきたのですが,今となっては本当に貴重な空間です.
すでにオドリコソウが咲いていました.以前はもっと大きな群落があったのですが,今でも貴重なものです.
ヤマエンゴサクはおおきな群落が維持できてきます.
そしてこちらはイチリンソウ.
今日,このような空間が維持できるのは,数十年にわたる人々の思いと熱意によるものなのですが,それがこれからも続いていくことを願いたいと思います.
当地でのソメイヨシノはようやく七分咲きといったところですが,今日はお天気が下り坂と言う予報.そうなる前に近所の桜並木を歩いて花見をしてきました.
この桜並木は堤防を兼ねた農道の脇に約 1 km に渡って植えられているもの.もう樹齢は30年を越えているので,だいぶ老木が目立つようになってきました.樹勢もさまざま.すべてが隆々としているわけではありませんが,それでも地元の人間が楽しむ分には十分です.
ソメイヨシノ,ヤマザクラ,オオシマザクラなどが植えられています.ヤマザクラはまだ咲き始めですが,比較的花期が長いのでまだ楽しめるでしょう.
田んぼの疇ではホトケノザやオオイヌノフグリが満開を迎えていました.
ここ数日続いた寒くてジメジメしたお天気から一転,今日は朝方は濃霧だったもののその後晴れ上がり,雲が沸き立ちながらもなんとか晴れが続きました.
当地では場所によってはソメイヨシノはすでに満開になっているのですが,本番は今週末という感じです.それでも平日のほうが人出が少ないということで,定番のお花見ドライブに出かけました.
着いてみると人出はまばらで思惑が当たったのですが,ソメイヨシノはまだ三分咲きといったところ.蕾の状態の花芽のほうが多い感じです.しかし山の中腹で咲き誇っているサクラもあるので,ヤマザクラの中にはすでに咲いているものもあるのでしょう.
すぐ隣の遺跡公園で奈良・平安時代の官衙(かんが)を復元したものを見学.奈良時代には木材は豊富にあったのでしょうが,これほど大型の木造建築が作られていたというのはある意味驚きです.校倉造(あぜくらづくり)と板倉造(いたくらづくり)の高床式倉庫が区別して復元されています.
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