カメラ・写真

2017/08/27

秋の空気に包まれた

大陸沿海州から長大な寒冷前線がゆっくりと下りて来て日本海側に大雨を降らせましたが,関東に達するころには雲も厚みを失い,昨日はほんのちょっぴり雨が降っただけでした.関東地方は今朝から完全に前線の北側に入り,乾いた涼しい空気にすっぽりと包まれて快適です.

午前中から日差しに恵まれているのですが,気温も湿度も控えめなので,まさに秋の空気に包まれた感じです.この夏初めての寒冷前線通過だと思います.

というわけで,今日は部屋の物入れの扉を開け放して湿気取り.カメラやレンズも一つずつ収納袋から取り出して埃を掃って虫干しをしました.点検の結果,いずれにもカビが生えていなくてほっとしました.もう10年以上前に購入したレンズもあるのですが,私は防湿庫というような贅沢なものを持っていないので,梅雨から夏の時期には毎年カビのことが気になっています.

よく言われることですが,光学機械のカビを防ぐ最も良い方法は,物入れの奥にしまい込むのではなく,すぐに手の届くところに置いて日常的に使うこと.この場合,汗や手垢は当然付くので,日々の手入れはもちろん必要となり,この日々の手入れによってカビも防ぐことができるというわけです.

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2017/07/02

ガマの穂

今日は梅雨の晴れ間の非常に蒸し暑い一日となりました.明日はさらに気温が上がるそうで,もっと不快になるのでしょう.嫌な季節がやってきました.

Summeraroundhome_jul2017_0040m

さて,一昨年,そして昨年と,このブログで近所にガマの群落があることをお伝えしましたが,今年もガマの穂の季節がやってきました.今年は6月前半まで気温が低めだったので,例年に比べると生育がやや遅れているようですが,それでもガマの群落は,穂の数を増やすなど,全体としては健全です.

Summeraroundhome_jul2017_0033m

今日の午前中は薄日が差す程度のお天気だったので,ガマのような細かく一様なテクスチャの被写体は,コントラストが付かずに大変撮りにくいものです.さらに,新しいカメラの露出制御はどうも保守的過ぎるようで,1EV程度露出が少なめです.レタッチして露出が適正になるようにしていますが,コントラストが低くて大変眠たい画になってしまいました.

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2017/05/21

これでも白トビしない

Earlysummerhome_may2017_0055m

上の写真をご覧ください.初夏の強烈な日差しで明るく輝く白い花を,暗い影をバックにして撮ったものです.ちょっと昔のカメラであれば,暗い背景に引きずられて露出が多めにかかり,白い花はいとも簡単に白トビしてしまうのが常でした.

ところが,この写真は白トビしていないのですよ.真っ白な部分も飽和しておらず,ちゃんと階調が残っているのです.先日ポストした記事では,白トビを防ぐために露出補正を使いましょうと言ったばかりなのですが,最新のデジタルカメラでは,画面全体を非常にきめ細かく,例えば数万箇所も計測し,白トビ,黒ツブレがないように露出を決めることができるようになっており,その場合には,この作例のように厳しい条件でも白トビを防ぐことができるのです.

とは言っても,ぎりぎりで白トビを逃れているので,あまり余裕はありません.レタッチする場合にももう少し余裕が欲しいところです.従って,カメラが高性能の場合であっても,ヒストグラムのチェックは必須ですし,多少の露出補正はほとんど常に必要,また絵作りのためにも露出は意図的に調整するのが良いと思います.

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2017/05/05

強烈な日差しには露出補正を

この連休は好天に恵まれ,戸外での活動が増えたことと思います.たくさん写真が撮れたという人も多いことでしょう.しかし,日差しは強烈なので,デジカメで写真を撮る際には,気を付けておいたほうが良いことがあります.

それは露出を控えめに補正すること.デジカメでの露出はカメラ任せという人がほとんどだと思いますが,カメラの露出は画面の隅々まで緻密に面倒を見てくれているとは限りません.ところどころハイライトの部分が飽和して白トビしていませんか?

RGBの三原色すべてが飽和すると白トビですが,その一部が飽和していると,彩度が若干下がった程度に見えてしまい,それに気づくことは難しいものです.いったん飽和が起きてしまうと,飽和を取り除いたり修正したりすることは不可能です.音の波形でいうと,最大レベル以上に達した波形はクリップされてしまうので,その先を推測するのは不可能だということと同じです.

下の作例は,露出補正を-0.7EVかけて色飽和を防ぎ,撮影後にレタッチで明るさとコントラストを調整したものですが,被写体の淡黄色を忠実に再現できています.しかし露出補正をかけていないと,花のハイライトの一部が色飽和を起こし,淡黄色が白っぽくなってバランスが崩れてしまうのです.

Earlysummerhome_may2017_0001m

下の作例は青色で色飽和が起こりやすい被写体ですが,ここでも-0.7EVの露出補正をかけて,色飽和を防ぎ,カラーバランスが崩れるのを防いでいます.実際,Photoshopでヒスとグラムを見ながら明るさの調整を行ってみると,あとわずかに明るさを増やすだけで,青が飽和してしまうことがわかりました.それ以上に明るさを増すと,青色が飽和して青の彩度が徐々に低下するということになります.

Earlysummerhome_may2017_0005m

最新のデジタルカメラでは,数万画素のセンサーを使って露出制御を行い,三原色のいずれでも飽和が起きないようにしているものもありますので,このような心配は無用かもしれませんが,それでも飽和に気を付けて露出を制御するに越したことはありません.

強烈な日差しの下のナノハナのような,特定の色の花の群落とか,特定の色の構造物とか,色飽和が起こりやすい被写体の場合には,試し撮りをしてRGB各色のヒストグラムを確認し,飽和が起きないように露出補正をかけることを心がけましょう.

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2017/04/02

わが家の庭にも春が来た

昨日は一日中小雨がぱらつき,真冬と同じくらい寒かったのですが,今日は雲が多いながらも日差しがあり,また気温も10度以上に上がって,外を歩いていても全然寒さを感じませんでした.

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コブシは当地でもすでに盛りを過ぎ,ソメイヨシノが今にも咲きそうになっていますが,昨日の寒さのおかげでまだ開花していません.それでも春の花が一斉に咲き始めており,猫の額ほどのわが家の庭でも,そこここに春の姿を見ることができます.カメラを新調したので試し撮りをやってみましたが,なにぶん重量が大幅に増え機能も増え,カメラの癖もまだわからないので,これから慣れていくつもりです.

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レンギョウは先週あたりから一斉に咲き始めました.

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クリスマスローズは花期が長いので,まだまだ咲き誇っています.それにしても “クリスマス” という名前は変えたほうが良いですね.

Springhome_apr2017_0011m

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2017/03/05

ナノハナは黄色の飽和に注意

団地の中の空き地にナノハナが咲き始めました.花期はかなり長いので,これから2か月ほどは黄色い花を楽しむことができると思います.

Springaroundhome_mar2017_0010m

実は,デジカメでこのナノハナを撮るのは結構難しいのです.カメラにもよりますが,強烈な黄色がいとも簡単に飽和してしまい,本来の色相彩度をうまく再現できないのです.今回の作例もその一つで,お手軽コンパクトデジカメで撮ったのですが,RGBのうち赤と緑が同じ画素内で飽和している,すなわち黄色が飽和していることが確認できています.これを少しでも救済するために,レタッチしてカラーバランスを若干修正しているのですが,それでも飽和したものを未飽和にすることは原理的に不可能です.

このような現象を避けるためには,何度か試し撮りをして露出補正をかけるしかありません.デジタル一眼レフでは,露出制御に多数のRGBセンサーを用いているものもありますが,そのようなカメラではこのようは飽和は起きにくいはずです.私も後日確かめてみようと思います.

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2016/04/10

緑英童子って誰?

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これも同じお寺の境内に置かれている童子の像.“緑英童子” とはっきりと書かれている碑文が目立ちますが,これがどのような童子なのかよくわかりません.

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日付は寛政十二年庚申夏五(?)月二十一日と読めるので,西暦ではちょうど1,800年のこと.江戸も後期で,実はこの年に伊能忠敬蝦夷地を初めて測量しています.へぇ,そのころの石像ですか?今から200年以上も前に作られたものです.

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天和二年の菩薩像

先週末に花見のついでに撮った写真がピンボケばかりだったので,今週はは気合を入れて撮りなおしました.先週のリベンジです.まずはお寺の境内に置かれているこの観音像.如意輪観音かと思いきや,そうではなくて,弥勒菩薩の半跏思惟像というのでしょうか?立膝で頬に手を当てて首を傾げている姿は優雅です.

Aroundtorinji_apr2016_0105m

碑文はかなり読みにくいのですが,読めるところだけを書き連ねると “天和二年■戌天四月六日” と読めます.天和二年は西暦1682年のことで,干支は壬戌(みずのえいぬ).従って,碑文の読みづらい部分はおそらく壬ではないかと想像していますが,どうでしょうか?

Aroundtorinji_apr2016_0117m

今から330年以上も前のころで,江戸も中期に差し掛かり,時の将軍は徳川綱吉.この年の旧暦12月には “お七火事” と呼ばれる天和の大火が江戸の町を襲っています.八百屋の娘お七はこの火事で焼け出され,避難先で寺の小姓と恋仲になります.店が再建されて家に戻るのですが,再び小姓と会えるようにと自宅に放火してその咎で火あぶりの刑になる,というお話です.こう考えていくと,この古い石像一つを見ているだけで,いろいろな思いが頭を巡ってきます.

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2016/04/03

よく見ると古かった観音像

サクラを見たついでにすぐ近くにあるお寺とお稲荷さんを訪ねます.ここにあるのは古い石像.一つは観音様と思われるもの.ちょうど2年前にも紹介した稲荷神社なのですが,今回は観音像のほうを紹介します.碑文を見てみると “延宝六” と読めます.これは西暦に直すと1678年のことなので,江戸時代の前半.今から340年ほど前のものであると推定されます.これは,このあたりに残っている石像の大部分が江戸後期から幕末にかけてのものであることを考えると,かなり古い部類に属すると言えます.この石像のすぐ隣に置いてあるお地蔵さんの碑文が文政四年(1821年)であったことを考えると,その間に140年ほどの時間差があることになりますが,パッと見にはどちらが古いものやら,見分けることは困難です.

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このような石像を撮るときに限ってなのですが,マニュアルで焦点を合わせこんだつもりでも,出てきた絵を見ると前ピンになっていることが非常に多いのです.老眼が進んできたとはいえ,ファインダーのディオプトリは合わせていますし,マニュアルとはいえ,合焦した際にはファインダー内にオーバーレイで合焦した箇所がわかるようになっているので,その時には確かに焦点はあっているのだと信じたいです.しかしレリーズする瞬間に,体がわずかに後ろにずれているのか,出てくる絵は前ピンがほとんど.これが不可解ですし,なによりも悔しい.

いずれ決着をつけるために,三脚持参でこれら石像の方々と対峙したいと思っています.

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2016/03/20

春が始まった

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自宅前の空き地ではアブラナの仲間がぐんぐんと伸びてどんどんと花を咲かせています.実はこの連中は最低気温が氷点下になる真冬でも花を絶やすことなく,非常にたくましく一年中花をつけています.その証拠に,これらの写真の中にも完全に咲き終わった花柄がたくさんあることに気が付くでしょう.しかしこれだけ気温が上がって虫たちの活動も盛んになってくると,いよいよ本格的な開花期を迎えたことがわかります.

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このアブラナの群落を撮るときはいつもそうなのですが,周囲の被写体すべてが花の黄色の反射光を強く受けて黄色にカブってしまいます.これはある意味自然なことで,色の強い被写体につきものの現象ではあるのですが,色味を補正するかどうか悩むところです.

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