IT関連情報

2018/09/18

鳥類の分類目録が統一されるか?

やや旧聞に属しますが,この時点で情報を共有しておきたいと思います.

このブログでは,IOC が発行している World Bird Names という世界の鳥類の分類目録をもとに編集した Refsort/Ruby 用の辞書ファイルを配布しています.最新版は今年6月25日にリリースされた IOC List v8.2 をもとにして作成した辞書ファイルで,これをほぼ即日でアップロードすることができました.画面右側のカラムの “自作コンテンツ” から最新版を直接ダウンロードできますし,またその上部の “Archive” の中にある “IOC List Archive” をクリックして,One Drive のアーカイブから過去分を含めてダウンロードすることも可能です.

さて,世界にはこの IOC List 以外に, “The Clements Checklist of the Birds of the World„ , “The Howard & Moore Complete Checklist of the Birds of the World, 4th Edition” , “Handbook of the BIrds of the World Alive” という代表的な鳥類目録があります.私は IOC List 以外の目録については詳しくないのですが,それぞれ目録作りの考え方や内容が少しずつ異なっているそうです.それら目録の間の比較は鳥類分類のデータベースである Avibase に集約されています.わたしも辞書ファイルを編集するときにまず頼りにするのがこの Avibase ですが,目録間の相違は微妙だなぁといつも感じていました.

実は今年に入って間もないころアナウンスされていたのですが,8月にカナダのバンクーバーで開催された IOC 総会(4年に一度開催,前回は2014年,池袋の立教大学が会場でした)で,これら目録間の差異を議論し目録の統一を目指す円卓会議が開催されることになり,それが実際に8月22日に開催されたようです.

その結果,統一目録を作成しようという広範な合意がなされ,8月24日にそのための作業部会を設置することが IOC 理事会に提案された模様です.部会長候補は Les Christidis という人.この部会がどの程度の日程で統一目録を提案し,それが関係者間で合意されるのか,まだ何もわかりませんが,早ければ1年後には新しい統一目録が提案されているかもしれません.

期待されると同時に,これまでの分類体系に対する何らかの変更や,地域群や交雑群,分化途中の個体群のような新しい概念が持ち込まれるか否かなど,要注目です.

蛇足になりますが,日本鳥学会が発行している日本鳥類目録も,今後は何らかの整合性を取る必要が出てくるのではないかと思います.こちらも動向を注意して見守りたいと思います.

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2018/09/11

Rersort/Ruby v2.94 Released

このところ Refsort/Ruby(リリース実績は新しいほうから *1 *2 *3 *4 *5 *6 *7 *8 *9 *10)のソースファイルを眺めているうちに,ムラムラと湧き上がるものがあって実装をいじっているうちに,辞書ファイルの重複したレコードやラベル,さらには入力の重複レコードを処理する部分を全面的に書き換えました.ただし仕様の変更は実質的に何もありません.

どういう内容かと言うと,まず辞書ファイルに重複したレコードがあると,同一のものが異なる複数の順位を持つことになるので,そもそもソーティングが原理的に成り立ちません.このため,辞書ファイルの読み込み時に重複したレコードを見つけると,従来は最初の重複ペアが見つかった時点でエラーメッセージを出して即座に処理を中止していました.しかし,これはあまり親切なやり方ではないので,辞書ファイルをすべて読み込んだうえで何々というレコードが何行目と何行目と何行目に重複して存在していると網羅的に報告し,それから処理を中止するようにしました.こうすれば辞書ファイルの作者は辞書の修正が容易です.

同様に,辞書ファイル中のラベル(つい最近までマイルストーンと呼んでいたもの)に重複が見つかった場合は,従来は五月雨式に重複ペアを報告しながら処理を続行していたのですが,こちらも辞書ファイルをすべて読み込んだ後で,重複しているラベルを網羅的に報告することにしました.なおラベルが重複しているとは,そのラベルの文字列(コメントを除く)とレベルがともに同一である場合です.またラベルが重複していてもソーティングに不都合はないため,処理はそのまま続行しますが,ソーティング結果には同一のラベルが異なる複数の箇所に現れることになりますので,本来は望ましくありません.辞書ファイルの修正が望ましいところです.

最後に入力の重複です.入力の重複自体には特に問題はなく,入力データとしては十分あり得る話ですし,ソーティング自体にも影響はありません.ユーザーが重複を検知するには -d オプションを使うことにしていますが,従来は重複したペアが見つかるたびに五月雨式に報告していました.しかしこれでは見にくいうえに全体像が分かりにくいので,これも入力をすべて読み終わった後で重複した入力を網羅的に報告し,処理を続行するように改めました.

これらの改訂を入れ込んだ新しい版 v2.94 を近日中にリリースします.またユーザーズガイドも書き直したものをアップロードすることにしました.ユーザーから見た場合には仕様上の変更は何もありませんが,警告文の出かたが見やすいものに変わるので,気づくことがあると思います.なおこの改訂によって処理速度はほとんど影響を受けないことを確認済みです.

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2018/08/31

Refsort/Ruby v2.93 to be released

暑さにめげてブログの更新が滞っていますが,それなりに活動はしています.明日9月1日付で,辞書参照型ソーティングフィルターをスクリプト言語 Ruby で実装した Refsort/Ruby v2.93 をリリースすることにしました.過去のリリース実績は新しいほうから順に *1 *2 *3 *4 *5 *6 *7 *8 *9 *10 となっています.

改訂と言っても今回は完全に形式的な改訂です.改訂内容は,これまで「埋め込みマイルストーン」と呼んでいたものを「埋め込みラベル」に変更するというものです.これに伴いスクリプト内部の定数や変数の名前を変更していますが,これはユーザーには無関係.ユーザーから見た場合の変更点は,コマンドラインでの埋め込みマイルストーンの出力を指示するための長いオプション名 --milestone と --msindented がそれぞれ --label と --labindented に変更されるというものです.ただし短いオプション名は従来通り -m と -M のままなので,実害は無いと考えています.

これに伴い,ユーザーズガイドも書き直したものをアップロードすることにしました.スクリプトの内容自体には何の変更もありません.仕様も実装もしばらくは変更するつもりが無いので,このまま毎年クリスマスにリリースされる Ruby の新版(今年は v2.6.0)を迎えるものと思います.この新版の目玉は MJIT と呼ばれる加速機構なのですが,Refsort のような短時間で終了してしまう一発モノのスクリプトにはほとんど効果はないと思われます.

本日中に関連ファイルのアップロードを行いたいと思います.

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2018/08/13

DSMのdockerでUbuntuをインストール

このところ,太平洋高気圧が日本の東南海上に後退しているせいで,その縁を回り込むように湿度の高い空気が関東地方に流れ込んでいます.そのため毎日じめじめした暑さに見舞われており,不快なことこの上ありません.

さて昨日の記事の続きです.今朝の涼しいうちに,Synology NAS の OS である DiskStation Manager (DSM) 上に docker を導入し,docker コンテナのレポジトリの中から Linux のディストリビューションの一つである Ubuntu そのものの最新版を選択してインストール・起動してみました.

恐る恐るだったのですが,これがあっけないくらいに簡単.Ubuntu があっという間に起動できたのにはあきれてしまいました.しかしコンテナのダウンロード時間が妙に短いなと思った通り,この Ubuntu は minimize されたもので,インタラクティブな操作を行うには unminimize が必要とコンソールに表示されました.そこで実際に実行してみると,たくさんのファイルがダウンロードされ,インストールされていき,Perl も Python も Ruby もインストールされていくではありませんか!

再起動して,使いやすいとは言えないコンソールから自作の Ruby スクリプトを走らせてみると,当然のことのように完璧に走ります.へぇー,docker ってこんなものなのかという良い勉強になりました.しかしこの Ubuntu をワークステーション代わりに日常的に使うのは非力過ぎますし,I/O の扱いや X Window System を走らせるのも面倒くさそうなので,今日のところはこれで終了.これまでよく理解できていなかった docker のことが少しわかったような気がしました.TeX サーバにできるといいなと思いますが,誰かコンテナを作ってくれないかなぁ?

メールサーバやブログサーバを立ち上げることもできるはずなので,これからのお楽しみです.NAS とは言っても,Intel Celeron 4コア (J3455) と 16 GB のメモリを持っていると,できることの幅がぐっと広がります.

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2018/08/12

NASを導入しました

昨晩から涼しい北東気流が吹き出して,湿度が高いことを除けば今朝は快適な気温になりました.暑さにめげてもう1か月もブログの更新をサボっていたのですが,この程度の気温であればなんとか記事を書く気にもなろうというものです.

実は今週から新しいNASの運用を始めました.昨年10月にこのブログで報告した通り,それまで FreeNAS をインストールして運用していた NAS Box が障害を起こして動かなくなり,それ以来 NAS の無い生活をしていました.その間専用 NAS を物色していたのですが,目を付けていた Synology DS718+ の値段が結構下がってきたので,思い切って導入することにしたのです.

Nasbox_0001m

この NAS のドライブベイは2つ.従って RAID5 などの運用はできないのですが,Synology Hybrid RAID (SHR) という仮想化された RAID は使えるらしいので,そのオプションを選択し,かつファイルシステムは先進的と言われておりデフォルトでもある btrfs を選択.これで FreeNAS の ZFS と同様気楽にスナップショットをとることができる,はずです.

Windows PC や Linux マシンとのファイルのやり取りには,とりあえず SMB を使用しています.これまでは WiFi ルータにおまけのように付いていた簡易 NAS 機能を使っていたのですが,こいつはあろうことかセキュリティ・リスクが高い SMB_1 しか解釈できなかったのに対して,この NAS の導入により SMB_3 をデフォルトにすることができるので,ルータの NAS 機能は運用を停止し,Windows の機能からも SMB_1 を無効化してしまいました.

ベンチマークテストは走らせていないのですが,高速の誉れ高いファイルコピー・ツールである FastCopy で Winodws PC のユーザー領域のバックアップを取ってみると,だいたい 90 MB/s 程度の速度が出ていますので,NAS としては十分な性能です.

実はこの NAS は多機能で,いろいろなアプリケーションをインストールして,ネットワーク越しにインテリジェントなバックアップやファイルの同期ができたり,仮想 OS や docker をホストしたり,メールサーバや Web サーバーとしても運用できるようにもなっています.そのために RAM も目一杯追加したのですが,これらのお楽しみはこれからおいおい試みていくつもりです.

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2018/06/26

IOC List v8.2 Released

IOC World Bird List v8.2 が2018年6月25日にリリースされました.これは昨年秋に改訂周期が6か月に変更されて2回目のリリースで,年内にはもうこれ以上のリリースはないはずです.前回 v8.1 のリリースが2018年1月25日だったので,今回は5か月の更新間隔となっており,予定よりも1か月ほど早くリリースされました.理由は不明ですが,7月に大きなイベントが予定されていて,それとの重複を避ける意図があるのかもしれません.

今回収録されたのはが 40,が 246,が 2,313,現生が 10,711,絶滅種が 158,亜種が 20,055 です.前回同様,上目 (Superorder) の PALEOGNATHAE(古顎類)NEOGNATHAE(新顎類)や,系統群であるNEOAVES がリストの最上位の階層にこっそりと載っています.

今回は日本のバーダーにとっての注目すべき変更がいくつもあります.

一つはカササギについてです.カササギの分類については今でも議論が続いているそうですが,今回 IOC は,従来 Pica pica の一亜種であった Pica pica serica を種に格上げして Pica serica とし,Oriental Magpie と名付けました.これはユーラシア大陸のカササギ類の mtDNA 分析が進んだことによるものらしく,これ以外にも Pica mauritanica,Pica asirensis,Pica bottanensis が亜種から種に格上げされています.

日本鳥学会の日本鳥類目録改訂第7版では Pica pica serica は「亜種カササギ」とされているのですが,IOC に則るともう亜種とは呼べなくなります.そこで従来カササギの別名とされてきた「コウライガラス」という和名を充てることにしました.日本中心に考えれば「カササギ」を Pica serica に与えて,Pica pica には新たに別の名前を与えても良かったのですが, “カササギ = Pica Pica” という関係は長らく親しまれてきたので,これを崩すのは忍びない,またカササギという和名には,必ずしも朝鮮半島由来のカササギだけではなく,ヨーロッパなどに生息するカササギも含まれると理解されていると思い,“カササギ = Pica Pica” の関係には手を付けませんでした.

一方,日本ではカササギは特定の地域でしか見られない鳥であり,その呼び方がコウライガラスに替わったとしても世の中全体に対する影響は小さく,日本のカササギが朝鮮半島との関係が深いことが良く知られていることなどから,従来別名とされてきた一つの名前を異動させるほうが良いと判断しました.これはあくまで私個人の意見ですが,このあたりの和名の付け替えは毎回非常に悩ましいところです.

さらに,チョウセンウグイスの異動はもっと複雑で厄介です.日本鳥類目録では Cettia diphone を Japanese Bush Warbler ウグイス,C. d. borealis を亜種チョウセンウグイスとしています.一方 IOC では属名を Horornis とし,H. diaphone を Japanese Bush Warbler ウグイスとしているところまでは良いのですが,H. borealis という「種」を Machurian Bush Warbler チョウセンウグイスとしてきました.そして厄介なことに H. diphone canturians という diaphone の「亜種」もありました.

ところが今回 v8.2 では,

New genetic data support original split of Manchurian Bush Warbler, including canturians and borealis from H. diphone (Rasmussen & Anderton 2005, BLI, Kennerley & Pearson, 2010, Alstr"om et al. unpubl). Epithet canturians has priority over borealis as the species epithet.
というコメントが付いて,H. borealis と H. diaphone canturians が合併し,H. canturians という「種」が誕生したのです.英名はそのまま Machurian Bush Warbler です.そして borealis はどこへ行ったかというと,H. canturians borealis という亜種になってしまいました.この種に対応する和名は当然チョウセンウグイスしかありません.しかし,日本鳥類目録とは属名も種小名も異なる名前になってしまったので,しばらく混乱が発生するのではないかと心配しています.このあたりは,Wikipedia の記事を読んでもわかる通り,系統の研究がもう少し進まないと,何とも言えない部分が残ります.今回の改訂も暫定的と考えておいたほうが良いかもしれません.

さらにさらに,数が多すぎるので詳細は書けませんが,サンショウクイの仲間が大量に異動していたり,センニュウムシクイ類も大量に異動しているので,ここでも混乱が発生しそうです.特に属名が変更になるのは混乱の元です.

このような変更には私たちが順化していくしかないのですが,それよりも大きな速度で研究が進み変更が要請されていくので,ついていくのが大変です.学問の進展と社会的受容性の関係のような大げさな話にも発展する話題だと思います.私はかねてより,「分類」とは便宜であり,進化の過程で獲得された適応認識行動だという説を唱えているのですが,その考え方に沿うと,人類という集団の中には多様な便宜の尺度があり,適応速度にも差異があると言えるのではないかと思います.


IOC 本家の Master List を編集して,Refsort/Ruby 用の辞書ファイルを作りましたので,このブログサイトと,Microsoft One Drive 上に設けた “IOC List Archive„ にアップロードしました.

今回もこの辞書ファイルの正式なエンコーディングは UTF-8 です.従って,Linux 上で使う分には問題は生じませんが,Windows 上で使う際には,入力ファイルは UTF-8 でエンコードされ(辞書ファイルと入力ファイルのエンコーディングを揃える),かつ最初の行に

#!E -*- coding: UTF-8 -*-

というおまじないを書いておかないとエンコーディングの解釈がうまくいきませんのでご注意ください.

しかし,Windows 上でのデフォルトのエンコーディングである US-ASCIIWindows-31J でも手間なく使えるように,エンコーディング指定なしの汎用 US-ASCII 版もアップしておきます.これはどのようなプラットフォームであっても,そのプラットフォームのデフォルトの Locale が無条件で US-ASCII を解釈できることを利用したものです.ただし,欧文のアクセントウムラウトを含む文字は,それらを含まない最も近い文字に置き換えられています.正版はあくまで UTF-8 なので,特に人名を含む種や,種の Authority を見るときにはご注意ください.


このオリジナル英語版の辞書ファイルに続いて,和名追加版2種と,IOC Master List の Excel ファイルに和名を追加したものも同時にリリースしました.和名追加版の辞書ファイルについても,UTF-8 でエンコードしてあるものが正版ですが,Windows などでの使い勝手を考慮して Windows-31J でエンコードしたものも同時にアップしてあります.ただし人名や地名のアクセントやウムラウトなどは,それらを含まない最も近い文字に置き換えてありますのでご注意ください.

和名追加版の辞書ファイルのうち,UTF-8 でエンコードしてある ioclist_v82ju.ref は,Linux などで UTF-8 でエンコードした入力ファイルをソートするときに使うことを想定しています.Linux 上で使う際には,入力ファイルの最初の行に上記のようなエンコーディング指定を書く必要はありませんが,Windows 上で使う場合には,入力ファイルは UTF-8 でエンコードされ(辞書ファイルと入力ファイルのエンコーディングを揃える),かつ入力ファイルの最初の行に

#!E -*- coding: UTF-8 -*-

というエンコーディングを指定しておく必要があります.

逆に,Windows 上で Shift-JIS や Windows-31J でエンコードされた入力ファイルを,Windows-31J でエンコードされた辞書ファイル ioclist_v82jw.ref を用いてソートする際には,入力ファイルの冒頭にエンコーディングの指定は必要ありませんが,この辞書ファイルを Linux 上で使う場合には,入力ファイルは Windows-31J でエンコードされ(辞書ファイルと入力ファイルのエンコーディングを揃える),かつ入力ファイルの冒頭に

#!E -*- coding: Windows-31J -*-

とエンコーディングを指定しておく必要があります.要するに,どのような場合でも辞書ファイルと入力ファイルのエンコーディングを揃え,かつそれぞれの入力ファイルのエンコーディング指定を冒頭に書いておくのが無難です.

これらのファイルをダウンロードするには,従来通りこのブログの右側のコラムで “自作ソフト„ の中から個々のファイルをクリックしても良いのですが,前述のとおり,Microsoft One Drive 上に設けた IOC List 専用のフォルダからもダウンロードできます.それには,このブログ右側のコラムの最上段の “Archive„ の中の “IOC List Archive„ をクリックしてください.そうすると One Drive のフォルダに入ることができますので,あとは適当に選んでダウンロードしてください.今後は One Drive のみに集約していく予定です.


I am pleased to announce that I have posted reference files for Refsort/Ruby compiled directly from the latest IOC World Bird List v8.2. It contains 10,711 extant species, 158 extinct species and 20,055 subspecies, respectively. Please try it out, and enjoy its capability and speed.

Note that the reference file "ioclist_v82u.ref" is encoded in UTF-8 in order to retain all European accents and umlauts with complete fidelity as they are in the IOC Master List. Therefore, your input file should be encoded in UTF-8 as well, and should contain a magic comment on the top of the file such as;

#!E -*- coding: UTF-8 -*-

For those who want to use Refsort/Ruby in universal ASCII environments, I have posted another reference file "ioclist_v82a.ref" encoded in pure US-ASCII. Note that characters with accents and umlauts have been simplified to their nearest neighbors. So please be careful in particular when you refer to authorities of species.

I have also posted two reference files “ioclist_v82ju.ref” and “ioclist_v82jw.ref” (encoded in UTF-8 and Windows-31J, respectively) which include Japanese names. If you want to refer to Japanese names, please see those files. In order to sort a list properly using these reference files, you need to align the encoding of the input file to that of the reference file, and you should add a magic comment specifying the encoding of the input file in the first line of the file, such as UTF-8, US-ASCII or Windows-31J.

A master list in an Excel format containing a column of Japanese names has been posted as well. This would be more convenient.

You can download an appropriate file by clicking a link listed on the right column of this page, but you can also access files and folders built in my area of Microsoft One Drive by clicking “IOC List Archive„.

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2018/05/18

(続) Ubuntu 18.04 のインストールに手こずる

昨日の記事で Ubuntu 18.04 のインストールに手こずったことをお伝えしましたが,やはり Evince の件はどうにも納得しがたく,また Web にもそのような不具合の報告が無かったため,時間があるのをよいことに,再インストールを敢行しました.

まずは純正のソフトのみを導入していくと,日本語入力の不便さは相変わらずながらも,どれも問題なく動作します.昨日の不調は何だったんだろうと思えるほど,Evince もサクサクと動くではありませんか?

それでは,ということで,昨日何も考えずに導入した PPA をインストールしてみると,Evince が起動しない不具合が再発しました.これは,システムの標準フォントが変更されたことに伴い,一部のアプリケーションで文字がはみ出て読めなくなってしまうという不具合を改善するためのものです.原因はコイツだ!ということで,この PPA をアンインストールすると,Evince は何事もなかったかのように完璧に動きます.ということで,この PPA はボツにせざるを得ません.まあ,PPA というのは悪く言えば「野良レポジトリ」なので,よく注意して使いましょうという教訓です.もちろん大変有用なものもあり,公式レポジトリを補完する役割も果たしているので,一概に悪いと決めつけるつもりは毛頭ありません.

これ以外では,Ruby のビルド後のテストで,標準時を Locale によって切り替える際の不具合は相変わらず発生しています.太平洋の真ん中あたり,日付変更線ギリギリのタイムゾーン,具体的には UTC+14 というキリバス共和国の Locale がうまくいかないようです.これは Ubuntu の本家システムか,日本語 Remix の設定のいずれかにバグがあるのでしょう.今のところ実害はないので放置しますが,あまり気持ちの良いものではありません.

昨日書いた通り,これらの不具合は時間を経るうちに徐々に改善されていくものと思いますが,早く正常化されるにこしたことはありません.まあ,私としては LaTeX による執筆作業が最優先なので,エディタである VS code,LaTeX 本体や各種ユーティリティが動くことはすでに確認しており,あとは海路の日和を待つだけです.

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2018/05/17

Ubuntu 18.04 のインストールに手こずる

Linux の代表的ディストリビューションである Ubuntu は6か月ごとに新しい版がリリースされるのですが,それらは9か月のサポート期間しかありません.そのため半年ごとのインストールに付き合わなければならないですが,2年に1回ずつ,Long Term Support (LTS) という版がリリースされ,これは5年間のサポートが保証されています.

私は最近は専らこの LTS をインストールして使ってきました.すなわち,前回は2016年4月にリリースされた 16.04 LTS をリリース直後にインストールし,今週初めまでそれを使ってきましたが,今週火曜日になってようやく,次の LTS である 18.04 LTS の日本語 Remix 版がリリースされましたので,早速そのインストールを敢行しました.ところが予想外に手こずり,丸一日かけてようやく環境を整えることができました.

まず,インストール DVD を作成してブートしようとするのですが,これが途中でエラーとなります.PC から内臓 DVD ドライブを取っ払ってポータブル DVD ドライブを使っているのがまずいのか,それともそれをつないだ USB ポートに不具合があるのかわかりません.長い時間を費やして何度も試みた挙句ついにブートを断念.仕方なく ISO ファイルを USB スティックにコピーしてブートしてみると,こちらは実にすんなりとインストールが終了します.

早速ログインして環境を整え始めるのですが,日本語入力が変です.IME を起動してもひらがなの入力ができません.マウスで設定をいじると入力できるようになるのですが,ログアウトして再ログインすると元に戻ってしまいます.色々調べると,これはバグの可能性が高いことがわかりましたが,しばらくはこの不便さに付き合うことにしました.

Ubuntu ソフトウェアセンターからエディタ VS Code をインストールして使い始めると,なんと日本語が入力できません.何じゃ?これは?いったんアンインストールし,VS Code の Web サイトから deb パッケージを拾ってきてインストールすると,こちらはまともに動きます.Ubuntu は今回からデスクトップ環境が大きく変わったせいか,まだ十分に周辺まで整備されていない印象を持ちました.

定番のアプリやユーティリティをインストールして,従来同様 Ruby をソースファイルからビルドしましたが,テストでコケます.初めて見るエラーで,Locale によって標準時を切り替えるライブラリのうち,特定の Locale の切り替えがうまくいかないらしい.これまで使ってきた 16.04 LTS 上で同一のソースファイルを使ってビルドしたときには見たことが無いので,これはおそらく OS 側のバグ.仕方がないので,Ubuntu のリポジトリから Ruby をインストールして済ませました.

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その後,これも最近新しくなったばかりの TeX 環境 TeXLive 2018 をネットワーク経由でインストールします.こちらは非常に順調に行き,Ubuntu に今回から標準搭載されるようになった UTF-8 のフォントシリーズ Noto を使う設定も一発で動き,ソースのコンパイルも PDF ファイルの生成も順調.気分良く PDF ファイルを見ようとしたところでトラブルです.なんと Ubuntu 標準の PDF ビュワーである Evince がウンともスンともいいません.コマンドラインから起動するとコアを吐いて死んでしまいます.古い PDF も一様に見られないので,これは明らかに Evince の不具合です.仕方がないので,Evince から派生して開発されている Atril をインストールしてしのぎます.

ここまでたどり着くのにほぼ一日かかり疲れましたが,今は従来通りの作業ができるようになっています.日本語入力の切り替えは相変わらずですが.

あとひと月もすれば,不具合は解消されていき,今後2年間使い続けるに値する環境が得られると期待しています.やれやれ.

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2018/05/02

Windows 10 RS4 で Classic Shell 使えています

Win10_2018_spring

昨日,アップデートできるようになった Windows 10 RS4,通称 “Windows 10 April Update 2018 ” を早速インストールして使っています.アップデートにはかなり長い時間,30分ほどかかりましたが,アップデートが済んでしまえば,何事もなかったかのようにこれまで通り Windows 10 を使うことができてほっとしています.

今回,事前に覚悟を決めていたのは,Windows 8 の時代からお世話になっていた “Classic Shell” が使えなくなってしまうのではないかということです.作者が半年くらい前に開発継続断念を宣言しており,その理由が,Microsoft の Windows 10 開発スピードとその改訂の中身についていけないというものだったので,そろそろ使えなくなってしまうのでは?と危惧していました.

しかし,アップデートしても,Classic Shell は相変わらず使うことができて,非常にうれしく思っています.これでさらに半年間はこの環境を維持できるので,しばらくはこの使い勝手の良い環境を享受したいと思います.

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2018/03/31

Refsort/Ruby 2.92 Released

2月12日に,辞書参照型ソーティングフィルターをスクリプト言語 Ruby で実装した Refsort/Rubyの新版 v2.91 をリリースし,数か月はこのまま落ち着かせるつもりだったのですが,(過去リリースは新しいほうから順に *1 *2 *3 *4 *5 *6 *7 *8 *9 *10),Ruby 本体が3月28日に新版 2.5.1 にアップデートされたことを契機として,Refsort の小改良版 2.92 をリリースすることにしました.

今回の改訂でのユーザーにとっての変化点は,埋め込みマイルストーンの書式の変更です.これまでは,マイルストーンのレベルを表す記号列と,マイルストーン本体との間には0個以上の空白を置くというルールにしていたのですが,今回の 2.92 からは,これを1個以上の空白を置かなければならないと改めます.この改訂はマイルストーンの書式の誤りを捕捉しやすくするためのもので,従来よりも広い範囲で書式の誤りを捕捉できるようになりました.細かい実例などはユーザーズガイドに書きましたので,ご覧ください.

このルールの改訂により,古い辞書ファイルの中には書式エラーとなるものが出てくると想定されますが,このルール改訂は至極単純なものなので,エディタの置換機能などを使って簡単に修正できると思います.また,私が2018年以降にリリースしている辞書ファイルは,すでにこのルールに則っていますので,修正は不要です.

ユーザーズガイドも改訂しましたので,同時にアップロードします.これで様々な改訂は一段落したと思いますので,今度こそ当分の間はこの版で運用したいと思います.

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