カメラ・写真

2017/03/05

ナノハナは黄色の飽和に注意

団地の中の空き地にナノハナが咲き始めました.花期はかなり長いので,これから2か月ほどは黄色い花を楽しむことができると思います.

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実は,デジカメでこのナノハナを撮るのは結構難しいのです.カメラにもよりますが,強烈な黄色がいとも簡単に飽和してしまい,本来の色相彩度をうまく再現できないのです.今回の作例もその一つで,お手軽コンパクトデジカメで撮ったのですが,RGBのうち赤と緑が同じ画素内で飽和している,すなわち黄色が飽和していることが確認できています.これを少しでも救済するために,レタッチしてカラーバランスを若干修正しているのですが,それでも飽和したものを未飽和にすることは原理的に不可能です.

このような現象を避けるためには,何度か試し撮りをして露出補正をかけるしかありません.デジタル一眼レフでは,露出制御に多数のRGBセンサーを用いているものもありますが,そのようなカメラではこのようは飽和は起きにくいはずです.私も後日確かめてみようと思います.

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2016/04/10

緑英童子って誰?

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これも同じお寺の境内に置かれている童子の像.“緑英童子” とはっきりと書かれている碑文が目立ちますが,これがどのような童子なのかよくわかりません.

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日付は寛政十二年庚申夏五(?)月二十一日と読めるので,西暦ではちょうど1,800年のこと.江戸も後期で,実はこの年に伊能忠敬蝦夷地を初めて測量しています.へぇ,そのころの石像ですか?今から200年以上も前に作られたものです.

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天和二年の菩薩像

先週末に花見のついでに撮った写真がピンボケばかりだったので,今週はは気合を入れて撮りなおしました.先週のリベンジです.まずはお寺の境内に置かれているこの観音像.如意輪観音かと思いきや,そうではなくて,弥勒菩薩の半跏思惟像というのでしょうか?立膝で頬に手を当てて首を傾げている姿は優雅です.

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碑文はかなり読みにくいのですが,読めるところだけを書き連ねると “天和二年■戌天四月六日” と読めます.天和二年は西暦1682年のことで,干支は壬戌(みずのえいぬ).従って,碑文の読みづらい部分はおそらく壬ではないかと想像していますが,どうでしょうか?

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今から330年以上も前のころで,江戸も中期に差し掛かり,時の将軍は徳川綱吉.この年の旧暦12月には “お七火事” と呼ばれる天和の大火が江戸の町を襲っています.八百屋の娘お七はこの火事で焼け出され,避難先で寺の小姓と恋仲になります.店が再建されて家に戻るのですが,再び小姓と会えるようにと自宅に放火してその咎で火あぶりの刑になる,というお話です.こう考えていくと,この古い石像一つを見ているだけで,いろいろな思いが頭を巡ってきます.

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2016/04/03

よく見ると古かった観音像

サクラを見たついでにすぐ近くにあるお寺とお稲荷さんを訪ねます.ここにあるのは古い石像.一つは観音様と思われるもの.ちょうど2年前にも紹介した稲荷神社なのですが,今回は観音像のほうを紹介します.碑文を見てみると “延宝六” と読めます.これは西暦に直すと1678年のことなので,江戸時代の前半.今から340年ほど前のものであると推定されます.これは,このあたりに残っている石像の大部分が江戸後期から幕末にかけてのものであることを考えると,かなり古い部類に属すると言えます.この石像のすぐ隣に置いてあるお地蔵さんの碑文が文政四年(1821年)であったことを考えると,その間に140年ほどの時間差があることになりますが,パッと見にはどちらが古いものやら,見分けることは困難です.

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このような石像を撮るときに限ってなのですが,マニュアルで焦点を合わせこんだつもりでも,出てきた絵を見ると前ピンになっていることが非常に多いのです.老眼が進んできたとはいえ,ファインダーのディオプトリは合わせていますし,マニュアルとはいえ,合焦した際にはファインダー内にオーバーレイで合焦した箇所がわかるようになっているので,その時には確かに焦点はあっているのだと信じたいです.しかしレリーズする瞬間に,体がわずかに後ろにずれているのか,出てくる絵は前ピンがほとんど.これが不可解ですし,なによりも悔しい.

いずれ決着をつけるために,三脚持参でこれら石像の方々と対峙したいと思っています.

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2016/03/20

春が始まった

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自宅前の空き地ではアブラナの仲間がぐんぐんと伸びてどんどんと花を咲かせています.実はこの連中は最低気温が氷点下になる真冬でも花を絶やすことなく,非常にたくましく一年中花をつけています.その証拠に,これらの写真の中にも完全に咲き終わった花柄がたくさんあることに気が付くでしょう.しかしこれだけ気温が上がって虫たちの活動も盛んになってくると,いよいよ本格的な開花期を迎えたことがわかります.

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このアブラナの群落を撮るときはいつもそうなのですが,周囲の被写体すべてが花の黄色の反射光を強く受けて黄色にカブってしまいます.これはある意味自然なことで,色の強い被写体につきものの現象ではあるのですが,色味を補正するかどうか悩むところです.

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2016/03/12

薹(とう)が立つとこうなる

人間(特に若い女性)に対しても使う表現 “薹(とう)が立つ” というのは,本来,フキなどの植物で葉よりも先に伸びてくる花芽のことを薹と言い,その花の盛りが過ぎた状態のことを言うのですが,実際に薹が立ったフキはこの季節にあちこちで見かけます.

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しかし,それをじっくりと見たことがある人は少ないのではないでしょうか?実はフキには雄株と雌株があり,花の形態も異なるのです.ちょうど一月前に薹が立ち始めた状態のフキノトウを紹介しましたが,上の写真は本日の我が家の雄株.こうやって接写してみると,なかなか美しいではありませんか!今日は薄日が差す程度の日射だったので,花の写真にはかえって好適な光が得られました.

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2015/10/18

ススキの穂が満開

このところ暖かい日が続いて本格的な秋の到来が足踏みしていたのですが,昨日,週末の土曜日は一日中肌寒くて暖房が欲しいほどでした.それが今日は一変して昼頃からさわやかに晴れ渡り,日射量もたっぷりで日差しを浴びた屋内では非常に暖かく感じました.

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我が家の前の土手ではススキの穂が満開になっています.この土手は20年ほど前はセイタカアワダチソウが圧倒的に優勢で,セイタカアワダチソウの深い森といった感じで,他の植物はあまり生えていなかったのですが,ここ10年ほどでセイタカアワダチソウの勢いが衰え,それに代わってススキが勢力を伸ばしてきました.さらに今年はアメリカセンダングサの花が目立ちます.このような土手の生態系でも年月が経つにつれて植物相が遷移していくのは非常に興味深いです.

なお,上の写真にはもともと目障りな電線が映り込んでいたのですが,Photoshop でレタッチして目立たないように処理してあります.今日の日没直前の太陽の光を浴びて金色に輝くさまがあまりにきれいだったので,思わず写真に撮ったものです.

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2015/09/13

夜祭の花火の写真は大失敗

いろいろと用事が立て込み,このブログの更新が3週間も止まっていました.昨日ようやく雑事から解放されたのですが,タイミングよく至近の距離にある神社夜祭りが開催されたので冷やかしに行ってきました.

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以前このブログで紹介したものと同一のお祭りなので詳細はそちらを見ていただくとして,今回は打ち上げ花火を写真に撮ろうとしたのですが,初めてのことで大失敗してしまいました.

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愛用のコンパクトデジカメをぶら下げていったのですが,このカメラにはシーンモードといって風景,人物,ペット,料理などのテーマ別に最適化された設定が選べるモードが用意されています.その中に “花火” というのがあったので,これは楽勝と思ったのがそもそもの間違いでした.

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花火が上がると同時にカメラを構えてレリーズボタンを押すのですが,撮影が終わるまでが妙に長い.嫌な予感がして再生してみると,手振れでブレブレの写真になっています.実は,花火は被写体自体の輝度が高いので感度や絞りは抑え気味,かつ花火の輝線が長く後を引くように露出時間が2秒間と非常に長く設定されていたのです.従って,いくら手振れ防止機能がついているとしても手持ち撮影ではブレブレは当然.三脚使用が前提の撮影モードだったのでした.

これを知らずに手持ち撮影してしまったものですから,花火の輝線がぐにゃぐにゃに曲がってしまいました.しかし,そのような写真ではあっても花火はなかなか面白い被写体です.来年はちゃんとした三脚を使って撮ってみようと思います.

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2015/06/27

梅雨の合間の夕焼け

昨日から今朝にかけて蒸し暑く小雨の降るお天気だったのですが,午後からは雨も上がり,夕方には青空がのぞくようになりました.日没後にはきれいな夕焼けが見えたので何ショットか撮ってみたのですが,ホワイトバランスが非常に難しいですね.

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ホワイトバランスを自動にすると,赤味が抜けた画像になって印象が随分と違います.それではというので,印象を強調するようなホワイトバランスにしてみると,今度は赤みが強調され過ぎた画が出てきてしまいます.太陽光の設定にして,アンダー気味にコントラストを強調する程度がちょうど良かったのですが,なかなか微妙です.

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2014/11/16

暗くて寒かった北欧の街

本年4月から5月にかけて北欧の街の写真を紹介しました(*1 *2 *3 *4 *5 *6)が,今月再びこの街を訪れる機会がありました.

しかし今回は季節が晩秋.前回が光あふれる初夏だったのと全く異なり,高緯度の冬に特有の昼間は短く空は曇り,暗くて寒い数日間を過ごしました.このような天気が数か月も続くのだと思うと,確かに気が滅入ります.人々も外を歩くよりは,地下鉄の駅に直結したショッピングモールやギャラリーなど暖かい屋内で過ごす割合が多いように感じました.

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それでも,王宮周辺の旧市街には今回も観光客が数多くみられました.完全なオフシーズンだと思うのですが,写真を趣味にしていると思しき中国系の団体客など,暗くて寒いことなどものともせず,大声で話しながら街を歩き回っていました.しかし初夏の時と比べると明らかに人の数は少なく,クリスマスの飾りつけが質素であることも相まって,静かで落ち着いた風情でした.

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今回も路地を歩き回って写真を撮ってみたのですが,曇り空のほうが光の回り込みが良いので,路地の撮影には好都合でした.しかし建築物を取るにはある程度の日光が必要ですね.コントラストがつかないし,材料のテクスチャもうまく表現できません.

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